花粉症にやられてると言えば、
遊津場です。
2月はCody・Lee(李)のワンマンライブに行きました。1月に2組だけチラッとライブ見たのはあったんですが、がっつりお客さんとして行くのは11月以来?しかもワンマンも最近行ってないからかなりぶりですわ。楽しかったです。
行きたいライブは山ほどあって、今時間も比較的あるんですが、狙われてるのかってくらいタイミングが合わない。3月の十代白書は行けそうですが、有観客でやるかどうか。それまでにもう1つくらい行きたいなー。
そんなまたライブに行きたくなるような曲を作ってくれた先月のまとめ、どうぞ!
月間ベストソング大賞!
ずらっと並んだグッドソング。
大賞はラストに!
TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」EDテーマ「がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ」歌:「私」(CV:悠木碧)
○『がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ』私(悠木碧)
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詰め込みすぎだろ!(笑)
圧倒的に先の読めない転調と歌声と歌詞。アニソン?アイドル?演歌?オペラ?EDM?最後はもう「うおおおおおお」という理性崩壊にテンション上がる。
まぁ悠木碧ならやってくれるだろのヤッツケ感が最高でそこに最高に応えてる。それが逆に人じゃないとできない気がして強かった。役は蜘蛛だけど。
○『Cut』メランコリーメランコリー
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いや、どした!?という恐ろしい世界観。MVの落書きっぽく見えて結果「上手い」しか残らない不思議なアニメーションも濃い味が出ている。
関西で鍛え上げられたからこそできた、隙のない不穏感をあの手この手で繰り出せる実力。サビは中毒性といろんな感情を入れられる箱になってていろんな聴き方ができる。
こういう曲のイメージとして注目されていったとしても地力はあるから大丈夫かな。
○『アンファ』Radicalism
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触れるのも惜しいような歌詞と旋律がCメロでグチャグチャに瞬き出して、最後に美しい景色が開いて畳み掛けるというメチャクチャ心が救われる展開。じっくり聴いてほしい。
○『THE NEGA』MINOR THIRD
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期待のバンドの初の全国流通ミニアルバムは想像力豊かなDOWNER POPを見せつけ、CDショップに2店舗行っても売り切れてたのが、そのクオリティを語っているでしょう。
未確認フェスティバルでのセンセーショナルな初期衝動から、しっかりとボーカル・ベース・ドラムとレベルアップを重ね、次世代サウンドマスターの扉を開けたかに思います!
○『僕の戦争』神聖かまってちゃん
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「This is last war」という歌詞をもちろん担当している進撃の巨人の世界観にも落とせるし、現実の教室の世界にも落とし込められる。この壮大なフィクションと誰の目にも付かないような悲しみのノンフィクションをリンクさせられるのは神聖かまってちゃんの他いないだろう。
軍歌のような狂騒のパレードにまみれた英歌詞から、静寂の日本語詞に移り変わった瞬間に独りぼっちの帰り道の夕陽にシーンがバンッと切り替わるのすごすぎる。
○『アンテナfeat.初音ミク』ピノキオピー
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数年後に「思い出して」とか「理解して」とか、若いときに受けた・発した言葉と感情の行き先を知った大人の次世代に向けた大切なメッセージソングだと思う。
インターネット社会を生き抜いているピノキオピーの言葉は深いし、自身の声のコーラスも用いて初音ミクの声が一番刺さるかつ中毒性の最大値で来るからさすが。ずっと敏感で生きていきたい。
○『pupa』さよならポエジー
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こういう声でこういう歌詞を聴けるがためにロックバンドが好きなところがあるって感情になれる。淡々とした表情にシンプルな味付けでここまで心に熱を帯びさせるのは一度圧巻のライブを見たからかもね。
○『Flare』BUMP OF CHICKEN
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この安心感はマイホーム級だし、どんな小さな足音も灯も気付いてくれる信頼感。しかもそれをBUMP OF CHICKEN達もリスナーに持ってくれているという優しさ。歌詞の信号の部分とか人の行き交うスクランブル交差点がすぐ情景に浮かんで足音も聞こえてくる。
25周年にしてまた1つシンプルな曲の良さに感動している。これからもちゃんとずっと寄り添いたい。
そして、先月のベストソングは…
『創造』星野源!
マリオのBGMのオマージュも入れ込んだ圧倒的遊び心は歌詞にまでも。本能のまま鳴らされた作り込みは解明できないレベルで複雑…でも楽しすぎる…脳って宇宙より広いんだな、この曲自体がほら「創造」でしょ?と言われて何も言えない。
星野源にゲーム、しかもマリオをコラボさせたら向かうとこ敵なしに決まってるでしょうが!
ただ星野源が脳はどこよりも楽しい場所なら、神聖かまってちゃんは逆に脳はどこよりも残酷な場所とメッセージくれるような、その対比も面白かった。
先月は星野源vs神聖かまってちゃんvs蜘蛛子のハイレベルな戦いでしたね…
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の5組です。
- Tensions
- high jumpmaster
- 山本狼煙
- Finder will Karte
- WARS iN CLOSET
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
WARS iN CLOSET!
New Error!! / WARS iN CLOSET : MUSIC VIDEO
<紹介ツイート再掲>
ダイナミックなのに失われないミステリアス。オシャレとPOPも緻密に兼ね備え、世界の中心を奪ってくるバンドを見つけた。もうジワジワ見つかっている!
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2021年2月23日
現在公開されている2曲だけでも眼前のステージでどう響くか気になるし、配信なら配信で見る者を驚かすことをしてくるだろうワクワク感が既にある https://t.co/Xgc6zhu7c8
☆もっと深めてみる
このバンドは余韻まで香り深い。まだ20才ながら歌声だけじゃなく3人の足し引きの演奏やコーラスでも色気が出ていて、そのクオリティと将来性の高さに驚く。
『New Error!!』と『アリスの嘘』の2曲の公開しかないが、一筋縄ではいかないストーリーの紡ぎ方をするイメージしか湧かない。映像とグラフィックと音楽と、メンバー3人三者三様に強みがあるらしく驚きを持ってバンド活動を進めそうだ!
直球勝負のSSW山本狼煙も多くの通に選ばれていきそうだし、全面に出る生きることが不器用そうさが秩序だった音楽には出せない破壊力を出すFinder will Karteのロックも魅力的。
若い世代中心にライブハウスから人気を得そうなhigh jumpmasterと、またそれとは違った配信などの形で話題になりそうなTensionsにも期待。
今月も先取り様でした!
あとがきー
僕が今働いているところの学生アルバイトの数人も卒業を機に辞めていって、まぁほんとによくこの1年頑張ってくれましたねという気持ちです。
アルバイト入れたくても入れられず、お金は貯まらずストレスは溜まる状況の中、最後までやり遂げてくれて助かりました。
そいつらとはまたライブハウスで再会したいね!と話したので、なんか若い奴と一緒にいたらそいつらだと思ってください。そうやって人口を増やしていきます。
それでは、この辺で。