暑くなっても半袖半ズボン絶対履かないでお馴染み、遊津場です。
フェス会場でディッキ履いてなかったら僕なんで、そんな人見かけたら手当たり次第「遊津場さんですか?」と声かけてください。どうなってもしらんけど。
5月はぼっちぼろまるさんにインタビューしたり、コラボ企画の話いただいたり、他にもこのアカウントしてなきゃ会えない人に会ったり、ライブには行けてないんですけど、すごく音楽に関わった月でした!
あと今月すごく嬉しかったのは、
僕がタグ企画で合ってそうなバンドを教えたら、気に入ってくれて、そのバンドの曲を「弾いてみた」動画にしてくれてる方がいて、
いや、その子とそのバンドが産んだものなんだけど、0.1%は関わったのかと思うと、意味あることできたんだなー!って気分になりました。
まぁあのバンド実際いいもんね。
そんな中で見つけた、
今月聴いた全楽曲の中でのベストソングと、
今月の厳選した紹介バンドの中でも、
最も期待したいバンドを、
授賞式方式で紹介します!
今年はジャイガに行こうかな。
◇月間ベストソング大賞!!
個人的に私が先月聴いた全楽曲の中で、
一番「半端ねぇ!」と思った楽曲に対するプライズ!
あと次点で気になった曲も数曲!
今月は…
シベリアンフィッシュツリー「贅沢症」!!
元々先取り紹介したバンドの新曲です!
シベリアンフィッシュツリー 「贅沢症」MV - YouTube
今、reGretGirlとか、Mr.Nutsとか、the shes goneとか、ハンブレッダーズとか、
詞の強いバンドがかなり伸びてる印象があるんだけど、そこに匹敵するレベル。
ただその詞はメッセージが見え隠れしてる感じで、キャッチーとは言えない。
でもそれは何か自分にも通ずるところがある気がして読み解きたくてたまらない、脳ミソが引き寄せられる歌詞だ。
そこに収束と解放を繰り返す、メリハリのついたギターサウンド。これによって本能が余計に刺激される。
本人達はいたってマイペースに歌ってるように見えるが、約4分に様々な魔法が散りばめられており、こちとら深夜の道路を駆け出したくなる。そんな歌だ。
マジでシベリアンフィッシュツリーは、いつの間にかメジャーデビューして、クールにシーンを掻き乱してもおかしくない。
☆その他の先月の注目楽曲☆
・ナードマグネット「FREAKS & GEEKS」
→
欠点のない高レベルロック。
元々ナードマグネットは聴いていてストレスが全く感じられないくらい、気持ちの良い聴き心地を誇るバンドだが、今回はその気持ち良さが爆発している。ふかふかの布団の上で弾みたくなる。
ロックが好きになるロック。
→
前々からsumikaが好きな人は好きだと思ってる。
特にこの曲は持ち前のエンターテイメント性とメッセージ性が高いレベルで引き立て合っており、聴いたらあなたのモヤモヤを場外ホームランできる。
・ぼっちぼろまる「うたうぼっちのテーマ」
→
公開は4月でその時点でも良い曲だと思ってたけど、インタビューもあって改めて聴くと、ぼっちぼろまるの振り幅に改めて驚いた曲。
「タンタカタンタンタンタンメン」のような曲に惹かれなかった人も、この曲には問答無用なはず。
ぜひ皆さん、インタビューも読んでね!
・GYARI「何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン」
→
約500万回再生されているボカロ曲。
今更知りました…(Twitterのネタかと思ってた)
でも話題になるのも分かる。
今のボカロなどのネット音楽シーンはカッコよくなりすぎて、普通に人間のボーカリストや凄腕プレイヤーを従えて、それこそ邦ロックとの差がなんら変わらなくなってきているけど、
このくだらないけどクセになる、才能の無駄遣い感というのはボカロでないと出せない。
「そういえばボカロはこういう楽しみ方ができる音楽だった」と思った。
・ハルカミライ「それいけステアーズ」
→
僕の中でのハルカミライの印象が変わった曲。
等身大なんて、ありきたりな表現だけど、
その等身大を様々な角度から見ていて、さらに人を勇気付けられることができた曲。
→
シベリアンフィッシュツリーにも魔法を使えるバンドと言ったけど、シベリアンフィッシュツリーがホグワーツ邦ロック魔法学校1年生のエースだとしたら、ストレイテナーは今、邦ロック魔法学校学年主任くらいか。
ロックチューンもミドルチューンも間の美しさが常軌を逸している。
実はそこまで僕も知らないけれど、それがストレイテナーの魅力であり、多分60歳になっても今の立ち位置と変わらずいられるバンドなんだろうなと感じた1曲。
◇月間ベスト先取りバンド大賞!
先月、これクル先取りバンドとして紹介したのは、
以下の6組です。
- OKOJO
- カムラミカウ
- SonoSheet
- chick in wisteria
- Fow two.
- グスタフの寝癖
この精鋭(誰目線じゃ)の中から、特に期待したい先月のバンドは……
chick in wisteria!!!
人生で一番「え、あ、はい」な受賞、おめでとうございます!
chick in wisteria - おやすみ 【Music Video】 - YouTube
☆紹介ツイートはこちら
曲中で静かにガタンコトン歌い出した時、「ん?」と思ったが、その後繰り出されたのは全てのバンド好きが心を掴まれる衝動的に響く歌声と楽器。そして最後「おやすみ」。これはロックシーンの真ん中で鳴らなければならない「静と動」。お見逸れしました
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2018年5月16日
君”だけ”の心の痛みに的確に届くロックを、是非 https://t.co/dKi834DxU7
<さらに紹介を深化させてみる>
climbgrowのような黒のカッコよさと、Saucy Dogの優しさを足して2で割ったような曲であった。
3分半でドカーン!と来て、余韻を残して帰る。
このバンドは「ありきたり」というところに対し、少し思い入れがあるのだろうか。
どう頑張っても、そういう道を通らざるをえないことを、しっかりと受け入れてるからこそバンドのエネルギーが他より強いのかもしれない。覚悟が石をも穿っている。
変に気取らないスタイルは、今後多くの人の心を打つと思いました!
てかこの曲から打つよ!心!
その他にも実力派が組んだ新バンドOKOJO、米津玄師・ぼくりりを彷彿とさせたカムラミカウ、新次元のニューエイジというフレーズがぴったりのFow two.など、どれもオススメ!
あなたに合うのはどれだ。
授賞式という名の締め
シベリアンフィッシュツリーには、ハリーポッターと賢者の石のDVDを、
chick in wisteriaには、バス移動とかで首に巻いて使う枕を、プレゼントする気概でいます(するとは言ってない)。
今月は過去に紹介したバンドの新曲がどれも良かったですね。
まぁもう1年前に取り上げたバンドも増えましたから、右肩上がりに成長しているバンドが多くて、今のところ面目躍如と言えば、面目躍如であるような気がしないでもないと超小声で言えます。
そろそろ夏場の新人コンテストも活性化しているので、注目株を探していきマンモス。
それでは、この辺で。
マンモス?気にするな。