ミナホも台風で中止になったら死ぬマン。
遊津場です。
TOKYO CALLING、関西から行く予定してたんですけど、台風の影響で新幹線止まりそうで諦めたんですよね…。
その代わりと言っちゃなんですが、KANSAI LOVERSに行って来ました。大体のバンドは見たことあったんですけど、久々のmol-74が素晴らしく、唯一初見だったTETORAが半端なかったですね。ぶっちゃけそんな期待してなかったんですけど、これは来年トリですわ。ドラマストアの万感のラストカンラバ、企画に出演してくれたmy sister circleも大舞台で映えてました!
では、先月のベストソングと先取りアーティストを見ていきましょう!
September's Good Songs!!
【さすがのバンド部門】
◯04 Limited Sazabys『Keep going』
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10代バンドのような疾走感×いろんな経験を経たからこそのキャッチーさ×アニメタイアップを意識した盛り上がり方。
表面的では出せない、フォーリミらしさが詰まった曲。
◯くるり『八月は僕の名前』
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サブスク論争が先月ちょっとあったけど、若手に出会えるだけでなく、「名前だけ知ってるベテランの曲」に出会える、再発見や偏見がなくなる楽しさがあるのも、サブスクの魅力だよね。
まぁつんけんせず、岸田さんの穏やかで、伸びやかな歌声とMVの小松菜奈に癒されてください。
◯FOMARE『恋につられて feat.林萌々子』
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「もらい泣き」や「思わず笑う」とかじゃなく、「つられ泣いた」「つられ笑った」っていう言葉になるだけで、こんなに迫るものがあるのか。ありそうでなかった日本語の魅力に気付かせるロックは面白い。
しかしFOMAREは王道のバラードが強いね。
林萌々子のボーカルもHump Backの時とも、FM802の時とも何か違うね。
【今抑えておきたい!若手アーティスト部門】
◯35.7『ちぐはぐ』
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歌声が伸びゆく長さやタイミング、2番の転調、引き立てさせるメリハリが全て完璧なミディアムバラード。
若さゆえの1日の、1恋の密度がとても柔やくパッケージされてる。
タオルの歌詞が本当に見事。5分くらいのドラマ仕立ての柔軟剤のCMに使われるべき。
◯明くる夜の羊『光の方へ』
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こんなに、絶望と隣り合わせになりながら、それでも現実から逃げず、真っ直ぐに強く鳴らす、汗くさいバンドとは思ってなかった。
ロックバンド関係者越えて、全世代に届く。
◯bokula.『美談にしないで.』
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この不器用さと、諦めの悪さと、半端ない後悔の気持ち。これを焦燥感溢れるギターロックに乗せる。
bokula.の真骨頂というか、結局最終的に残っていくような曲。
◯あるくとーーふ『シャリライ』
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これは本当に今のポップソングの正解だと思う。
踊れる軽快さもありながら、正直に貪欲に真実を照らして、汚いものは汚いと言う強さがあるというか。
万人に届くけど、万人のための曲じゃないみたいなバランスが、夏風を呼ぶ。
○帝国喫茶『ガソリンタンク』
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全部、サビ。
多分、人生も。
だからこそ、あまり気張らなくても輝いてるよ。
【今が脂乗ってる部門】
◯BYEE the ROUND『フェブラリー』
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二月って、こんなカッコいい歌詞になるんだ。
本物のメッセージングってこれ。
人間だけで勝負するのに、これ以上はない。
【ジャンルレス部門】
◯eill『フィナーレ』
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アニメ映画の主題歌。
歌詞は好きな人への思いは非常にカラフル。だけどサウンドは、そんなに音数が多くないのが、より強い恋愛感情を引き立てる。
「味気ない」っていうのが、この曲の1つテーマなんだろうけど、不思議さと日常感を絶妙に織り交ぜた、美しいフィナーレでした。
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の7組です。
- AYARI MiSASAGi
- かたるくりこ
- UNCURTAIN
- amayo
- つきみ
- CheChe
- Pale Moon
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
UNCURTAIN!
<紹介ツイート再掲>
耳も目も奪われるMVが何作品も
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2022年9月7日
タイプは違えど、どの曲もお気に入りになる。でも『傷口』が一番進化感じる
そしてライブもどんどん増えてる
アート性が高い上、ヒリヒリとした緊張感もあって隙がない
間違いなく関西ライブシーンに新風を吹かす
関東に新東京なら、関西にはUncurtainがいる https://t.co/a642OKDWFp
☆もっと深めてみる
トレンドでもあるチームで作り上げるクリエイティブの強さと、オシャレなロックサウンドを併せ持つ。
そしてちゃんと本物を感じさせる各楽曲のクオリティの高さ。バンドのはっきりとしたイメージもありながら、何かのジャンルだけでとらわれず成長しそうな期待感。もうバズる準備はできてるでしょうね。
しかし関西シーンは期待しかない。
かたるくりこに、ウクレレSSWAYARI MiSASAGiの新しさ、関西ボーイズバンドに新風を吹かせそうな歌ものギターロックのamayo、逆に脈々に受け継がれる関西の熱いロック魂を感じるPale Moon様々。
福島発のつきみは地元期待の星になれる存在感。東京のCheCheは逆に誰にも縛られず、軽快なステップで上がっていきそうな感じです。
今月も先取り様でした!
あーとーがーきー
よっしゃ!来週はミナホ!
そして年末フェスの情報も入ってきてる!
秋冬越えていきましょう。