オリンピアンに年下めっちゃ増えたやん。
遊津場です。
7月は意外にも初めて見放題に行きました。
見たライブどれも良かったんですが、CASANOVA FISHと時速36kmが本当に抜けてたと思います。
スペースではそんな見たライブの感想を言葉で共有し合えて。これが本来のネットの繋がりな気がしました。
ただまた8月から緊急事態宣言が拡大して、イベント組みが大変になりそう。音楽ライブはもちろん甲子園大丈夫なんかな…という気持ちもあります。一応兵庫県も今はまん防だけども。
まずは一人一人が熱中症にならないことも大切ですね。このブログに気になったアーティストをまずは家で音源を聴いてみてください。それでは、どうぞ!
月間ベストソング大賞!
大賞というか最もピックアップする1曲は最後です。
◯Hump Back『番狂わせ』
→
楽しそう。というか今が一番青春をしているような曲で、Hump Backとしてまた一つステージが上がりそうなタイミングで、こういう明るくノリの良い曲なのがなんか良い。
チャレンジャーでありながら、一人一人を巻き込んでいく姿勢は変わらない。Hump Backが息の長いバンドでやっていくことの証明になる1曲になるだろう。
◯崎山蒼志『嘘じゃない』
→
英語タイトルは『Believe』ってのもいいな。
ヒロアカ主題歌ということでどんなテンションかと思ってたけど、なんともシンフォニックかつピュア。ヒロアカが正統派なジャンプ作品ながらも、一筋縄ではいかないハードなメッセージを持つ作品であることも、この1曲で分かる。
崎山独特の震えるようなボーカルは、特にCメロでは今まで以上の昂りを見せて、闇を掻き消す。「必ず」という歌詞がここまで信頼度を持っている曲も珍しいかも。
◯ハンブレッダーズ『ワールドイズマイン』
→
真っ直ぐな前向きサウンド×ひねくれと想像力で戦うムツムロ節。さらにド派手なエレキギター。
ハンブレッダーズにしか出せないヒーロー像がカッコいい。ハンブレはどんどん大きくなるし、ムツムロさんも明らかに体が変わってるけど、曲の視点はインディーズ初期から変わらない一貫性があるから、どのタイミングでもリスナーが入りやすい。
◯かたこと『ラブ&ポップ』
→
若手バンドの中でも爽やかさで一個ポジションを手に入れたんじゃないかって思わせる1曲。白フェスでもトリというのにも強さを感じる。
あと歌詞もおしゃれなんだよね。この上昇気流しか感じない嘘偽りないラブ&ポップの固まりのロック。なんか聴いてるだけでこの夏の主人公になれる。
◯文藝天国『シュノーケル』
→
匿名性と透明感を合わせた女性ボーカルに繊細なロックサウンドが光ってたこのバンド。
あと1歩抜け出したら面白いことになりそうだなとはおもってたんだけど、3歩くらい行ったやん。
入り込む繊細な歌詞の中に思わず口遊みたくなるサビも入れた。この言葉のリズムと世界観と美しさと映像が完全リンク。メンバーは歌と作詞曲と絵で分かれてるけど、これをスタンダードにする1組になるかも。
◯眉村ちあき『individual』
→
元々不規則な展開の曲は好きだけど、この曲もだけどポップさと大衆性を兼ね備えていて、フェス開くなら絶対欲しいシンガーと思いました。
「女・岡崎体育」とも呼ばれるけど、また一つ大きなタイアップでもあったら、そのイメージも簡単に変えてくるだろう。せーの、ボーン!
◯時速36km『アンラッキーハッピーエンドロール』
→
説明不要。ただただアルバムが楽しみ。
そして先月のベストピックアップな1曲は…
チョーキューメイ『落下星』!
まずこのEPの5曲全部いい。
特にこの『落下星』と『コウ』。
ギターレスによって生まれた枠が取れた自由なサウンドと感情のタガが外れて曲の物語に憑依するボーカルの表現力。
七夕にピッタリな祈りを込めて「繋いだ手離さないで」はグッとくる。
『コウ』には童話のヒロインの成長物語のようなシンデレラソング。
それこそ崎山蒼志好きな人にもシンパシーがあるはすだ。
優しさやユーモアがあるけどポップではなく、まるで謎の惑星が迫ってくるワクワクドキドキ感。
さぁ「チョーキューメイを聴きましょう」
月間先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の6組です。
- Piece of Works
- HIZAKURIGE
- 帝国喫茶
- Chevon
- 音速ばばあ
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
Chevon!
<紹介ツイート再掲>
<さらに深めてみる>羊頭狗肉とはまるで逆
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2021年7月18日
堂々と羊の頭を掲げて、中身はさらに上質でジューシーな2曲が準備されています。ネット越しの遠くにも届くし、近くでその立ち回りも見たくなる雰囲気
バンドメンバーだけでなく様々な北海道のメンバーと作り上げているようで、また違う角度から音楽シーンに攻めてきそう https://t.co/aQkZEBwWHs
まず羊とヤギを間違えてレビューしてます。ごめんなさい。
しかし本当に詰まってる中身がかなり濃くていい。バンドサウンドとしても、歌い手のようなオンライン活動としても、北海道というローカルな魅力としてもあって、群雄割拠な各シーンの中でも存在感を示すと思いました。
今の曲のイメージだけでは語れないような畳み掛ける力とクリエイティブに期待です!
北海道がそうなら、大阪の帝国喫茶も同じようにいろんなシーンで輝く魅力で溢れてる。7日のライブで見れる予定なので楽しみ。
その他の4組も強い武器を持つロックバンドって感じで、重い轟音の二月革命、ポップなPiece of Works、パンクなHIZAKURIGE、淡々としながら高い攻撃力を見せる音速ばばあ。
どれも同じタイプの先輩バンドを喰ってしまいながら全国に羽ばたく魅力を持っています!
今月も先取り様でした!