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【固定・随時更新】遊津場オススメ先取り紹介アーティスト一覧!!!

僕の紹介から3年後にロックスターになってます。と言えるような期待の邦ロックを先取りしています。

でも早く知ったからどうってわけでは絶対にないです。
しかしインディーズにも、ライブハウスにも運命を変える力を持つアーティストがいることを、早めに知ってほしいという老婆心ですね。
でも本当に売れてきているのが、結構出てきていて、とても嬉しいです。

紹介アーティストの皆さんには、
本当に勝手に申し訳ないです。
継続的に紹介し応援し続けます。

「※欠番」はなんかやらかしたとかではなく、今となっては不相応な当時から売れかけてるバンド紹介してたので、バランス取るために名前を伏せただけです。作りたては紹介の軸がブレブレで。



ぜひ、各種アーティストのTwitterアカウントとか入ってみてくださいね。


先取りアーティスト一覧!

☆2017年2月

1.メランコリック写楽(解散)
→ももすももすや、麻痺するポケットや、LINE wanna be anchorで活躍
2.arrival art(無期限活動休止)
3.The 3 minutes
4.※欠番
5.Black Tank Comebacks (解散)
→209.the old kinderbookへ
6.キツネアザミ

☆2017年3月

7.※欠番
8.ゆるふわリムーブ
9.gigi giraffe
10.雨ガエルと出鱈目
11.※欠番
12.レルエ
13.※欠番
14.おはようございます
15.tonetone(解散)
16.スピラ・スピカ(ex/スノーマン)
17.グッバイセブンティーン(解散)
18.ナードマグネット
19.LUNCH-ki-RATT
20.脳内麻薬ズ→nagori
21.そこに鳴る
22.※欠番
23.雨のマンデーズ
24.SACCHICO
25.みるきーうぇい
26.朝眠る(解散)

☆2017年4月

27.そのうちやる音
28.Emu sickS(活休へ)
イチカバチカやZOOZで活動
29.AOI MOMENT(ex.桜草 )
30.KAKASHI
31.さすらいナンバープレート
32.reGretGirl
33.夕立に笑う
34.ラリラボリッチ
35.しんきろうのまち
36.Egw Eimi(解散)
37.イトカムトビコ
38.moon side tetra(解散)
39.The BestAverage
40.Baby Leaf(解散)
41.かろうじて人間
42.※欠番
43.postman
44.Stella Letter
45.ぼっちぼろまる

☆2017年5月

46.SEKIRARA
47.2Mile
48.教育番組
49.Radicalism
50.FEEDWIT
51.ChroniCloop
52.スロウハイツと太陽
53.THOMAS CAT
54.裸体
55.film girl
56.Unfitcooder(解散)
57.スーパーアイラブユー
58.TRY TRY NIICHE
59.あくとわん(解散)

☆2017年6月

60.加速するラブズ(活休)
61.SUPER BIKINI JOHNNYS(解散)
62.the super cherry jam band
63.ナキシラベ
64.Blasha
65.Organic call
66.ofulover
67.イエスマン (活動休止)
68.Coo
69.※欠番
70.ポラロイズマリー(活動終了)
71.モノクロパンダ(活動終了)
72.ヤタガラスーパーマーケット本日開店(解散)
→RAUL
73.サテライタウン
74.Plot Scraps
75.The Mash
76.odd five

☆2017年7月

77.しらぬい
78.ank
79.An Sept.
80.fuzzy apple store
81.Eatscene(解散)
82.JACK=ON=THE=FIDDLE
83.梨帆→西片梨帆
84.the unglazed(解散)
85.くだらない1日
86.peeto
87.carpool

☆2017年8月

88.LIFE CORE FACTORY
89.Made in Me.
90.いつまでもそのテンポで(解散)
91.yeti let you notice
92.ARES INWARDS
93.FINE MOTION
94.toitoitoi
95.然れど
96.Curtaincalls
97.ラパンテット

☆2017年9月

98.Dr.FOOL
99.MOQJI
100.レベル27
101.sankanshion゜
102.10.8℃の世界線
103.SaToMansion
104.ふつつか少女
105.ごん
106.atelier room
107.Broken my toybox

☆2017年10月

108.長靴をはいた猫
109.Rock climb(活休へ)
110.Mr.Nuts
111.あのね

☆2017年11月

112.モノクローグ(第一章完結)
113.シベリアンフィッシュツリー
114.night limit(解散)→ I'm
115.I have a hurt
116.Basement Side
117.ULTRA CUB
118.ネノコクランク
119.melt into the cream

☆2017年12月

120.SUGERLUNG
121.ZINNIA
122.Actless
123.fibgloo
124.I Live in My Town
125.Mez-zo-forute
126.iloli
127.スペースロジー


2018年よりブログにて「月間先取り大賞」スタート!
◯が付いているのは、受賞アーティストです。なんも自慢できないけど(いつか価値のあるものに…)


☆2018年1月

128.Temmie Apologize(活動終了)
129.ellie(前:from now on)
130.ロマネ
131.まちがいさがし
132.super aruca
133.Litone of us
◯134.akane(ex.暁音)

☆2018年2月

135.w.o.d.
◯136.立ち耳スコティッシュフォールド
137.Mr.ふぉるて
138.フェイクブルー(解散)
139.チョコレートちょうだい
140.あの娘はウォンバット
141.かたこと
142.BurGerk

