コロナウイルスで絶賛本業大打撃、
遊津場です。
まずは2月23日の自主企画、
『ゆつばバーン!』に来てくださった皆様、出演者様、小池さん始め渋谷CRAWLスタッフの皆様、ほんとうにほんとうにありがとうございます。
あと1週ズレてたら開催できない雰囲気だったかもしれませんよね。
そう思うとより尊く思えるし、実際開場から常に人がいてくださって、
企画者としてお客様にも出演者様にも刺激的な日になった可能性があったと信じてもいいかなと思います。
手洗いうがいはちゃんとされました?
その開催までに至る行程をブログにしてもいいかなと思ったんですが、
本当に幸せなイベントだったからか、簡単に手の内を晒したくないなと、今は思ってます(笑)
ググったらやり方とか出てくるんでね。でも聞いてみたいことは全然聞いてください。役立たずかもですが(笑)
そしてAWAのオフィシャルユーザーに選ばれました!
これはただただ驚き。AWAが僕に価値を見いだしてくれるとは。
僕なりのぶれない軸は何本かあるので、今後もそれを信じて、邦ロックを書いていきたいですね。頑張ります!
それでは、今年も月間ベストソングと月間先取りアーティストを紹介していきます!
それぞれ大賞も選ぶよ!
月間ベストソング大賞!
まずはいいと思った曲。
大賞は最後です!
○Lucky Kilimanjaro『Drawing!』
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筆を持って踊りたくなる。
それだけじゃなく、頭の中のイメージは自由で良いことを気付かせる切り換えへの準備時間を与えるリリックセンスが、誰にとっても優しく、かつ勇気に変わる。
なるほど、好かれるわけだ。
◯KALMA『これでいいんだ』
◯リュックと添い寝ごはん『青春日記』
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勢いのある10代バンドの代表格が、
先月はMVを公開している。(あとクジラ夜の街も)
KALMAはシンプルな若さ溢れる歌かと思ってたら、いつの間にか驚くくらい近くまで来て鳴ってることに気付く。
しかしそのパーソナルスペースにいることをリスナーもすぐ許してしまう。この歌の人懐っこさは才能だ。
リュックと添い寝ごはんは聴く卒業アルバム。
その個人個人の心を開く才能がすごい。
そしてそこに力強いエールを送ることができるのが、これからバンドマンとして多くの人に届けていく決意にも思えて、さらに励まされた。
◯ナユタン星人『パラレリズム恋心』
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ボカロだからこそ許される合いの手や数式や数式名詞の歌詞化。それを引き立てるイラストMV。そことエモいラブソング感のその配分が好き。
ボカロの歌声だからこそ無機質な言葉と感情的な言葉のテンションを、聴き手が選ぶことができて、そこの楽しみを増幅させる技術がすごいなぁって。
◯羊文学『人間だった』
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セカオワやRADWIMPSが好きな人に聴いてほしいなぁ。
これらのバンドが持つ神や自然に対して「ドキッ」とした歌詞を提供してくれるし、自然体ながらもミステリアスなムードが、最近の若手バンド分からない人にも、これは好まれる。
『1999』でかなり広まってきたし、下半期はかなり上に行ってるかも。
◯04 Limited Sazabys『Jumper』
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04 Limited Sazabysはにわかながらも変わらなさがありながら、毎回飽きさせないし、今のファン以外にも届く引き出しをずっと考えてるよなぁ。
過去にも早口でレーザー感の曲あるんだろうけど、進化は絶対してることが伝わってしまう。
◯YUTORI-SEDAI『君と音楽』
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ガチのイケメンと美女を一番活かせるMVとなのに、一番イカしてるのは歌のストーリーと優しくも場数を感じさせるバンドだったパターン。
彼ら辺りの立ち位置のバンドに追い風が吹きそうな予感がしてる。
◯Tempalay『大東京万博』
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奇想天外で柔軟な発想や、スタイルも何もかもごった煮しても、
その根底はただひたすらにこの世に溢れる人生を面白くあろうとさせてくれることが伝わった。
そんなどこまでもピュアなバンドだから、特殊だとしてもどんな場所でも連れていきたいし、邦ロックシーンと様々な界隈の架け橋にさらになっていくんだろうなぁと思う。
◯藍色イマージュ『グッド・バイ』
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星間飛行を思わすような雄大なロックサウンドに合ったセンスのある歌詞が、届きそうで届かない距離をこれでもかと感じさせ……いや彼らと同年代が聴いたら刺さりすぎて、心穴だらけでしょ。
過去紹介させていただいた、穴場のオススメギターロックです。
そして、今月のベストソング大賞は……
リーガルリリー『1997』!
1月から聴いてはいたんだけど、
聴けば聴くほど「私は私の世界の実験台」「片道切符」といった言葉に目を避けてしまうようなリアルの怖さを滲ませながら、
でも、それをほどよくファンシーとロックに包む、そのリーガルリリーにしかできない所業にいよいよ違う世界線歩む姿がハッキリ見えてきた1曲。
彼女達をガールズバンドと呼ぶのは似合わなくなってきたし、
むしろ女王蜂とか、そこら辺に似たシンパシーさえある。
30才に彼女達がなったとき、どんな目で日本見てるか気になるな……
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
今回、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の7組です。
- crap clap
- でかくてまるい。
- The Chain Ups
- Laughing Hick
- TEAR
- chillspot
- 破滅ロマンス
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
でかくてまるい。!
「とける。/でかくてまるい。」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/3f5257f810e86e8e7c19d9260f4506bd3c52d1d01a2e85a6fc27d34bd6a799a1
#eggsmu #nowplaying @Dekamaru552<紹介ツイート再掲>
信頼する北海道のイベンターから紹介され、UMEILOのギターDAICHIさんもRTした新たな高校生バンドは、とんでもなく甘くてヤバい。この歌がソフトクリームなら毎日でも食える
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2020年2月9日
で、ソフトクリームは言わずもがなコーンも大事なんだけど、時に甘く、時に小気味良く引き立たせるサウンドもとても快感です https://t.co/0ErM4lb9D2
☆さらに深めてみる
この伸びやかで甘い歌声と頭に残る言葉達に最後まで魅了されました。
でもそこには的確なロックサウンドがあって、なるほどUMEILOやKALMAなど、北海道の先輩達が注目するのも分かる。(かく言う僕も北海道のイベンターさんから教えてもらいました。さすが)
他のバンドじゃ彩れない歌を作っていく期待感。最近メンバー脱退もあったけど、その繊細さを再び活かしてくれるメンバーに日々の生活の中で出会って無理のない範囲で活動してほしいです!
今月は悩みました。同じ10代のchillspotも独創的で大爆発の予感がする。
The Chain Ups、破滅ロマンス、Laughing Hickは実力をメキメキ伸ばして、なかなかに強力な武器を作りそうだし、TEARも幅広く好かれるアーティスト像が見える。
今月も先取り様でした!