邦ロック最前線情報局

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遊津場pre.月間ベストソング大賞~2018年2月度


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2月。
やっぱり各アーティストの動きが活発になってきましたね。
3月のサーキットはもちろん、
GWのフェスも続々出演者が解禁されております。
行く予定はNothing。
carved in stonesですわ。
シフト勤務の社会人って大変なのよ。


そのリリースラッシュの中、
蝿たかる、間違えた栄えある、
今月の遊津場ベスト楽曲を、
有名どこから1曲、

また今月の厳選紹介インディーズアーティストから、
特にオススメのベストワンアーティストを、
発表しちゃいます!


あー、これ見るだけで、
2月の隠れ邦ロックニュースが分かるわー。
見ない奴アホだわー(黙れ)(口にガムテープ貼れ)(手足も縛れ)(目の前で好物食べられろ)


今月のベストソング賞!!


遊津場が今月聴いたあらゆる楽曲から、
ジャンルレスに月間MVPソングを決めるコレ。


今月は……


凛として時雨「chocolate passion」!!

凛として時雨 『Chocolate Passion』 - YouTube


今月、多くの名曲が生まれた中で、
選んだポイントになったのは、
そろそろベテランになった凛として時雨が、
既存ファンも新規ファンも納得の1曲を作り上げたというところ。


僕も8年前から凛として時雨が大好きで、
中でも「Telecastic Fake Show」という曲は、
自分史の中でもベスト10に入るかもしれない1曲。

この「Telecastic Fake Show」は、
まさに凛として時雨と言える、
男女ツインボーカルが激しく絡み合って、
恐ろしいほどの各楽器の音の手数の多さが際立つ、
名曲であり、代表曲です。


そこから9年。
ベテランになった凛として時雨はこの曲で、
また「Telecastic Fake Show」を初めて聴いた時の感覚を覚え出させてくれた。

これは凄いことですよ。
バンドには「若さゆえの衝動」というのも、
若手バンドを支えるものとしてあったけど、
さすがに今の凛として時雨には、それはないのに、
技術の進化でそれをカバーしたわけだから。

この曲は昔の激しい凛として時雨ほどの、
歌い方やワークなどはない。
でも時雨特有の良さを年齢と時代にあった形に昇華できているから、
昔からのファンも新規ファンも納得というわけだ。

1番の理由として考えられるのは、
各々のソロ活動の成果なんだろうけど、
そこらへんは詳しくしゃべっても仕方ない。
とにかく昔と違うと感じたのは、
曲の強引さは抑えてるのに、昔以上に聴いたら沼にハマり、我に返るタイミングを失わせてる。

そこが凛として時雨が大人になったというところで、進化したところと踏む。
ミュージシャンとして羨ましい年の取り方してるなぁと思った。



☆他の注目した楽曲☆


・ニガミ17才「ただし、BGM」


「おいしい水」という2017年で最も狂曲(こんな言葉はない)のハードルを見事に乗り越えてる。聴いててPOPの意義が分からなくなる。


THE ORAL CIGARETTESReI


ごめん。オーラルにこんな曲を書けるとは思わなかった。

曖昧な表現だけど、山中さんの声にRADみたいな音がここまで似合うとは。
最大の武器だと思ってた妖艶さをあえて消して放つ「天変地異なんて起こるわけがない」。
ずっと心に響くということは本当の名曲。


・Egw Eimi「ハッピーエンド」


過去先取りとして紹介したことがあるバンドの新曲。
良曲で着実に知名度を伸ばしつつあり、この曲も自分の死に際に流れてもおかしくない美しい「終わりの歌」。
ライブ受けとか最近の流行りとか気にせず、とにかく純粋に「終わり」を描いた結果、1番相応しいメロディーが生まれたのかな、と思う。


・キイチビール&ザ・ホーリーティッツ「たまらない夜」


このバンドはゆったりカントリー系かと思いきや、
どの曲もBメロからサビへの入りの時の、
テンションの上がり方が神過ぎる。
キイチビールさんは、川谷絵音さんみたいに、
曲をとんでもないスピードで作れるタイプのミュージシャンらしいけど、
その中から「これは皆大好きな展開のやつだな」、
というのを間違いなく選べてるから、
ROJACK優勝後も安泰なんだろうな。

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ 「たまらない夜」(Official Music Video) - YouTube



月間ベスト先取りバンド賞!!

2月に厳選して先取り紹介したバンドは、
こちらの8組ですー。

  • w.o.d.
  • Mr.ふぉるて
  • フェイクブルー
  • チョコレートちょうだい
  • かたこと
  • BurGerK


さぁ、この”ただでさえクると踏んでいる”、
8組の中でも、特に「先取りしてた!」と言いたい、
今月のベスト先取りアーティストは……





立ち耳スコティッシュフォールド
推します!


https://eggs.mu/artist/tachimimisuco

YOUTUBEにライブ音源もありますが、
上記のEggsから聴くのがオススメです。
MVはまだないっす。これぞ先取り。


  • ここで先取りツイートをチェック!


〈さらに紹介を深化してみる〉
ツイートにもあるように、きっと素朴な少年少女なんだろうなと思うけど、そんな子から見える本当の等身大の思いが描けてて、多くの人の心を掴むと感じた。一生懸命エモさを出してるけど、演じてはないというか。

このバンドは、ちゃんとした男女ツインボーカルだけど、
聴いててベボベの小出さん、関根嬢が浮かんだのは、
この2人も暗いと聞くけど、その素のままで、
見える世界から希望を伝えてるという点が、
なにか絶妙にマッチするものがあったのです。
エモい、というのは熱さよりも、一生懸命さだなって思いました。
無理に熱さを作るバンドはすごくいるけど、
この手のバンドには一生勝てないでしょう。
そういうバンドら結局何が言いたいか分からないもん。

紹介時にはEggsのマンスリープッシュになってましたが、
紹介後、ROJACKの1月度入賞アーティストにも選ばれました!
まだ10代のはず。これは大器の予感。




また、他の先取りアーティストの、
Mr.ふぉるてや、かたこともまだ10代にして超カッコいい。
去年のサニカーのようになれる、ヤバい10代バンドはまだまだ溢れてそうだ。
w.o.d.やチョコレートちょうだいも、
個性が強くて、ハマる人にはハマるぞ。


ということで凛として時雨と立ち耳スコティッシュフォールドに副賞授与


この世で1番「あぁ、どうも」な音楽賞の受賞でしたー。

凛として時雨さんには、ピ様がカラオケ上手くなるように、JOYSOUND割引券を(理由:あの動画より)


立ち耳スコティッシュフォールドさんには、スコッティの箱テイッシュを(理由:名前が似てるから)


差し上げます。
普通にインディーズバンドにはあげれそうで怖い(笑)



あ、この授賞式スタイルで書いたら、もっと面白そうだな。

それでは、この辺で。
ぜひ聴いてみてね~!

DIE meets HARD

DIE meets HARD