☆2018年3月

143.RUBBISH
144.I miss you…oh,I miss you
145.Chronograph
◯146.93°
147.insomnia girl
148.The tiny(解散)
149.Guest room
150.unsmoker (解散)
151.雨について。

☆2018年4月

152.kawaru gawaru
153.My Song is Yours
154.スキッツォイドマン
155.BruteRocks
◯156.もう二度と逢えない私へ
→Nimo Colchicum

☆2018年5月

157.OKOJO
158.カムラミカウ
159.sonosheet
◯160.chick in wisteria
161.Fow two.→Mega Shinnosuke
162.グスタフの寝癖

☆2018年6月

◯163.Depressed disorder in December(解散)
164.The Shiawase
165.ROKI
166.necozeneco
167.諭吉佳作/men
168.Bakyun the everyday
169.Re:name

☆2018年7月

170.とうふメンタル
171.Newdums
172.Sourire(活休へ)
◯173.pastleaks
174.CRYAMY

☆2018年8月

175.Youmentbay
176.Ribet towns
177.UMEILO
178.いつかのネモフィラ
179.Rocket of the Bulldogs(解散)
180.Sleep Slope
181.Teenager Kick Ass
◯182.Fancy Girl Cinema
183.プランクトン
184.秋山黄色
185.ソレチュウ(解散)
→POOL ICE MOONやOchunismで活動
186.ラッコ手を継ぐ。

☆2018年9月

187.五秒ルール
188.Mr.Seaside
189.田高健太郎
190.ToyJoy
◯191.nee
192.リュックと添い寝ごはん
193.The Muddies
194.高浪凌→タカナミ
195.ピローマン

☆2018年10月

196.goomiey
197.Alu.
198.sandysunny
199.eternal17才(解散)
200.Atomic Skipper
201.コトノハタラズ
202.スーパーバック
◯203.grumble grumble
204.the average

☆2018年11月・12月

205.CENTRAL DOGMA
206.The mono-Curation(解散)
207.CVLTE
208.CASANOVA FISH
209.the old kinderbook
210.Man'hattan Holiday
211.LUCY IN THE ROOM
212.ヨルトエ
213.花冷え。
214.shandy Wz
○215.EGGEST


2018年ワイルドカード
→insomnia girl

2018年間大賞!
→立ち耳スコティッシュフォールド

2018ベスト先取りインディーズ15: https://www.youtube.com/playlist?list=PLDVAI7PNXp1MHMpLpvthkbvDX7csPZGOs




☆2019年1月

216.Cody・Lee(李)
217.プッシュプルポット
218.遠藤理子
219.オレンジスパイニクラブ
220.ネコゼ
221.Mellow Youth
222.Marie Louise


☆2019年2月

◯223.Ezoshika Gourmet Club
224.harue
225.初恋モーテル
226.SOLITUDE A SLEEPLESS NIGHT
227.Marry me
228.成田あより
229.aoni
230.offshore


☆2019年3月

231.savior
232.aiae.(活動休止)
233.Liquid liqueuR
234.アトノマツリ
235.サンプリエ
236.マタノシタシティー
◯237.ヒライ
238.NO BORDER(解散)


☆2019年4月

◯239.my sister circle
240.ヨセアツメ
241.Limited街道
242.日々を嗤え
243.Foods


☆2019年5月

244.allicholy
245.ニモニック
246.アポロノーム
247.sweet rain
◯248.ルサンチマン
249.SULLIVAN's FUN CLUB
250.ロップラック


2019年6月

251.THE KITCHEN
252.月追う彼方
◯253.明るい赤ちゃん
254.THE KING OF ROOKIE
255.firefly


2019年7月

256.amanojac
257.plum
258.S.peranza
259.Hitode Filaments
260.C Case
261.Pygmy I'm cricket
262.藍色イマージュ
◯263.MINOR THIRD


2019年8月

264.THE118's
◯265.School Meets Geek(解散)
→アスノポラリスなどで活動へ
266.Yorimichi
267.cadode
268.anewhite
269.Merry Side Story


2019年9月

270.晴れ時々響の雨
◯271.A veny pafa
272.Lyric Jack
273.ミテイノハナシ
274.Jam Fuzz Kid
275.弥生時代の末裔


2019年10月

◯276.lungs rose
277.The Papaya Collection
278.NaughtyCrow
279.古墳シスターズ
280.toronto
281.鉄風東京


2019年11月・12月

282.システム、オール、グリーン
283.Reversi!
284.Ochunism
285.One of the sound
286.全力人間ランド
◯287.あるゆえ
288.松田美妃
289.Ememy
290.Pale to Alicia


2019年ワイルドカード
→allicholy

2019年年間大賞!
ルサンチマン



2020年1月

291.ユメゾメ
292.ANVITAUPE
293.Conton Candy
294.Rainscope
295.escapes
296.少年のように
297.minori
298.eel



※随時更新!

遊津場セレクト「行きたいライブ」vol.3

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このブログは出演者などを見て、
近日中開催される、気になってるライブイベントを「いーなー」と言うだけのブログです。
去年からシリーズ化しようとしたブログだけど今回が8ヶ月ぶり(笑)

そして何より、基本行けません!
主に仕事で。
今回は1つだけ行けるんですけど、他のは「いーなー」と指くわえてます。
なので、僕の代わりに気になったら行ってみてくだしゃい!

