邦ロック最前線情報局

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ざわめきプレイリスト-SPECIAL WEEK-最終日感想

メンツ見て速攻チケット取った。
たまたま前日が「THE ライブハウス」という日だったので、比べるとだいぶミステリアスなメンツ。
しかし非常に高いレベルに裏打ちされた、すんごく気持ちいいライブでした。

その興奮をポストに追記を交えながらまとめました!

①CLAN QUEEN

紫の照明が印象的な入場から、ミステリアスかつアグレッシブに、立て続けに曲を披露。『サーチライト』以外では、彼らの始まりの曲となった『ヘルファイアクラブ』が情感たっぷりで印象的。

Chevonのグッズ持っていた人達は、Chevonの企画で対バンするから予習はしてたっぽいけど、yowaさんの存在感、AOiさんのギターとクールな歌声で時にツインボーカルとなる展開、マイさんの世界観を保つベースラインを見て、予想を越えてきてたのが伝わる反応。
後方の人はどれだけ見れたか分からないけど、何度かyowaさんが2人に近づく時は笑顔で、あぁそりゃ良いグルーヴ生まれますわ。

②muque

とにかく無駄のなく楽しいサウンドなんだけど『tape』のサビでは「なってしまった!」のコール&レスポンスで一体感がさらに増す。以降の曲もハンドクラップが最高すぎる。
それでいてあさくらさんのキュートで柔軟性のあるステージングは見るものを惹きつけるし、そんな動きしながら口から音源以上だし、そしてギターKenichiさんとベースLenonさん出てくるタイミングもピッタシ。

音源もまた聴きたくなるし、ライブもまた行きたくなる、魅力出しすぎでした。
大阪はアナリティクス的にも相思相愛で月1のペースで来てるそうですが、今年ずっとそれでお願いします。


③紫 今

どう考えてもやりすぎなほど歌唱力を褒めてたんですけど、まぁ本当にハードル越えて衝撃的でした。
1曲目の『Not Queen』は音源でもサウンドが変幻自在だけど、ライブではその音域がもっと大変なことになります。
中毒性の高い『ゴールデンタイム』、バラード調の『学級日誌』、ブチ上げた後半の『フラットライン』『凡人様』と、タイプの違う曲をしっかりと芯がありながらも多重人格のような歌声。

満員のJANUSの見た目8割以上は初見というか、あまり知らないようだったようだったけど、「あぁ知ってしまった感」は随一。
ネットだけで似たようなスタンスの女性シンガーいっぱいいると思ってるでしょ?価値観変わるで。

④Chevon

『大行侵』→『Banquet』→『ダンス•デカダンス』と先陣を切る曲達の破壊力がすごい。そのパワフルなスケールと飛び跳ねる+歌うフロアでJANUSが小さく見えた。
センチな『セメテモノダンス』から軽快な『No.4』への息継ぎを感じさせない繋ぎもすごかった。

あとボーカルの茉優さんにどうしても注目してしまうが、あのボーカルが遠慮しなくていいktjmさんとオオノさん、サポートドラマーのテクニックの高さ。あの演奏力に加え、結構早口なコーラスにもしっかり付いてくるんだから、十分化物です。

同期のトラブルはぶっちゃけ言われないとあんまり分からなかったけど、そう思ったのは全国のゴリゴリなライブバンドと切磋琢磨した日々でしょう。


あとがき

この4組のバランスすごかったな。
勢いのある北海道のChevonを軸に、初大阪のCLAN QUEENの希少性、福岡からmuqueの少し脱力感もある感じ、紫 今の発見感が、全ての目当てのお客さんにとってちょうど良かったように思えた。
インターネットへの親和性もありながら、ライブとなると積み重ねてきたバンド力がしっかり出ている。意外と昔から知ってると苦労人だったりするしね。

あとはこんなボーカルがいたら、バンドも演ってて楽しいだろうなと。
ムードを一気に変えられる歌声は、ライブハウスだけでは鍛えられない、きっちりとした技術と体の仕組みへの理解が感じられました。特にこれからは、やっぱりこれが時間かかっても必要。

余談ですが、muqueのライブ前のMCで樋口大喜(FM802)さんに名前出されるという 笑。たまたまだろうけどね。
気恥ずかしいけど、いつでもレポ書きに南森町行くので呼んでください!