邦ロック最前線情報局

元地方勢の目線から、邦ロックの最前線を

未確認フェスティバル2019ファイナリスト勝手に紹介

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必ずスターがいるんです(川平慈英風)
※紹介はラジオでの発表順

ヒライ

今、最も拳の似合うポップロックの担い手

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「革命前夜/ヒライス」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/d4529cd38004c97cce6c2e3be3a9c9b8c7c34ad585144b92626d05ead4342961
#eggsmu #nowplaying @hiraeth__info


とにかく体を突き動かすサウンドが武器。あれは老若男女問わない。人の力を呼び覚ますそれ。肌荒れに悩む人は細胞若返るから聴いてほしい。

山梨という地から一直線にその輝きを新木場まで届けに来た。
その光は25日、新木場を突き抜け、日本列島を覆っていくか。


あるくとーーふ

長野発、奇天烈メルヘンおもちゃ箱

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「悪役のはなし/あるくとーーふ」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/28bbff0c7335298a384b69d1229111fb327ae8e8bed848805bcff15018b572c9
#eggsmu #nowplaying @ARKTH5


前述のヒライスと同じ、地方のキーボード含めた5人組バンドだが、そのキャラクターは全然違う。

みんなを引っ張っていくというより、全員に赤い靴を渡して、心骨まで染めてダンスパーティをさせるような小悪魔的童話世界。

そこに垣間見える少年少女の叫びに気付いたら、もうハマっている。


Bamboo

令和に広がる、新たな音楽の空


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Bamboo 「ウタウタイ」 - YouTube


最初は「太陽のような存在のバンド」と書いてたんだけど、
ジロッケンを見て、公開されたライブ動画を聴いて、太陽だけじゃなく、雨雲や強い風の日、美しい月まで表現できるバンドなんだなと思い、空というフレーズにしました。

高い前評判にもペースを乱さず、ここまで来た。果たしてどんな空間を作るか。

玉名ラーメン

どんなムードも変えるトラックメイカ

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「柔らかい/玉名ラーメン」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/51da9c499e5f86ffdb0f874524f37a9af5ccb24724221cc1c938ae5c50e04cda
#eggsmu #nowplaying


何を聴いてたら、こういう感性になるんだろう。今はインタビューではロシアのラッパーにハマってると書いていた。
彼女はすごい俯瞰的に世界を見ていて、でも目が合うと一気に心が覗かれてしまい、気付くと心に玉名ラーメンが住んでいる。

当日も静かに確かに多くの心に穴が空く。


伊津創汰

真摯なギター1本、真っ向勝負

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伊津創汰「キミのとなり-弾き語りver.」MV - YouTube



この一点の曇りのなさは小学校の音楽の教科書に載せたい。
いろんなことを挑戦しながら、SSWらしいギター1本でいろんな街から街で唄う姿は、誰もが水を与えたくなる一輪の花。

TokyoMusicRiseのEggs大会グランプリ獲得するなど、徐々に才能が広まりつつある。

MINOR THIRD

可憐で過激な最強のダークホース


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「セッションが苦手な僕でも/MINOR THIRD」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/561dfa90ad3d1d0de3799538f14fb76470132b187349c09816b9fa7210aff23b
#eggsmu #nowplaying @MINORTHIRD_band



あぁ10代のバンドシーンと未確認フェスティバルをグチャグチャにしてくれた。爆ぜた語彙力の引き出しを返して。

神聖かまってちゃん『ロックンロールは鳴りやまないっ』を初めて聴いたときの、あの「音楽を鳴らす人の覚悟の度合いって、天井なしなんだ」という感想を思い出した。
会場でも思い出す人や、探していたものが見つかった人が、溢れかえるのでは。


カモシタサラ

いくらでも口にしちゃう、スイートロック


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「平行線(バンドセット)/カモシタサラ」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/f702751f8c89c80e30bd63b587ad92f6fd37a1fa7092a0fc4ba52e5722cbb7a1
#eggsmu #nowplaying @sarahkamoshita


口当たり優しいクッキーのように、塩分控えめにパクパクいけるミュージック。
あなたの歩幅に合わせてくれる。

ただその奥行きのあるバンドサウンドは激戦のファイナルステージに穏やかな風を吹かせ、そのままエンディングテーマになるだけのものがある。


SULLIVAN's FUN CLUB

大爆発間近の札幌の核弾道

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SULLIVAN's FUN CLUB - PINK YELLOW BLUEZ(MV) - YouTube


バンドシーン的に絶好調すぎる札幌を代表して出てくるはSULLIVAN's FUN CLUB
持ち前の情動的なライブとこだわりぬいたハンドメイド感から伝わる優しさに、最近はよりメッセンジャーとしての覚悟も感じ、この『PINK YELLOW BLUEZ』で一発回答。

想像を越えてくるスピードをファイナルのステージでも見せれば、一気にグランプリまで行く可能性は高い。


まーとーめー

閃光ライオットから名前が変わった後も、
Shout it Out、リーガルリリー、postman、YAJICO GIRL、Absolute area、FAITHなどなど活躍する若手を多く輩出したけど、毎年いろんな色があると思う。

昨年ならマッシュとアネモネ、ステレオガール、錯乱前戦、諭吉佳作/menと、
ベクトルとは違えど10代とは思えない異質さや技能さに溢れた大会に思えた。

そこにきて今年は例年よりキャッチーさに強みを持つ布陣に感じる。
ストレートにさらけ出しつつも、オーディエンス全員と作り上げる力が強い。
でもMINOR THIRDや玉名ラーメンといったところはそんな空気を一変させるだけの力も持ってるし、そこがポイントにもなるはず。


ただこれはホントに原石達のぶつかり合い。
誰が優勝するかも大切だけど、あなたの運命を変えるようなアーティストとの出会いもあるかと。
こんな文章でも気になったら、8組聴いてみてくださいね。


僕は当日?行けないよ。
前日の昼まで東京いるのに!(号泣)


それでは、この辺で。