関西の10代の数多いる才能が己の音楽を信じて頂点を目指す。
決勝の舞台は憧れの地BIGCAT。
そんなマンガのようなコンテスト&ストーリーを生み出してきた十代白書が今年も開催されます!!!
ここから羽ばたいた全国区で活躍中のミュージシャンも多く、もちろん僕も注目して勝手に紹介者をまとめています。3年連続。
結果ももちろん気になりますが、例年予選を勝ち上がった決勝進出者組みの時点で既に魅力に溢れています。
今年は12組と多め。当日までにチェックしてワクワクしましょう!
チケットに関しては公式情報を見ていただきたいですが、今年も配信があるそうですので、全国から見れますね!
公式HP:http://juudaihakusho.com/
それでは、どうぞ!
※紹介順は登場順ではありません。
maruship
結成して瞬く間に十代白書の音源審査を通過し、初ライブは昨年末という超新星が一気に決勝進出。
Eggsランキングにも連ねていた以前のボーカルとギターがいたバンドの時から単純なロックという枠に囚われないサウンド感があったが、
MV曲『just dance』はさらにオシャレにミュージックとして質が上がっている。
大舞台の照明とかにも映えそうで、クールにBIGCATを包み込んでいきそうだ。既に照明が強いvijonでは映えてるし。
しおん
その明るいキャラクターはしっかり同世代のバンドマンとリスナーにも愛されてることが伝わり、バンドサウンドもいけるSSWとして着実に成長中。
無理な背伸びのない歌詞も良いんだけど、『反省文』のようなPOPな歌にさらに軽快さをプラスすることもできたり、新MV『会いたいあなたがいる方へ』のような思い出により浸りたくなるタイミングで震わす声のタイミングとか、そういう思わぬ瞬間にキラッと光る声の表情のセンスに引き込まれる。
決勝の日に最高の笑顔が弾けるか期待したい。
ハク。
特に10代のアーティスト・リスナーには欠かせないEggsにて、昨年関西の10代バンドでは一番存在感を示したと言っていいハク。も決勝進出。
瑞々しくも雄大。何かを引き起こしてくれそうな生命感のある曲がどう響いていくのか。はたまたリアルな生活感のある曲を繰り出すか。その引き出しからもう楽しみ。
僕も生で見たい見たいと思いながら全然見れず、思わず配信ライブを2回見ているバンドなので楽しみ。彼女達らしさが出ればさらに広く深く魅力が伝わるだろう。
晴れ時々響の雨
個人的には一昨年の9月に知り衝撃を受けたバンド。
高校卒業し、そこからどう活動するか表立った部分ではあまり分からなかったので、十代白書の予選にいる時は「オッ!」と思ったし、あの壮大なサウンドをかまして決勝に来たのかと思うとワクワクする。というよりどんな曲したのか気になる。
先日新譜の発売を発表し、Eggsに新曲をアップ。
その前にYouTube番組でライブ演奏もしていたけれど、ブラックホールに吸い込まれ、心をかき混ぜられているような引き込まれ方をした。
滋賀に優勝旗を持って帰る可能性は十二分だ。
POLO
大阪河南出身スリーピース。
心斎橋中心はもちろん三国ヶ丘FUZZでもライブを重ね、日々同世代、先輩バンドと熱いライブをかましまくってる模様。
音源がTwitterのライブ動画しかないものの、それだけでも毎日全身全霊で音楽に向き合う姿に好感を覚えるライブバンドだ。絶え間ないライブ予定も納得。
こういうタイプは仮にトップバッターとなったとしても一気に駆け抜ける可能性があるので、どこで出てくるのかが楽しみだ。
岩内幸乃
2007年生まれの中学1年生というのに先に目が行くのだけれども、それ以上にTVなどのメディアに多く出演し、先日も大原櫻子やひらめと共演するなど経歴に驚く。
中学生とは思えない深い歌声だし、ギターや歌詞も夜の2時間刑事ドラマの主題歌に使われてそうな世界観がもうあって、そりゃこの若いSSWが活躍する中で彼女を見つけたら皆ピックアップするだろうなと思う。