※ここに書くのは全て私見なので、正しい最新情報は公式サイトやSNSを確認してください。
チケットも既にソールドアウトあるかも?
間違ってても責任とれません……


①みそフェス


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名古屋のバンド、みそっかすが主催で行うサーキットフェス。
イケてる若手から、油が乗り切っている様々なタイプのバンドやミュージシャンがバランスよく出演している。
でもどのライブハウスのどの出演者も、
知名度や活動年数の差はあれど、既に濃~い酸いも甘いも知ってる感じがあって、この味わいのあるメンツはなかなかピタッと揃えられないのでは。
ネクライトーキー、ナードマグネット、OKOJOって並びはなんかエモい。

そして主催のみそっかすは解散を発表。
結局ライブは見れなかったけど、
アメリカと中国と静岡』『擦りきれた靴とロケット』『シャイニングイリュージョン』『太陽の塔』など、今でも聴いてる曲はいっぱいある……
しかも大好きな漫画の『食戟のソーマ』のアニメOPに大抜擢された時は嬉しかったし、今のインディーズ開拓活動に繋がる自信にもなってるのかなと思います。
2月にラストワンマンもあるけど、
このみそフェスでも万感のフィナーレを迎えてほしいな。

しかし、毎年最初にあるサーキットライブと言えばみそフェスだったけど、来年あたりどうなるんだろう。同郷のpostmanが引き継いだりしたら面白いよね。


みそっかす 「擦り切れた靴とロケット」PV


②逢ふれる


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前々から気になってるイベンターさんのイベント。しかも2月の僕の企画にも出てくださるfibglooとシベリアンフィッシュツリーが、一足早く共演しているってだけで、他人事に思えない(笑)

いやでもこの2daysの出演者を見ても、
昔からすごい流れやタイプの統一性の中に、強いイベントのこだわりを勝手に感じている。雑貨やフライヤーの画像だけ見ても、生命力溢れてるっていうか。
それをライブハウスなどでしっかり鳴らしきってるアーティストさんだけを選んでるんだろうなぁ。

ただ今回も行けないんです……
仕事と祖父の三回忌で……
ただ18日のシベリアンとfibgloo、26日のOrganic CallとArakezuriのタッグは最高だと思うので、是非僕の代わりに。


fibgloo/フラグメンテーション【MV】


Organic Call 「さよならユートピア」


③でらロック


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大型のショーケースサーキットで言うと、
やはりこのでらロックが先陣を切っており、
ここにまず選ばれたい!というアーティストは多いはず。
今年は地元以外でも活躍するぞ!と気合い入れた若手が名古屋に集結。
でも実はハルカミライやガガガSPといったシーンど真ん中で活躍するバンドもいたり、実力派アイドルもいる。全体的にいわゆる強くて熱い音を持つライブバンドらしいバンドが多いかな?

今年はより他イベントとのコラボもすごくて、その結果もあって20会場以上ってなってるのかな。
なるほどラジオ局も一体になってるのか。
冬のでらロ、夏のミナホにもっとなりそう。
今年も行けないけど、名古屋デビューするならやっぱりこのイベントか、サカスプやなぁ……


ハルカミライ-PEAK'D YELLOW(Official Music Video)


レベル27「ロックンロールなんてどうでもいい」official MV



④MiMiNOKOROCK FES JAPAN


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吉祥寺発のイベントで、昨年に大阪初開催もソールドアウトしたサーキットライブ。というより過去の吉祥寺の開催は全てソールドアウトというエグいイベント。
しかしそれも納得のエネルギッシュな将来有望の若手アーティストを精鋭な感じで集めたようなイベント。
関東関西だけでなく各地の有望な出演者で、妥協のなさを感じてる。
チケットはマジで公式サイトを確認しといたほうがいい!

そして、これは行けるんです~!
なんならライブ始めです。
リュックと添い寝ごはんとレイラが見れるのは楽しみですねぇ!
ただどの会場も入場規制起こしそうで心配ですね。BIGCATはeo music try決勝がやってるんでね(これも見たかったが……)
最後をHalf time Old、lical、Makiで当日まで悩みそう。



レイラ - Emma(Music Video)


まーとーめー


若手のいわゆる邦ロックアーティスト・バンドが山ほど出てきており、
ここ数年で1月・2月の土日にもサーキットイベントが定着しつつあるなと感じます。その分、競争も活性化しており、演者側は大変だろうなぁ…とも思う。
書いてないけど、1/25には大阪でeo Music Premium、2/9には岡山machiotoという魅力的なサーキットイベントもあるし。

個人で企画をやったことある僕からしたら、もう土日に企画するの無理じゃね?と思うくらいです(笑)

つまり、その激戦のサーキット出演を勝ち取って出てくるので、「よく知らないけど見てみるか」が最高な出会いをもたらす可能性も高いはず。
また学生バンドマン、ミュージシャンも2月が学校冬休みなんで、初遠征で来ました!という出演者も出てきます。
貴重な遠征デビューを見届けるのも楽しみ方の1つですね!


今年からいわゆるなライブハウスデビューしたい方は、興味持ったもの行ってみてくれたら嬉しいです。
ライブに音源に、今年もたくさんお金を有効活用してくださいね。


それでは、この辺で。

遊津場pre.2019年のベストソング20!!

タイトルの通り!
僕の選んだ今年出会った曲ベスト20!

名前で分かる通り、
他の人よりはインディーズが多めかもしれませんね。
それはうまく言えば、メジャーだからどうとか、売れてるからどうとか、そんなの一番無視できてるランキングなんではないでしょうか?
まぁ結構、有名曲も多いんですけどね(笑)
たまに出る「この曲なんだ?」は是非聴いてみてください!


