この活動やっていて、よく聞かれることランキング1位は「どうやってバンド探しているの？」なんですが、それは別にいいじゃない。
ただ前からよく思うのが「良い若手バンドには良いクリエーターが集まる」ということ。
つまり良い若手バンド追っていると、「よくお名前見るなぁ」というMV監督も分かるのです！
こういうスタンスなので、4年前にも1度そういうまとめを作っています。
そして世はさらにサブスクが周り、MVのコスパタイパ問題は常に付き纏う。
TikTokの影響で動画を見る回数やコンテンツの重要性は増えたかも知れないけど、
最近のXの1秒動画の組み合わせ、なんじゃアレ？
履き違えているバンドいるじゃろ？
ということでこんな時代でも、
何分でも捧げたくなるような若手バンドのMVを撮っている方の2024年版です！
どうぞ！（敬称略）
タオカスグル
トンボコープを筆頭に、NEE、berry meet、クジラ夜の街、黒子首、DeNeel、Organic Callなどなど、まぁ若手バンドの側に、この監督ありだと思ってます。
実際ヒットしたMVも多い。
出身は山口でいらっしゃるんだ。
その曲のコンセプトをガッツリ掴みながら、
隙のない作品が多いという勝手なイメージから、
なんとなくすごくスマートなシティーボーイだと勝手に感じてましたが、
しっかり同じ目線で一緒にバンドとここから羽ばたいていくぞ！という感じが若手バンドと合っているのでしょうか。
それがスマートなプロフェショナル感がありながら、若い勢いや感情はそのまま映像に残っている秘密なのかもしれません。
若手バンドをさらに応援したくなるMVを作られています。
☆個人的オススメMV
NEE『泣いとけば良かった』
トンボコープ『嘘だって』
berry meet『月が綺麗だって』
えす郎
ポンツクピーヤの印象が僕は強いですが、多くの関西のバンドのMVを作成。
若手だけでなく、夜の本気ダンスや愛はズボーンといった実績のある実力派とも関わる。
その曲やバンドの熱量もストーリーもカッコ良さもダイレクトに伝わってくる中で、
どことなく親しみやすさも感じさせるMVが多い印象です。ビールが似合うというか。
専門的なことは分かりませんが、ロケーション選びの上手さだったり、景色と音楽のマッチが上手かったりするのでしょうか。
関西特有のインディーロックにも、ギターロックにも、POPにも、界隈関わらず映像面で活躍されていく姿が想像できます。
☆個人的オススメMV
ポンツクピーヤ『忘れんぼ』
フリージアン『空想新星』
grating hunny『音楽準備室』
瀧川まどか
606号室、レトロマイガール！！、夕方と猫、センチメンタルリリーなど、
関西若手バンドのPOPな曲とのMVがハマっている印象のある方。
いろんなジャンルやシチュエーションでの、青春味のキュートさが爆発している。
次世代POPバンドのMV監督がこの方なら勝手に期待しちゃう。
と思ったら、UKっぽいブランデー戦記『Kids』のMVにも携わってるし、ライブ動画は熱い。
バイハンやRe:nameの大事な場面にも立ち会って収めてる。
大事な関西遠征のバンドにも選ばれていきそう。
他の方から聞きましたが、同年代の映像関係者も切磋琢磨しているらしいし、
ライブハウスから関西のカルチャーレベルも上がればいいなと思ってます！
☆個人的オススメMV
夕方と猫『ランナウェイ！！』
606号室『おとぎ話』
センチメンタルリリー『パラレルストーリー』
汐留シユ
超☆社会的サンダルを筆頭に、毎晩揺れてスカート、少女脱兎、
最近はついに憧れの大森靖子のMV公募で採用されている、
恐らく今一番女性の味方になるような”強いピンク”を表現できる方というイメージです。
しかし、こう書くとエログロやあえてセピアなピンクなMVばかりのイメージかもしれないけど、
熱さをそのままパッケージしたライブ動画も沢山あるし、
この方の作品を見ていると、真に加工して作る可愛さは逆に無修正な本質を感じられて、
ライブ動画と同じような熱量があるんだと思いました。
なので今は極樂万博やアンと私のようなキャラクター性も強いバンドとの親和性が高いけど、
ちゃんと楽曲やライブの強さがあるバンドであれば、間違いなく親和するだろうなとも思います。
現にamanojacやマイナスジジョウ、ヨルノピクニックなんかももう撮られてるし。
内なる強さがうまいこと伝わってないバンドをどんどん引き出してほしい。
☆個人的オススメMV
超☆社会的サンダル『可愛いユナちゃん』
毎晩揺れてスカート『僕たちは無傷だ』
極樂万博『ネクスト・ラブ』
ひらさか
bokula.やBlue Mashの作品と言えば、この方と言っていいでしょう。
昨年ヒットしたパーカーズの『運命の人』やねぐせ。『日常革命』、
さらに若手シーンでも本当に最前線のma℃isterやメとメのMVも担当。
ちゃんとMV伸びてるしすごい。
そもそもご本人も精力的にバンド活動されているし（今年からなんかすごくアクの強いバンド）、
一体その中でなんでこんな話題のMV作れてるのか。ゆえの現場からの信頼もあるでしょう。もっと去年話せばよかったな。
ユーモア溢れるものから、センチメンタル溢れるものまで、等身大のままに主人公&ヒロイン感が強く出てるので、キャストにとってもプラスになりそう。
映画撮ったら誰が主題歌するんだろう。
☆個人的オススメMV
Blue Mash『マーガレット』
メとメ『過去たらし』
The Rusted Crown『Saturday』
まとめ
この活動しても、映像のことは詳しくならないので「〜感」とか「でしょう」ばかりでしたが…
でもクレジット名前見て少しテンションが上がって、フルで見ようという気が上がるのは本当です。
なので概要欄にクレジットは書いてください。
マジで。
なんでも一人でできる時代だからこそ、
いろんな人の手が加わるMVの素敵さって増しているなぁとも思います。
ひょっとしたらAIの画像生成の発達で、それなりのMV作品はできるのかもしれませんが、
やっぱり超えられないんじゃないかと思いますよ。
というか受け取り手の意識なのかも。
なんかきっかけになれば幸いです。
では、この辺で。
