隣の席のおじさんが絵の具の匂い。
遊津場です。
あれよあれよという間に10月ですか。
よもやよもやですね。
プロ野球も引退のニュースが増えて寂しい。白鵬も引退しちゃった。
あと最近印象的な脱退のニュースが多いからかもしれませんが、この時期多くなりますね。まぁ大学生バンドマンなら就職するかどうかの瀬戸際のタイミングですし。ミナホのような大型サーキット出て満足して解散・脱退みたいなのも聞きます。
寂しいだけじゃなく前向きなところは前向きに。あとミナホは楽しみ。
それでは今月分スタートです!
月間ベストソング大賞!
悩んだベストソングは最後に!
○PELICAN FANCLUB『星座して二人 feat.牛丸ありさ』
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yonigeのミニアルバムも聴いた上で、今、最も実験的なことがしたいバンドマン2人なんだと思う。
嘲笑うかのようにリスナーを座標上に置いて操られるような感覚。ダウナーなギターかと思いきや神秘的な演奏。ラスサビのハーモニーのたどり着いた感もすごい。
○感覚ピエロ『HIBANA』
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突き破るほどにストレートなロックナンバー。
テイルズシリーズのタイアップだけど相性は良かったのだろうか。
実績が伴っているのもあるけど、これくらいキザになるスタンスのカッコよさを久々に思い出した。若くからチルく出すんじゃ届かないよ、これには。
カンラバも見たかったな~
○asmi『Call me』
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シンバルの美しさを活かした歌い出しから、煌びやかなイントロの始まりがとても気持ちいい。
失恋ソングだけど、「梅田駅」とかこんなにそのままのasmiを出して全21才が共感する歌詞書く能力と、「こりゃまぁ」から出るほどよい冷静な態度がリアリティを引き立てる。
カッコつけない、でも悲しまなすぎないリアルがベーンと出て、asmiとカフェでトークしてるような感覚さえ起こる曲。でもポイントポイントには王道のラブソング感も出てて。『ヨワネハキ』も含め十代白書で優勝した時も、ここまで早く活躍をするとは思わなかったなぁ。
○SLMCT『Decade』
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slimcat改名してたんだ。それも知らずミナホの復習として3月の曲聴いたらめっちゃカッコ良かった。間奏にて全てを蹴散らすヒーローあらわる。新たな10年始まれ。
○NEE『NEE』
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超欲張りなアルバムだけど、そのカロリーはペロッといただけました!
『You are はっぴー』のような大人しめな曲もここまでいいとは。こういった曲でのタイアップももらえるだろう。英語の歌い方もRADの野田さんっぽくて個人的に好き。
演奏が過去一ムズいらしい『因果オウホウ』。サンバ的な民族音楽とかデスメタルとかムーディさとか入ってない?
○bokula.『この場所で.』
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ライブハウスのことを歌ったこの曲のイントロは代表曲『愛してやまない一生を.』を越えたかも。絶対bokula.のリスナーはライブハウスに初めての人を沢山連れてくる。
ただこのEP自体が素晴らしくて、なんかもっと切なさや弱音みたいなのも多いのかと思ってたけど、ものすごく前向きなエネルギーに溢れてる5曲で、ラストティーンエイジにふさわしい1枚はこれだ!と思った。
○matatapia『((_ _) )…zzZ』
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曲名かわいい。
「グーグーグッドラック!スヤスヤ」って名フレーズちゃう?それだけで選べた静岡の期待の星。
さぁ、そんな中で先月のベストソングは…
meiyo『なにやってもうまくいかない』!
下半期ブレイク確定したアーティスト。Tiktok発だけど30才の苦労人というのも、じきに全員が知るところになるだろう。
Tiktokも恐らくこんな感じで若さだけ活かしてバズるアーティストから、将来がある程度計算できる(音楽を諦めるみたいなことしない・手数打てるスタミナがある)アーティストに変わるだろう。芸人といっしょですな。
切り取られてるところのメッセージや歌詞が重なるところも良いんだけども、フルになってもその切れ味はむしろ増していくのは痛快。10代だけでなく、社会に揉まれ中のデシダルネイティブのアラサー世代にもアンセムになる。最後に心が割れるのも見事。
IMALABで動向は聞いてたから個人的にも嬉しいね。
月間先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の6組です。
- 徒然書簡
- ウマシカて
- overused
- TRACK15
- Adam's miss
- マリースメック
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
徒然書簡!
<紹介ツイート再掲>
『ドラマ』だと「1人だと思った?」、『椿色』に至っては「恋っ」というサビの始まりのワンセンテンスだけでグッと曲が色付くし、加えてこの飽きないリズム。右肩上がりにシンプルに良くなり続ける
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2021年9月4日
ムードのあるバンドサウンドの引き出しもまだまだありそうで、いつまでも寄っていきたい音楽集団 https://t.co/Hvj2kQUuGt
☆さらに深めてみる
とにかく楽曲がいい。に尽きる。
オシャレだけどドシンとくるポイント、中毒性の高いポイントがタイミング良く来る。
ただの女性SSWがバンド形態始めました。ではないと感じた。メンバーは5人だと思うけど、尊い個性を出しながら高め合ってるイメージ。
他の曲の完成度やライブではどんなパフォーマンスを見せるか気になる。続報はいろいろありそうなので楽しみ!
関西にもまだこんな大器感のあるバンドいたんだーと思わせたのはTRACK15。リアルライブにも配信周りでも引き込めそうな魅力的メンズ。
関東ではウマシカてのリズムの良さとしっかりとした言葉のフック。そこら辺のバンドよりゴリっとしてる。overusedはまだ気付いてない人はいないのかという待ち望んでたオルタナ。サブスクの曲もすごく良かった。高品質なギターロックはAdam's miss
マリースメックは気持ちの良い邦ロックだけでなく、シューゲイザーみたいな音楽があるのに驚いた。今、抑えとかなければならない埼玉のロックシーンで独自の牙を砥いており、ペルシカリア、MOCKENと共に全国に響き渡っていきそうだ。
今月も先取り様でした!
あーとーがーきー
現に僕もたった今ワクチン2回目接種終えたとこですが(副反応怖い)、緊急事態宣言も解除されて、ホントにここから落ち着くのでしょうかね…
レディクレやCDJの情報が待ち遠しいですね!
それでは、この辺で。