今年は企画打ったり、Eggsで記事書かせていただいたりで、本当にサラリーマンしながらいろいろ経験させていただきました。その視点も楽しんでもらえれば何よりです。


それでは、どうぞ!

20位 Hakubi『午前4時、SNS


Hakubi - 午前4時、SNS【MV】


賛否両論だとは思う。
もっと壮大なテーマを表現できたりなど、技量とセンスが抜けてる歌は正直ある。
しかもSNSをテーマにすると、特に大人やネットの匿名で偉ぶってる人は、
「しょーもないテーマやな。もっと器広く持てよ 笑」と、嘲笑されることがある。

しかし、そんなちっぽけな問題だとは"分かっているけど”、
それが自分の存在や価値観の全てを闇で覆いかぶさる感覚に陥るのは、
今を生きる若者、特に活動にネットが必要不可欠となったバンドマンなら何度も直面する。

その闇をそれでもなお全力で潰そうとする渾身の曲。
それに対して何か別の苦しみと比較することで安心する、人の痛みの分からないリスナーになるくらいなら、
平和に生きられなくても、この曲を大事にしたいなと強く思えた1曲です。


『自分自身の肯定、存在価値の確認作業の音楽を誰が聞くんだ』

19位 PELICAN FANCLUB『ベートーヴェンのホワイトノイズ』


PELICAN FANCLUB 『ベートーヴェンのホワイトノイズ』Music Video (full ver.)


地球上のマイナスイオンを集約したような澄んだギターサウンドと歌声に、
ベートーヴェンと自分を対比させる心の彷徨っている感じが、
心をゾワゾワと揺さぶってくる。

アニメ主題歌となった『三原色』も肉体に宿る魂を感化させるような良曲だったが、
個人的には「心」「たった一つ」「人間」というシンプルなフレーズが、
次第に中毒性を持ちながら今を浄化していき、未来の視野を広げてくれるこの曲のほうが、ペリカンの進化を感じたし、虜です。
タイトル、カッコいいよね。


『心なしかどうかしていた
 堂々巡り どうかしていた
 たった一つ忘れていた
 ベートーヴェンも人間だった』

18位 SULLIVAN's FUN CLUB『PINK YELLOW BLUEZ』


SULLIVAN's FUN CLUB - PINK YELLOW BLUEZ(MV)


10代アーティストの最高峰を決める『未確認フェスティバル』の今年のグランプリバンドで、
ギリギリ先取り紹介バンド。

一見の通り、サウンドは爆音と衝動性がウリのバンドでもある。
しかし実はとてもあったかい言葉をハンドメイドしながら積み上がってるから、
爆発しながら曲名みたくカラフルに体内の血液を彩っていくような優しさがある。
そこに4人の信頼関係を感じるサウンドもあり、甘酸っぱい記憶を呼び起こす効果も絶大だ。

その特徴はこれからもどんどん進化していきそうだし、
何よりその積み上がった愛おしい感情を、
ライブでは粉々に崩す気持ち良さに、
ハマる人は急増するだろう。

『心じゃいつも
 君に好きと
 言えるのにね
 この胸をずっと
 締め付ける
 淡い目をそらさないで』

17位 ハンブレッダーズ『銀河高速』


ハンブレッダーズ「銀河高速」Music Video


「バズらなくていい」という言葉通り、
ギターの吉野さんの正式メンバーからの脱退もあって、
本当に苦しい胸の内と、ファンへの感謝だけに従って書いたんだろうことが伝わる1曲。
フレーズのフックだとか意図的にものが本当に感じなくて、
あのムツムロさんが歌詞にTik Tokという言葉入れるところに、「今」にしか向き合ってないことを感じた。

誰にとっても躓いた時にも応援歌になる歌。


『続けてみることにしたよ
 走る 銀河高速』


16位 オレンジスパイニクラブ『キンモクセイ


オレンジスパイニクラブ『キンモクセイ』Music Video


シャイと気怠さもこれでもかと出してるのに、
時折、ポロっと、ボロっと溢れる本音の純愛が“もう最高”。

キンモクセイ花言葉は「謙虚」「初恋」「真実の愛」…
心臓弾け飛ぶほど愛してるくせに、
実際は手を握るのも恥じらってんだろうな〜

女性側からしたら、こんな彼氏がほしい、
男性側からしたら、こんな歌を歌ってあげたい、
それが脳内で擬人化できるほどキャッチーなワードが多い。
でもこのバンド自体はアングラすぎず、でもラブソングの香りだけはしないというのも、非常に魅力的である。


『やっぱビビッときてるよ
 君のイメージ金木犀
 香りまで妄想しちゃうなんてバカね』


15位 ircle 『ラストシーン』


ircle「ラストシーン」Official Music Video


ircleがこれからも突然バカみたいに売れることは実際難しいだろうし、
僕もバンドはライブハウスが絶対みたいな思想は元地方勢として苦手なんだけど、
それでもこのライブハウス代表のこのバンド、この曲に出会ってないのに音楽ランキングは作れないよなぁ、
とさえ思わせる1曲です。

『最後の最後の1秒に
 会いたい人が浮かぶか
 会いに行こうぜ
 伝えて死のうぜ
 その目を開け
 フィクションじゃないんだろ』

やはりircleまでになってくると生命も含めて「終わり」というものがより具体的に迫ってくる感覚がありそうなもんだが、
その強大なテーマへ、積み上げたロックンロールで風穴を開けるために、
売れてるバンドも含めたそこんじょそこらのバンドを大きく置いてけぼりをくらわせた曲。


