今年の巨人はなかなか不遇。
遊津場です。
先月はずっと見たかったbokula.とNEEのライブを見ることができました。
NEEはその後メジャーデビューを発表。くぅさんが大阪で「これ言っちゃっていいかな…」って言ってたMCはこれだったんだろうな。新曲の配信は言っちゃってたけど。
その後また緊急事態宣言が出て、昨日の梅田のサーキットライブは無くなっちゃった。スリマが見たかったな。プロ野球も無観客になっちゃったし、GWは大人しく過ごすことになりそうです。
そんなGWのお供になりそうな先月の注目曲と先取りアーティストを紹介します!
月間ベストソング大賞!
この4月に心に刺さった曲です!
大賞は最後に…
◯ペルシカリア『離愁』
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Eggsランキングをもう数年毎週追っているので、もちろん存在は知ってたけども、そのイメージと全然違うじゃん…なライブ動画。すげぇ好きなエグさだ。これ聴いてからは他の曲のイメージも変わった。
ワードチョイスもリズムも面白さもあるのにナイフのように鋭い。ここからさらに進んでいくのが楽しみだ。
◯[Alexandros]『閃光』
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『風になって』もそうだけど、シンプルなカッコよさを歌わせたらやっぱり右に出る者はいないなと思わせる1曲。『閃光』という言葉自体がクールだからハードルも高いけど、難なくと。
日本語と英詩の組み合わせ方、力強い歌声とハイトーンの組み合わせ方。なかなか付いてくる新星は出ない。
◯Hakubi『道化師にはなれない』
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今まで顔を隠してたのが嘘なくらい表情でも魅せるMVでした。
今までのHakubiだったら抱え込んでたような呪縛でも疾風怒濤に切り裂いていて、ヒーロー性の高い1曲になった。アニメで言うなら3期くらいかな。
変わらぬバンドサウンドは軸に、ちょっと違う音も入ってきて進化してる。
◯cadode『三行半』
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これは5分くらいあっても聴けるバラード。もっとそのドロドロを見せてほしいと思える。MVの手の使い方も怖良かった。
歌い方も特徴的だけど綺麗で。歌でも曲でもミュージカルの曲とかしていきそうなバンド。
◯フレデリック『名悪役』
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突然迷路に誘うような強気で緩急自在のサウンドに、ラブソングでも負けん気の強いリリックが実にフレデリックらしい1曲。なんかもうタイトルから期待させるよね。
FM802での『春は溶けて』でもそうだけど、健司さんの歌声がなんかまた色っぽくなった気がする。
◯ユアネス『Alles Liebe』
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秒針の音から何までズルい。ピアノロックは増えてるけど、ストリングスがここまで似合うバンドはまだ出ていなくて、ちょっと別のステージにいると思う。
ユアネスの柔らかい描画された水彩絵具のような歌の世界観が溶けきれなかった思い出達をまた型どっていく。科学では構成できない1曲。
◯古墳シスターズ『メロディー』
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売れ音楽を考察する音楽マーケターとか言う人達に「じゃあこれの何が響かないの?」ってなる。ひょっとしたら青春パンクにはありがちだとしても、潮騒の中から優しい声を優しく探すこの姿は唯一無二だし、統計上の音楽にはならない。
◯ルサンチマン『memento』
◯Lucky Kilimanjaro『DAILY BOP』
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先月とても良かったアルバム2枚です。
ルサンチマンはサウンドとかじゃなく、存在がもうオルタナティブというか、不規則なツーシームが打者の胸元にバシバシ決まっていく。これからもその持ち味を消さないでほしい。
ラッキリはもう確実に言葉とリズムを置いていく正確無比な感じ。触れたら没入感がすごく、じんわりもダンシングも思いのままにさせられた。
さぁそして今月のベストソングは…
sumika『Shake&Shake』!
もう行き交う全ての人が破顔一笑。ニコニコとかじゃなく声をあげて笑ってしまう。
パーティーソングでも『Lovers』『フィクション』からさらに照度を数段上に上げていて、でもクレージーにはなってないからただだだ圧巻。
しかも制限がないというか、クリスマスでも夏祭りでも結婚式でも入学式でも使えるというか、もちろんこんな暗い世の中でも負けない「今」を信じ抜く無敵の光の歌でした。
月間先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の9組です。
- The right
- Looibos
- Sleepless Sheep
- Fusee
- ヤマトコリンズ
- フミンニッキ
- parole
- Unpleasants
春は特に若いしちょっと多め。
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
茉莉花!
<紹介ツイート再掲>
音源も魅力的だけど、それ以上にデータや画面上の感触だけでは収まりきらない雰囲気がライブ予定などにも現れ始めたので個人的に満を持して
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2021年4月6日
そう思って改めてライブ映像とか見てしまうと、もういろんな本物と合わせたライブを見てみたくなる衝動が加速
1月の配信ライブの3曲目かなり好き https://t.co/dtNnmzHe0G
☆もっと深めてみる
派手さとかはなくても「ロックバンドだなぁ」という力強さが聴くたびに強くなる。きっとライブを見たらもっと味わい深くなるんだろうなという説得力を持ち合わせてる雰囲気がある。
今後も彼らを若さだけで括るのはセンスないと思わせる曲とライブをしていくだろう。とはいえいろんな進路選択の年齢ではあると思うので、焦らずじっくりと周りに関係なく決めてほしいです!
さらに若いフミンニッキとUnpleasantsもすげぇ引き寄せられるセンスがあるけれど、自分達のペースでの活動を見ていきたいと思います!
paroleは突然出てきた新星。Sleepless SheepとLooibosもだけどオシャレに+一癖あるのが魅力的。
今月も先取り様でした!
あーとーがーきー
5月に入って大阪の夏フェス以来のビバラとJAPAN JAMという大型フェスが開催し、これはこれは目が離せない月になるでしょう。
いろんな悪意も目にするかもしれませんが、一喜一憂せず最終結果を待ちましょう。
僕は僕でもっと小さなイベントに光を当てる企画をヂラフマガジンさんと始めました。ありがたいことに何件か取り上げてほしいとイベントの声は集まっています。
こちらも注目いただけると幸いです!
それでは、この辺で。