誰よりも若い彼女が誰よりも大きく見える日になるか。
ayaho
昨年はバンドLalaとして準グランプリ。
そのバンド活動も継続しながら今年は個人として決勝進出。
こちらもメディアには多く出演し、Tiktokのフォロワー数は10万人超え。関西z世代を代表するSSWの一人と言っていいでしょう。HIKAKINにもフォローされてるらしいし。
新曲『チャイムの音で』のようなギュッと甘酸っぱさを詰め込んでもう隙間もないクオリティがライブという舞台でも炸裂すれば、ライブシーンにも次世代の光明。というかライブ経験は既に豊富だから強いな。
SUTELA
姫路から笑顔と配信曲ジャケットのような躍動感が似合う男女混合ロックバンド。
この『僕らの歌』以外にも40秒だけ聴ける曲があったが、恐らくBIGCAT、配信の向こうで拳が沢山上がるのではないだろうか。
昨年の10月にはひかりのなかにとも対バンするなど、兵庫にもたくましくライブバンドとして成長するバンドがいるんだぞと見せつけそうだ。しかも姫路出身なら祭りごとには滾るでしょう。爆裂開花するか。
kidai
チルポップを武器にするなど、打ち込みもできるSSW。
関西のアーティストなら誰しもやりたいライブハウス・2nd LINEの店長が惚れ込む歌声にも注目だ。
DTM特有の落ち着きがありながらキャッチーさがあってノリやすい。そんな彼の魅力が詰まった『fifty fifty』は先日MVにもなっているので聴いてみてほしい。
最新のトレンドをどんどん吸収しそうな将来性もあるし、当日クリエイティブさと生感がどう融合しているか目撃したい。
BAD END BOYS
去年の秋頃からライブハウス関係者の間ではかなり話題になりライブが増えているロックバンド。一昨年優勝のCAT ATE HOTDOGSと同じパターンじゃん。
もうシンプルに音で殺すというか、ロックバンドにそれだけを求めるような人には間違いなく刺さる。殺すって書いたけど、彼らに出会えたから息を吹き返せたような人たちも今後すごく増えていくだろうな。
轟音と情景がBIGCATを包み込む。
soundcloudの曲もおすすめ。
eureka
京都バンド代表。
高校軽音部の全国大会で一昨年グランプリ、昨年準優勝の実績。昨年の悔しさは今回の十代白書にしこたまぶつけてきそうだ。
3分台の曲も、6分台の曲も、魂が吸い込まれていくオルタナティブの継承者のようなロックサウンド。どちらも好きだが静寂と爆撃が交差するスリーピースサウンドが活かされたこのライブ動画が個人的には好き。
22日にはレコ発。かなり仕上がった状態で当日を迎えそうだ。
The right
情報も少なくダークホースというなら一番そうかもしれない。
僕もマジで知らなかったバンドはこの組だけ。
ただこの公開されている『6月』の持つキラーチューン加減はヤバイ。
あんまり曲の解説をするのは野暮な気もするけど、ホント求めていた”しょっぱさ”が染み込んでくる…震えて待て(待ちます)。
まーとーめー
というわけで既に誰が優勝するか分からん12組。当日はゲストアクトとして昨年十代白書優勝のasmiも出演する。彼女も全国区の活躍をし、この1年は飛躍の年となった。
でもこうやってしっかり掘ってみると、関西もすごいレベル高いな。
今回はこの決勝進出は12組だけど、情報漁ってる中でまだまだ同世代で気になるようなバンドやアーティストをたくさん見つけることができました。
特に最近はインディーズアーティストを青田買いして、早くも全国リリースさせる流れもあり、ここ数年の十代白書決勝進出者もどんどん活躍している。
その勢いに関西が丸ごと乗っかっていけばいいなと思います!
僕も一昨年直前での狂ったクレームの対応、昨年はコロナとお預け喰らってたので、やっとBIGCATで見れて楽しみだ!
参加する皆さん、当日まで体調崩さぬようベストアクトできるよう挑んでください!
それでは、この辺で