14位 TK from 凛として時雨『melt (with suis from ヨルシカ)』


TK from 凛として時雨 『melt (with suis from ヨルシカ)』


聴いているだけで、自分が禁断の愛をしているような、
聴いている途中に触れられてしまうと崩れてしまいそうな、
聴き手を砂にする1曲だ。

砂になった僕らも、
曲の中に出てくるギリギリ細い糸で縫い合わさった2人とともに、
深い深い海の中に沈んでいく。
完全に現実世界から閉ざされる。
これが臨死体験ってやつか?
生き返りたくないけど、生きたくなる。

ヨルシカとのコラボも含め、ソロならではの尊さがある。

『暗闇と光を縫い合わせた
 曖昧な 愛みたいな感情に会ったんだ
 匿名の夜にしか息をしない
 永遠よ 永遠よ 僕らを飲んでくれ』


13位 女王蜂『Introduction』


女王蜂 『Introduction』Official MV


『火炎』とすごく悩んだが、
今年発売のアルバムを通して聴くと、
この曲のほうがよりアヴちゃんの悩みを越えながらも立つ姿が鮮明に思えた。
ただどちらの曲もサビが歌詞のないメロディの部分で、
この1曲の中にもコース料理があるような完成度の高さに完全に踊らされた。

そしてまぁ完全に女王蜂に今年で惚れちゃいましたね。
この曲も軽快だけど、タイアップなども通じて今までの麻薬性からさらに1歩進化した親和性がついに僕を縛り上げたんだと思う。
アヴちゃんだけではなく、
他の3人のメンバーやスタッフも器用で美的感覚に優れていることを知ったので、
ライブに行ってみたい。

『おままごとはもうおしまい
 ガラじゃないからタダじゃ帰さない』

12位 秋山黄色『夕暮れに映して』


秋山黄色『夕暮れに映して』


秋山黄色、底知れず!

今までの宅録的なサウンドから、
ピアノとバイオリンなどのストリングスなサウンドも合わさったけど、
その美しさに負けないエモい歌詞と、
そこにさらにノイジーなギターを合わせ、
全てを強調させる一人のアーティストの底が見えない1曲。

ついに物凄いスピードでゴールデンタイムのドラマ主題歌にも抜擢されたが、
この1曲から幅広い守備範囲を感じたので僕は不安はない。

『時間を金に変えた
 金をお酒に変えた
 もうなんもなくて笑えた
 面白いけど楽しくないって普通かい?』

ここの部分とかフリーター臭さもなくなってないし、好き。
あとはメディアが変に米津玄師に絡めた宣伝とかは止めてくれよ…

11位 赤い公園『Highway Cabriolet』


赤い公園「Highway Cabriolet」Music Video


上半期ベスト10でも書いたが、
大和撫子的な言葉の柔らかさ、石野さんのボーカルセンスと、
津野さんの描く和洋折衷的なロックサウンドが、今年1年聴けば聴くほど病み付きにしかならない。
もう初っぱなから空耳している彼女に、
男だけど「あ〜れ〜」と芸者遊びされてる気分ってこんな感じなのかな。
熱帯夜も…エロい。

石野理子が今赤い公園にいてよかった!」みたいなコメントが溢れてるけど、
この人を選ばない艶やかなサウンドは、
日本語の歌詞のままでも海外にもウケそうな気がする。

『唇にちょっと携えた余裕
 CarWindowはまるで超高速の映画
 優しい目尻、射るような視線
 どうにもならない熱帯夜』

10位  KANA-BOON『まっさら』

www.youtube.com

今年いろいろあったけど、
それを差し引いても彼らの底力を知る1曲だ。
アニメタイアップではあるんだけど、
彼ら自身がもう一度30歳を前に、
まっさらになりたい気持ちも乗り移っていると感じる。
しかもKANA-BOON らしい爽快なサウンドと言葉のリズムでそれを強引にまで引き寄せようとしているのが、
チャーハン作り始めた頃から知る1人としてカッコよく感じるし、
『もう一度』と歌う部分には本当にあらゆる一人一人を力強さで屈っせさせる。

3人となった彼らがベストアルバムツアーと同騒会を通じてどう変わるのか。
2020年注目バンドである。

『誰だって独りの夜から
 心の願いを聴くものだろう
 もう一度 話せたら 触れられたら
 ただ溢れて』


9位 Broken my toybox『おかえり劣等生』


Broken my toybox 「おかえり劣等生」【Official Music Video】


ランキングに謎のインディーズバンドが出てきたと思ったら、とりあえず聴いてみてほしい。
僕はこのギターの入りにすぐノックアウトされた。

捉えどころもないままにバンドサウンドが流れていくが、
ハイトーンボイスなボーカルからは誰もが感じたことのある、この日常の仕組みへの違和感が止めどなく溢れてくる。
そして最後はあなたとの周波数が合致して、貫いてくれる。

今年はサーキットイベントへの出演も増え、
Twitterにアップされるライブ動画の力強さは常に驚かせてくれる。
どんなバンドでも救えるわけではない孤独の刹那的瞬間も手を差し伸べるインディーズバンドがいることを体感してほしいな。


