まさかオリンピックしてないなんて。
遊津場です。
ライブハウス行ってみました。
スタッフとしてですが目の前で、実際の人物が、何かしら表現をしているというのは、単純に「今生きてる!」となります。
やっぱり無趣味に生きることに困ってる人がいるなら、本来誘い出したい場所ですよ。ライブハウスは。
ただその後、今は体調崩さないかハラハラしてしまう。それも自分だけじゃなく他のその場所にいた人も考える。
ライブハウスはぶっちゃけそこら辺の施設や店より安全だと思うのですが、
発生確率はないわけではないし、もし出たらセンセーショナルに報道される。これが辛いんですよね。
大型のイベントも続々緩和されてますから、最早どこでもらうかなんて分からない「withコロナ」に向かってると思うんですけど、そこで世の中の人達の考え方をもう一度フラットに戻るようしてほしいです。
そんな中でも音楽は鳴るわけで。
先月聴いてなかでのグッドソングを一挙に紹介します!
月間ベストソング大賞!
大賞は最後に紹介します。
◯マカロニえんぴつ『溶けない』
→
マカロニえんぴつは、どんな人も青春に閉じ込める悪いやっちゃで。
年々そのメッセージの力強さは増しているし、真摯に歌い上げるかと思いきや急な転調もあって、またも一筋縄ではない存在感も増している。
◯official髭男ism『laughter』
→
ものすごい正統派。これ以上ない希望の翼。
一度こういうど真ん中の美しさを示したかったとのことだが、それにしても空を支配しすぎ。
飛行機を作ったのはライト兄弟だけど、気球を作ったのはこの姉妹?という話だったりして。
◯Creepy Nuts×菅田将暉『サントラ』
→
リリックの一文字一文字の積み重ねで、どんどんCreepy Nutsが型どられていく、その過程のカッコよさ。
そしてサビでは菅田将暉という同世代のヒーローが高らかに歌い上げるという展開がもう、アンダーグラウンドと輝く表舞台が拳と拳を合わせたみたいで、なんともドラマチック。
最終的には3人の生きざまがリンクして前を向く、クリーピーの歌詞力と菅田将暉の憑依力がすごい。
◯HXERO SYNDROMES『Wake Up H×ERO!feat.炎城烈人(松岡禎丞)』
→
燃え尽き勢としては、まず何より熊谷さんが楽しそう(笑)
文學や理科だけじゃなく、ちゃんと男の子としてヒーローもエロも好きで、こういう感じでも愛を歌ってみたかった!と言わんばかりに楽しんでそう。
少し懐かしめのヒーローソングをタイプの違うイケボが重なりあって、結構下ネタなアニメの主題歌だろうけど、老若男女が楽しくシンガロングできる曲である。
◯みるきーうぇい『ドンガラガッシャンバーン』
→
「恋が崩れる音を知ってるか。ドンガラガッシャンバーンって言うのさ。ドンガラガッシャンバーン!バーン!」
これだけで背景ががっつり掴める、最高にキャッチーな文章。
しかもそこに「アッパー系メンヘラ」という言葉も生み出した。
昨年のOKOJOみたく、SNSから話題になるかもしれないけど、SNSでは推し量れない言葉の魅力を持って、どんどん広まっていきそうだ。
◯Plot Scraps『オーダーメイド』
→
発売されたのは5月のアルバムのMVになってない収録曲だったんだけど、
人生が縫い合わされていくイメージがものすごく鮮明にくる。
布も見えるし、針も見えるし、糸も見えて、そしてそれに腕を通して、その腕が誰かと触れあう感触さえある。ヤバい。
◯anewhite『NACHTMUSIK』
→
先取り紹介もさせていただいたバンドの初の全国流通盤ミニアルバム。
良かった。タワレコメンにいきなり選ばれるだけある。
どんどん再生回数が増えていく『カヤ』ももちろんいいし、そこから流れで深い自意識の世界に潜っていき、最後の『メル』で一気に上昇する感覚は綺麗だ。
◯タカナミ『大成』
◯Atomic Skipper『ロックバンドなら』
→爆音推奨
さぁ、そして今月のNo.1ソングは……
時速36km『ハロー』!!
時速36kmはもちろん魅力的なロックバンドだから、この言葉が適当じゃないかもしれないけど、
凡人による凡人が凡人のまま、駆け出して輝くための再開するための歌だった。
そして理想の自分に再会するための。
無骨とかセンスとはまた違った、時速の4人にしか出せない等身大の人間的魅力がこの2分28秒に抑えきれないほど詰まっていて、
なんてことはない普通のマジョリティの方々にもっともっと届くべき曲。
約2分半の曲なのに、溜めて溜めてラスサビで放出するような6分くらいの曲よりも、解放感が圧倒的。
それは聴くだけで知らず知らずのうちに溜まっていた日々のストレスをも引き連れてくれる力がこの曲にあるからだろうなぁ。
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
今回、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の6組です。
- EMIRI
- etc.
- リスキーシフト
- todo
- エホンノセカイ
- ハク。
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
EMIRI!
<紹介ツイート再掲>
惜しくも今年中止になったフェスのオーディションの最多得票学生バンドだが、今まで名前をどこでも見なかったのが不思議すぎて、これだから開拓は止められない
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2020年7月6日
Eggsで配信されてる2曲も今まで聴いてきたシューゲイザーとは違う。轟音やムードだけで押しきらない、言葉や音色の温度が過去にいない https://t.co/n2KKl59eER
☆もっと深めてみる
正直、そのコンテスト『ITAMI GREEN JAM』の実績しかまだないし、
フォロワー数も170前後で、ホントに先取りしすぎてるなと思うんですけど、
最初聴いたときの「うおぉ」が久々にかなり気持ちよかったんですよね……
いわゆるシューゲイザーなんですが、特有の世界観だけに落ちることもなく、すごい色んな音楽の好みに合うバランスで鳴らされていて、進化系がどうなるか楽しみすぎる。
あとは兵庫の伊丹のバンドっていうのも何かいい。大阪、神戸、京都みたいな大都市とは違う角度でライブこなしていくところを見たいです!
正直、現時点での期待度というか、より若い世代にも広まっていきそうだというと、ハク。、リスキーシフト、etc.、エホンノセカイのほうが感じます。また更なる世代交代を引っ張る存在になるバンドかと。
todoも既に実力派の片鱗を見せており、サーキットでも名前を聞くようになるでしょう。
今月も先取り様でした!
あーとーがーきー
8月、大阪では城ホールや野音を使ってイベントが再開されましたが、
それでもやっぱり行くのが怖くて行けず、
でももう我慢ならんくなってきて、ちょっといろいろライフバランスが崩れてきて、マジで体調崩したり、イライラしやすくなった人いませんか?
僕はちょっとその気が出てる(笑)
やたらめったら長い梅雨が終わり、
暑い日々が続くと思うので、
そこにも体力を奪われないよう、一緒に頑張って過ごしましょう。
それでは、この辺で。