家の近所は桜の名所。
遊津場です。
花見したかったなぁ(もう諦めてる)
先月はひつじウォーズのスタッフと十代白書の決勝、そして昨年からプッシュしてたEMIRIのライブを見に行きました。
全て関西のインディーズ関連ですが、いろんな現状と未来が見れた気がしますね。弥生時代の末裔、ハク。、EMIRIの3組は何かしらで共演してほしいし、さらに高いステージに行ってほしいです。出身が京阪神に分かれてる。2府4県企画したい。
そして今月はいよいよbokula.とNEEのライブが見れる予定。転職活動へのまたとない英気を養います。笑
それでは、先月のベストソング集と見つけた厳選先取りアーティスト紹介をどうぞ!
月間ベストソング大賞!
先月聴いたあらゆる新曲中心の中でも最高の曲を羅列します。
大賞は最後です!
◯さユり『かみさま』
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ダークキュートメンヘラロックンロールの正解では?ただその相手は人だけとは限らず。ホラードラマのオープニングにふさわしいオカルティックな曲です。
堕ちて支配されて目がハートになってしまった人間の奥深さを表現したさユりの新境地。
◯ステレオガール『Angle,Here We Come』
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グランジって言うんかな。海外的サウンドの持つ都会の喧騒と親和する骨太なロックンロールサウンド+日本語の持つ柔らかさを儚いカリスマ性を持って歌えるセンスで夜を歌う。こんなのできるって、ステレオガールだけなんじゃ。
歌詞も「響くロックンロール」じゃなくて「ひびくロッケンロー」なのも、より等身大で無邪気な音の波長が届いて楽しい。
◯リーガルリリー『東京』
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何回か脳内で東京を壊したことないと書けないでしょ、こんな歌詞。最初のイントロ、アウトロも都市を丸ごと飲み込むような爆音で無敵だ。
「東京出身が歌う東京の歌」はこうなるのか、いや普通はならんでしょ。という一歩先の感覚に触れられて、胸の中で新鮮な爆発が起こる1曲。
◯Dannie May『この曲が人生最後の僕の代表曲だったら』
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オシャレでありながらミュージシャンのプライドの最大火力が放たれていてハードルの高い題名に恥じない。つぼんでいた感情に魔法の水のごとくかかり、感情が開きだす感覚のある曲は強い。
着実に広まっていくバンドではあったけど、さらにそれは加速するだろうと思わせる1曲で、夏場からにかけての活動には要注目。
◯秋山黄色『FIZZY POP SYNDROME』
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久々に聴いた後に泣きそうになったアルバム。
秋山黄色のひねくれた愛情が音楽にもリスナーにも届いてきて胸を打つ。それはアルバムを通して聴いて最後の『PANKKILLER』の「居てくれ」という言葉にたどり着いた時に分かると思うので通して聴いてほしいです。
挑戦しながらも置いていかない。全てのミュージシャンの抱える"副作用"に対して、真正面から向かう姿がカッコいい。
◯shandy Wz『春が来るから』
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この歌声と実直なメッセージは春空に響き渡り、風を起こし、桜吹雪を巻き起こし、ここまで歩んできて向かえた新生活の扉に立つ君の背中を押します。受験前とかにもいいかも。
eo Music tryで特別賞をW受賞した勢いから、このまま各地のバンド好きに届いてほしい。
◯RADWIMPS『かくれんぼ』
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RADWIMPSが東日本大震災と向き合ってきた10年をまとめたアルバムに収録された新曲の1曲。震災をテーマにしたドラマの主題歌とのリンクもありながら、実際の震災に関わる一人一人のドラマを本気で溢さない歌で、こういう思いで生きている人が改めて再確認させる曲。
いつか出会うその温もりのために、今を生きていたいですね。
さぁ、先月のベストソング大賞は…
chilldspot『Monster』!!
「あなたは誰なの」
そうだよ、お前誰だよ。という至極当たり前の感情を代弁してくれる曲。いつまでも人間側でありたいですね。
虚像か怪物か、に対して一発の痛烈な矢を放ち、「あとは好きにさせてもらうわ」と言わんばかりの背中を見せて去っていく、その縛られない姿を音で見せるのが最高にクール。
決してテンション高い曲ではないけど、言いたいことを言いたいように見せるセンスが『人間って』よりも更に確度が高まっている。「あなたは誰なの」と歌う時にだけ出てくる虎のようなオーラはなんなんだ。多分人に潜む怪物の使い方の正解はこれ。
月間先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の6組です。
- ぽこぽこ緑茶空間
- Gum-9
- みなみ
- アロワナレコード
- Qüalm
- ha:lu
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
アロワナレコード!
<紹介ツイート再掲>
「夜を駆ける」時代から「夜を泳ぐ」時代に変わるんじゃないかと思えるほど良い。暗闇なんだけどたしかな彩りに溢れてる。そんな現実では体験できない美しい風景を心に宿させてくれる1曲
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2021年3月17日
一見スローな雰囲気だけど、しっかりざわつかせくれるから飽きもないバンドで、じっくりと良曲を量産しそう https://t.co/6ci8IOXmaq
☆さらに深めてみる
シンプルに『大都会』は名曲のそれ。『あいより出でて』という別の曲もすごくいい。積み上がっている創作力はまだまだありそうに思う。
『大都会』はクリスマスを思わすような神秘的なサウンドから一気に夜を泳ぐ感覚に浸れる1曲。こういう丁寧に丁寧に組み立てて、歌われるときには誰もが目を奪われるくらい輝き出す曲なので、口コミで広がりをみせていくだろう。
どこか懐かしさもある歌声が木製のアトリエのような小屋から広い世界へ連れていってくれるワクワクを、今後どれだけの人に提供していくか楽しみです!
ha:luも突如どこかで謎のインターネット発クリエイティブアーティストとして名前が出てきてもおかしくないクオリティ。
Gum-9とQüalmも完成度が高く、ライブハウスを踊らすのも聴き込ませることが既にできる。みなみは元グミだったんだ。そりゃ強いわ。
ぽこぽこ緑茶空間はバラードの『エイトワ』のみならず『メーデー』もよかったし、バンドとして無限の可能性を感じた。高校生なのでゆっくりじっくりと育ってほしい。というか新潟最近本当に魅力的な若手が多すぎる。
先月も先取り様でした!
あーとーがーきー
新しい年度も始まったからか、ついに動くバンドもいれば、休止や脱退も増え、また少しインディーズアーティストの取り上げ方にも変化が出来つつあるなと感じてます。
今月はライブで発見したバンドも紹介できそうだし、まだまだ活動制限はあるけど止まっていた波がついに来る予感もありますね。
次の新しいに向けて頑張ります。
それでは、この辺で。