『おかえり劣等生 僕らの言葉を述べる時だ』


8位 オレンジスパイニクラブ『敏感少女』



オレンジスパイニクラブ『敏感少女』LIVE映像


まさかの2曲目のランクイン。
もう『キンモクセイ』以上に驚いた。

元々の姿はこっちとかそんな論議はちっぽけで、
本気で「届け」が願っている曲は年に何曲この世に生まれるのだろうか。

こんな暴動的に加速するラスト行く前に、何度か緩急を見せてるというのが、
このまだ何の手もついてない現状と、かつ自然体で発生しているのが強すぎる。

すぐこんなに知られるようになるとは。
今後も付けられるイメージを飄々とぶっ飛ばしてほしい。

『まだ脳を彷徨く衝動
 寝ても鳴らすギターコード
 浮かんだ文字口ずさむメロディー
 掃いては捨ててを繰り返してた
 幾度なく産み捨てた言葉と
 研いだ音符が俺に言う
 もう一歩もう一歩歌う
 届け届け敏感少女』


7位 BUMP OF CHICKEN『流れ星の正体』


BUMP OF CHICKEN「流れ星の正体」


この曲自体は正直ファン向けというか、
入門してすぐ「やばい」となる曲ではないと思う。

でもアルバムの話になってしまうんだけど、アルバムの収録曲はほぼ全てと言っていいほど、
何かしらのタイアップが付いていた。
だからこそ「バンプの歌いたい歌」は少なくなっているんじゃないか?
バンドというよりは案件に応えるクリエイターみたいな、
ちょっと別次元に行ってしまったのではないかという不安があった。

しかしまさかのそんなことはなく、
例えるなら凡人には理解できない惑星旅行に行ってもなお、
地域のお祭りにちゃんとお土産を持って帰ってきてくれたみたいな。
ともかく彼らが僕らを忘れることはなかった、
ということがどんな困難にまみれても証明してくれたのが嬉しすぎた。
僕らはBUMP OF CHICKENと同じ空の下に生きていた。


『お互いに あの頃と違っていても 必ず探し出せる 僕らには関係ない事
飛んでいけ 君の空まで 生まれた全ての力で輝け』


6位 トップハムハット狂 『Princess♂』

www.youtube.com


僕もヒップホップが流行っているのは僕も感じているし、出会っているが、
最強はこれにしました。

前作の『Windy Indie』が爽快感しかなかっただけに、振り幅にも驚く。
もうこの最悪なお姫様で1本長編アニメ撮ってくんねぇかな。
オタサーの姫は歌詞に出てくるけど、
まぁ本当にいろんな界隈、業界にコミュニティの輪を乱す輩はいるよね…
男女、年代関係なく…
それは本当にMVのあんな風に薄っぺらでキモいのです。
トップハムハット狂のように、痛快に生きていきたいものですなぁ。
現代の理想的代弁者。

『人畜無害な面したサイコパス It's me』

5位 3markets[ ]『社会のゴミカザマタカフミ』


3markets[ ] -「社会のゴミカザマタカフミ」MV

ゴミ袋が似合うバンドとか彼らしかいない。
ヤバTや打首獄門同好会とは、真逆なベクトルだけど、負けないくらいオンリーワンであることを示す1曲。
彼らをコミックバンドと最早言う人がいないのと同じように、
数多インディーズバンドにいる“鬱バンド”とは、一つ上のステージの、
例えるのも不穏で形容しがたいが、確実にバンドの新たなスタイルを拓いた。

そこを絶妙に不安感と安心感で煽るギターロックを鳴らすのは、実力派ライブバンドの証明。
この旅路の先にハッピーエンドを期待……するのは正解か、不正解か。


『一生夏休み
一生夏休みしてる
一生夏休み
人間としてホントゴミ』

4位 King Gnu『白日』



King Gnu - 白日


新しさ。
美しさ。
妥協のなさ。
アウトロー
圧倒的技量。
スルメ曲。
日本語の、日本人らしさ。
ミステリー、ワクワク。
蒼さ。

何を入り口にしても許される曲。
誰もが拾える新世界の扉への鍵を落としていったように感じた。

2010年代、従来のJ -POPがAKB商法もあって熟成した頃、
同時にメデイアや数字ではなく、
自分達で新しくてカッコいいと思えるものを探す風潮が強まったと思うんです。
そこにSEKAI NO OWARIや米津玄師、Suchmosなど、
よく考えればまぁまぁ異質な彼らが流行った背景があると思います。
そしてそのポジションをKing Gnuが勝ち取る。
そしてこの曲は日本語の持つ厳かな美しさが過去の「新感覚の音楽」より出ていて、
すごく日本人の心を惹いた曲になりました。
『Slumberland』とのギャップも凄かったしな…(笑)


『真っ白に全てさようなら
 降りしきる雪よ
 全てを包み込んでくれ 今日だけは
 全てを隠してくれ』


3位 MINOR THIRD『セッションが苦手な僕でも』

eggs.mu


それはもう爆風に飲み込まれたような時間と出会いだった。
しっかり導火線の近くまで引き寄せられ、
まず最初の爆発から、歪んだキーボードによって走馬灯を見せてくれる。
リスナーのくだらない思想・妄想・幻想が爆散した後に、裸の心臓の深くまで入り込んでくる彼女の歌声が、またそこで爆発!
既に四肢が飛び散った耳に聴こえてくる「爆ぜたい」思いが詰まったメロディは最後、跡形も残してくれない。

未確認フェスティバルファイナリスト。
しかしまだまだ予測不可能で、深くて暗くて見えないところにいるバンド。(そもそも結成は今年だし)
しかしもっと多くの満身創痍の体に、この爆風が行き渡ってほしい。


