邦ロック最前線情報局

元地方勢の目線から、邦ロックの最前線を

遊津場pre.月間ベストソング大賞!~2023年1月


いまだに初夢キャンペーンをしてるCMを見た。
遊津場です。
改めまして今年もよろしくお願いします!

お察しのとおり、まずは企画です!
全組揃いました!やっふい!

12月の発表からDAYBAGが加わり、
次の"ちょっとクセのあるポップバンド"を知りたいなら、本当にこの企画来たら良いと思います。
ポップっぽく感じて、実はジャンル不透明さもある5組です。2/18は渋谷CRAWLでお待ちしてます!

これバズや関ジャムも終わり、大型フェスの出演者も続々解禁され、いよいよ音楽シーンが始まってます。
では、遅れないように、先月のベストソングと先取りアーティストを見ていきましょう!

January's Good Songs!!

【さすがのバンド部門】


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ヤバイTシャツ屋さん『hurray』

応援歌は沢山あれど、バンドマンの歌う「フレー!フレー!」は初めて聴いたし、ヤバTならではのキャラクターと男女ツインボーカルだからかも。
もちろん元気出ます。


おいしくるメロンパン夜顔

なんかゴリゴリさ増してない…?他の追随を許さないスリーピースの方向へ向かってるような。
画面上でこんな奥行き感じてるから、生で見たら半端ないよな。
ナカシマさんの詩世界にドップリハマる人はまだまだ増えそう。


◯ハンブレッダーズ『またね』

歌詞が良すぎる。
友達になれないはずなんてないだろ。
わりとMVはユーモラスね。
多分スピッツの道を歩むのはハンブレ。


◯礼賛『TRUMAN』

HIPHOPな大人ロックの満点すぎる。
しかもサーヤが言うことで説得力も増すことや、不気味な谷が見えるくらい完成度が高いこと。
それすら折り込み済みかな…。いろいろ準備してるのでは。


【今抑えておきたい!若手アーティスト部門】


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◯Rudo『period』

少しの沈黙を経て、全国区への狼煙を上げ始めたRudoの1st Albumから先行して。
自然体なロックスタンダードの系譜ながら、どのようなジャンルの、どのような世代のリスナーにも「カッコいい」が刺さる。
目立ちはしないけど、昨年の『象る』も名曲で、安定して評価を上げている。今知っとこうよ。


◯the pullovers『むてきのふたり』

シンプルかつ、怒涛。
言葉というものは、まだここまで想いを吸収するのかと。
曲は随所に落ち着く箇所があるんだけど、よりそこが冷静さを失わさせるポイントになっていて、感情は休まることがない。
そしてクライマックス。
むてきは、すてきやん。


【Solo部門】


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◯マハラージャン『くらえ!テレパシー』

クセになる日本語のチョイスを、コミカルなロックサウンドにふんだんにまぶしながら、サビでズバッと純愛を伝えるフレーズが強調されるこの感じは、少し10年代の邦ロックも感じて、新しくも懐かしい。僕ら世代が聴いてきた邦ロックはマハラージャンが伝承してくれる。


◯ももすももす『エソア』

どうしたってくらい、不安定な感情も全てさらけ出したようなロックチューン。最近メランコリック写楽のこともつぶやくよね。そのメラシャラが今まで続いてたとしたら、こういう曲出してたかもと思った。


水曜日のカンパネラ赤ずきん

『エンジン』が話題だけど、全然こっちが好き。
というかもうこれ1人コント「今時の赤ずきん」。普通に面白い。

コムアイ時代から好きだけど、多分詩羽さんはツッコミ気質なんだろうね。それが新しい水カンになってるような。


月間ベスト先取りアーティスト大賞!


先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の9組です。

  • hardnuts
  • 青とフーカ
  • No.MEN
  • ANOMA
  • GREEN GIRL
  • WTSKZ
  • 短編画廊

このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……





ハニカム


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<紹介ツイート再掲>

☆もっと深めてみる

寝屋川という骨太で胸が熱くなるロックバンドが何組も生まれた地から、また新世代が登場しました。多分まだ10代。
ただそれで、先輩方と似たような感じだったら、そこまで惹かれなかったかも。
まだ個性は研いでいる最中だろうけど、なんかそのハニカムという名前に通ずるような、無意識な温かみみたいなのもあるような気がして、『君の台詞』のようなバラード調の曲もしっかり響きました。
ただのライブバンドとは、ちょっと違う一面がありそうで、期待します。

ライブが見てみたいで言うと、岡山のGREEN GIRL。岡山も今次々と出てきてるからね。同じ大阪の青とフーカも曲に気持ちが乗っていて魅力的。
高校生バンドドウガネブイブイも、この代を引っ張る存在になるかも。ANOMAと短編画廊、No.MENは、きっかけがあればバズりそう。印象的な音楽を鳴らします。
同世代にはhardnuts聴いてほしい…!これぞロックがあります。


今月も先取り様でした!

あーとーがーきー


今年は時代の転換期となる、熱い年になる!気がする!