なんて言いつつ、もう自分が中高生だった2000年代後半頃とは、環境は大きく変わっちゃってるんだけどね~
「はぁ~LINEもねぇ、モンストねぇ、SNSって何だそれ?」ってなもんです。ん?「おら、そんな時代嫌だ~」?。こちとらその時代を生きてきたんじゃ。へぇボタンの角でどついたろか。
今はアプリも色々あるし、YOUTUBEもかなり進化しましたが、
まだまだ地方住みの邦ロック好き、いわゆる地方勢は市街地に暮らす子には分からない実情がまだあると思います。
この邦ロックブログ第1回目では、高校までは一番近いコンビニが車で15分の田舎に住み、大学以降は某有名都市に2ヵ所住んだ僕の視点から地方勢についてダラダラ喋りたいと思います。ん?あぁ野生の鹿なら、よく食べてた。
月1回で、
ライブ行くのが都心勢(って言うんかな)、
タワレコ行くのが地方勢です。
むしろ行けたらいいほう。
「タワレコなんてどこでもあるじゃん」
残念。本当の地方勢はよく分からんホビーショップにある聞いたことないCD屋さんで買います。一応ここなら週一で行けますが、
たしか2010年、当時まさかのオリコン1位も取った「凛として時雨」が気になって、そのCDショップに行きましたが、
「…ない」
こんなんが日常茶飯事。RADですら「オーダーメイド」以降置き始めて、それまでのアルバムは結局置かれなかったなー。まさにヤバいCD屋さん
まぁ当時は良くも悪くもMステとかTVに出てるかが全てでした。さすがに今はそこまでではないかもしれないけど、真の意味で全国区ならないと地方にはCDすら回ってこない。
そんな感じは今も続いてるんじゃないでしょうか。
WANIMAは置いてるけど、フォーリミは置いてないんだろうな。今は。むしろ不況だし、ショップ自体が……
ちなみにこれTSUTAYAとかでも一緒ですよ。
さすがに品揃えはいいけど、次、店寄れるのは10日後です。
なんか親同士でも「隣町まで車出すなら、これ返しといて」って会話あったような…
じゃあ数少ない行ける日やAmazonで爆買いするんだね?
なんだお前、石油王か。
お金はない。それ以前に、
バイトするとこがない。
コンビニ車で15分の自分は論外だとしても、
一般的にも地方勢はできるとこ限られてしまってるはず。高校の最寄り駅から高校までの5分間が3年間、ずっとシャッター商店街だったことありますか?
あと進学校だったら、基本的にバイト禁止だし、そもそもタウンワークが置いてません。あと、すぐ顔が割れます。わざわざ遠くまで通ってバイト行ってるのにバレて御愁傷様。
ただ田舎は家帰ったら何かしらの食べ物がおすそ分けされてるから、食うものにはあんまり困らなかったですね。僕もすくすく育って183cmになりました。
それでもなんとかかんとかお小遣いを貯めて、「お、ライブに行けるかも…」
しかし、
遠いし、帰りの電車がねぇ
読んで字の如く。プリーズリピートアフターミー
「「終電ガ9時ッテ、マジカヨ」」
そもそもライブに行くって、ハードルが高いというか、すっごくいきり立ってるみたいな感じもあったんですよね~
(今は#日曜日だし邦ロック好きと繋がりたい、があるから、多少孤独感は減ったのかもしれんけど)
だってタワレコ行くので小旅行気分ですよ?
ライブ、特にフェス行くなんてディズニーとかユニバ行くのと同じくらいワクワクしてると思う。
もし高校生当時にフェス巡りなんかしてたら、「地元を捨てた」って言われそう。今はだいぶ認知されたし、そんなこともないと思うけど…
そもそもバンドも数年来ねぇから、バンドマンは最早ミッキーです。「バイト先に○○来ました!」って言ってる都心勢、アハッしてやる。
- でもあんまり悪いことでもないと思うんですよね
大学で課外活動にかなり精を出してたのもあったけど、
僕自身も実はライブデビューは遅くて、大学1年も終わりの3月です(tacicaのワンマンでした)。
それ以降も、こんなブログをしててなんですが、時間ができても未だにライブというものへの憧れが強くてバンバン行くのが、なんか申し訳なくなってるので、そんな無茶苦茶行けないんですよね。本当に自分へのご褒美感覚となってるというか。やっぱりどれだけSNSで距離が近くなろうと、アーティストに会うって、やっぱあり得ないんですよ。感覚として。
普段、田んぼと山だけに囲まれた中、学校から帰り道で周りになんもないから迷惑かからないので、好きなバンドの曲を絶唱しながら帰ってる。そんな自分の前に、そのバンドマンがいるなんて…って感動する感覚は都心勢に負けません。
「その感覚は大事にしたほうがいい」
先日あるバンドマンと話す機会があったんですけど、このような事を話すと、
「いいなぁ。なんだかライブが当たり前になってる部分もあるけど、そういったお客さんもいると思ったら頑張れる」
みたいなことを話してくれました。
まぁ時々インディーズ開拓してたら出会うんですけど、時々「俺らの事は、ライブで判断してくれ。映像で判断すんな」みたいなバンドいますよね?
あれ個人的に大嫌いなんですよ。もうバンプもそんなこと言ってねぇよ。
そりゃ食べ物も加工品より、出来立て食ったほうが旨いけどな。だからと言って、このご時世でYOUTUBEとかネット周りを妥協してることが伝わるバンドが売れるとは思えない。
それはそれでライブとはベクトル変えて頑張ろうとしてるバンドを普段僕は紹介し、応援してます。
この意見、そしてTwitterでレビューを続けてる根底にあるのは、行きたくてもライブが憧れの存在すぎて行けない環境で育ったことは無縁じゃないと思うんですよね。
まぁ環境で言ったら都心勢の人も勉強や部活やバイトで行けない人もいるので、ここまで書いたことにシンパシーを多少は感じてくれてるんじゃないでしょうか?
僕も前述の通り、大学ずっと課外活動忙しかったし。家でいろんな音楽が聴ける環境はアーティストさんが思ってる以上に助かってる自信がある。
なので、ライブに行けないから・CD買えないからでファン度に差がつくことはありません。
地方勢には、それを凌ぐ目のキラキラ度があります。
結局、そういう人はアーティスト側からしても嬉しいし、長いことファンでいてくれるのではないかと大切にしてくれるはずです。(これは社会人として自分もお客さんにサービスを提供し始めたら、なお分かるよ。)
その他楽器を始めるという点とか、
都心に比べてデメリットはあるでしょうが、
邦ロックお絵描きさんとか見たら、
- 自分なりのバンドの愛し方を探す時間は都心勢よりあるかもしれませんね
あ、でも違法アプリはダメよ
それでは、この辺で。
さよならー、さよならー、さよならー
by THURSDAY'S YOUTHより『さよなら』
※終わりはいつも曲に絡めたい、という気持ち