『セッションが苦手な僕でも
鳴らしたい音があってもいいだろ?』



2位 yeti let you notice『瞬き』


yeti let you notice「瞬き」MV


学生の皆さん。
2020年の卒業式は、
その前にこの曲を聴いて、
大事な人に正直な思いを伝えていこう。

美しすぎるピアノの音色、
神の施しと聴き間違えるような歌声、
徐々に合わさっていく淡くも力強く響くバンドの演奏、
ずるいほど心を支配するコーラスハーモニー。

どこかに旅立つ人間が必ずする後悔と、
どうしようもなくそれは美しい思い出として輝き出す事実を描いた歌詞が、
静かな湖畔に鳴るワルツのような芸術的美しさを持って届いてきます。

春までに、知ってくれ。

『君の下手な踊りを誰もが嗤うけど
 僕は美しいと思った
 平気なふりしたけど
 本当は僕も一緒に居たかった』



さぁ、今年のナンバーワンソングは!


1位 マカロニえんぴつ『ブルーベリー・ナイツ』


マカロニえんぴつ「ブルーベリー・ナイツ」MV


上半期と変わらず、この曲にしました!
絶対気付かれないかつ、何じゃこれなおめでとうございます!

しかし、悩みました。
いわゆる若手インディーズバンドのよくある失恋ソングが、タイミング良くハマっただけではないかとも考えられなくもないんですよ。

それだけでは片付けられないこの歌の魔力、マカロックに引き込まれる正体は、つい先日レディクレでライブ見て、自分の中に決着しました。
彼らって、「愛の力を信じてる」度合いがすげぇなって思いました。

なんだかとてもギザな言葉ですね。
なのでマカロニえんぴつも昨年までは、この事実を認めるのに多少の恥じらいがあったんだと思います。
しかし今年はこの姿勢を受け入れて、全面に出した結果、道を拓けたんだろうなと、彼らの「まだここでもらった愛を返すのは終わらない」というライブの姿を見て強く感じました。

そういった意味では自分達の決意でもありそうな『ヤングアダルト』のほうが、そのメッセージが強い名曲とも思ったんですが、
ちゃんと色気ある音で、ラブソングというストーリーに落とし込めたこの曲のほうがやはり魅力的に感じ、1位の楽曲に選びました!
愛というのは恋愛だけには留まりません。
マカロニえんぴつは「令和の愛の伝道師バンド」として、もっともっと上に行くでしょう。


『傷つかないための気付かないふりばかりだ
信じることは悲しいこと』


まーとーめー


どうでしたでしょうか?
僕はどうやらまだ発展途上でも、
強い決意やしっかりと振り切れた曲が好きなようですね。
そういうところはやはりインディーズを掘っている影響も出ているでしょう。
ただこういうシンプルな熱量みたいなのでも、今回選出した曲はインディーズ好きじゃなくても全然届く曲ばかりです。
そしてその先に、大きなステージを手に入れたというバンドこそが名曲を残していると思います。

そういうランキングになっていると嬉しいです。



来年はどんな曲に出会うでしょうか?
それでは、この辺で。

遊津場pre.先取りアーティスト年間大賞2019!

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今年も数ある邦ロック系インディーズアーティストの中から、
厳選して月間で7組前後、年間で74組、
むっちゃ先取りかつ、
「このスタンスで音楽していれば、知られさえすれば結果として売れるやん」
なアーティストを紹介してきました。
インディーズだからどう、っていうのは多少はあるにしろ、
成長曲線やライブ予定、ネットの利用法なども踏まえて、
今の有名アーティストと遜色ない良曲かつ覚悟を持つ方々として感動した74組です。

そしてそこにまぁ少しエンタメ要素というか、
昨年に引き続き、
月間先取り大賞を毎月決めて、
そこにワイルドカードの1組を加えたトップ画の12組の中から、今年も大賞を決めます!

まぁそんな選出から順位付けまで全部僕一人でやっているわけだから、
そこには何の意味もなくて(先取れなかったのもいっぱいいるし)、
ただただこの12組を今年のインディーズシーン振り返る意味でも熱を持って紹介するので、
皆さんにこの冬休みに聴いてほしいという気持ちです!

それでは、どうぞ!
(まぁいつかは業界のコンテストのグランプリくらいの影響力持ちたいよね 笑)


全体的な総括


とにかく今のインディーズシーンは20歳以下、高校生くらいのバンドも非常に元気である。
そのため月間大賞のアーティストも、平均年齢20歳未満は12組中8組(多分)もいる。

そのどれもが特徴的かつ大きな1歩を踏み出しつつあって、
ルサンチマンはロッキンの舞台に立ち、
ヒライMINOR THIRDは未確認フェスティバルファイナリスト、
my sister circleも十代白書決勝進出してtetoとの対バンも決まり、
明るい赤ちゃんもあるあるさんのツアーに参加。
遠藤理子の『平成最後』のMV再生回数は10万回再生を超えミナホにも選出。
あるゆえは先月始動ながらタワレコ未流通コーナーで売り切れを叩き出し、早くも多くの魅力的な対バン予定でぎっしり。
a veny pafaもOKOJOと共演するなど着実に進歩しながら、今回の十代白書もライブ審査まで選出している。

各々曲の表情は似てるようで全然違くて、
例えば衝動的で攻撃的と言っても、
ルサンチマンはその中でも鋭利に刺してくるけど、a veny pafaはもっと鈍器で不器用に心に圧し訴えてきて覚醒への事件性がある。
でもその事件性もMINOR THIRDとは違って、彼女達はもっとグロさがある。それでいて気品もあり、別次元のよう。
まぁ聴けばメッセージ性の違いは分かるので、
自分はどのバンドにどんな方法で、心の弱さを救われたいのかを聴いて決めてほしい。

my sister circleあるゆえも、
今後、2組を熱量の高い女性ボーカルバンドと一括りにはできなくなってくるだろう。
既に紆余曲折な背景が違うし、東(あるゆえ)と西(my sister circle) のライブハウスで地道にこれから鍛え上げられ、
そこで生まれる曲の持つ各々のストーリー性が多くの人を捉えて離さなくなるぞ。
ヒライも熱量と真っ直ぐな勇気を与えるバンドだが、
そこに今まであまり注目されてこなかった、
山梨のロックシーンを背負っていくという覚悟や経験は、
さらにどんな闇も、増えていくだろう令和の闇も照らすような光を放つ曲に繋がるだろう。

遠藤理子はこの中でも実はかなり未知数。
そもそもシンガーソングライターとかそんな肩書きではなく、
表現者として生きていくのを、公開されているライブ映像で強く感じたし、
来年の今頃には彼女の周りでどんな音が鳴っていても不思議でない。
そして明るい赤ちゃんは元気。
ただ10代バンドと、北海道バンドもトレンドだけど、ここまでの人間臭さは彼らだけ。
それでいて曲のキャッチーさはどれも才能を感じるので、勢いを大事にしてほしいバンドだ。

さぁこうなると負けてられない他の4組。
ただ残念ながらSchool Meets Geeksは解散。
去年のgrumble grumbleでも書いたけど、
中国地方のライブシーンは成長中なので、
新たにギターとして加入したアスノポラリスや、今年先取りした同郷のEnemyやS.peranza(岡山)もいいバンドなので、
担う存在として期待したい。

Ezoshika Gourmet Clubは全体的に高い音楽性で今年多くのコンテストシーンを荒らした。
なかなかグランプリには恵まれなかったが、先日のMASH HUNTでのライブ審査で4ヶ月の闘いを制しBEST ARTISTに選ばれた。
allicholyの持つ世界観の描き方はメランコリックなんだけど美しく、SSWとしても活躍するボーカルの儚さと可愛らしさを纏った歌声が明暗どちらのサウンドにもマッチする。
制作期間突入を発表したが、どれだけ待っても期待値が勝つ。
そしてlungs roseは聴けば全てを奪い去る力を持つ2ピース。ライブバンドが好きだって人は、少しハードル高めでもいいので聴いてほしい。
有名レーベルは何してる。


さぁそして今年はこの中から、
準グランプリとグランプリを発表します!




準グランプリ!


Ezoshika Gourmet Club!

「コントラスト」- Ezoshika Gourmet Club【Music Video】


スタイリッシュにPOP、ダンサブル、疾走感などを多岐に表現していくサウンドに、
力強い歌声と、1音1音の強さがマッチする。
若さもありながら、もう生まれたときから既に垢抜けているんじゃないかというサウンドは、聴いているだけでも色彩豊かな世界に連れていってくれる。
最近はポップサウンド×ロックミュージックの高いレベルでの組合せが主流となっているが、サウンド・歌詞・声・ライブなどの要素で、大抵のインディーズバンドはどこかに隙がある。
しかし彼らにはそれが非常に少なく、今後も多くの人を高次元な世界に連れていくだろうと思い選出しました!

MASH HUNTのBEST ARTIST受賞は大きいが、恐らく年間の勝負になると、また2~4組ライバルが出てくるだろう。
来年も進化して、そこを勝ち抜いてほしい!


グランプリ!!!


業界的に映えありはしないけど、
第2回年間先取りアーティスト大賞は……







ルサンチマン

eggs.mu



衝動的でどこまでも鋭利に刺してくるサウンドながら、
刺さってから分かる、斜に構えてはなく今を生きる若者の弱さや脆さや優しさが正直に溢れてくること。
この絶妙なクセの塩梅による表現力が、
多くのバンドの中でも抜群なレベルの高さを示している。
昨年頃からMr.ふぉるてやマッシュとアネモネから始まり出して、
リュックと添い寝ごはん、高校の先輩であるクジラ夜の街の羽ばたき、
そしてそれを受け、さらに最高を更新する世代の代表として、爆発力のあるルサンチマンが切り拓くのではないかという期待が、この3歩先行く先取り大賞にピッタリ!
よって今回大賞に選ばさせていただきました!
企画にも呼びました!

ただ、年間大賞は最後まで悩みました。
10代で言えば、もちろん企画出てくださるMINOR THIRDやヒライスが1位でもいいんじゃないかと思いましたし、僕の中で僅差です。審査員、僕しかいないんですけど。
しかし現時点では、僕はルサンチマンの繊細かつ痛快さにシーンに変化をもたらす予感があります。


まーとーめー


さぁ、ということで今年もインディーズ情報まとめさせていただきました!
おめでとうございます、というよりは今年もありがとうございます!
本当に先取りなので、
この中にいない紹介アーティストが大当たりする可能性もありますし、
5年くらいかけてすごいバンドになるタイプも出てくるでしょう。
月間大賞のメンツでも、覚醒タイプと地道タイプに分かれていますし、
オレンジスパイニクラブやSULLIVAN's FUN CLUBあたりも今年紹介したんですが、
もう来年一般的な認知度も急上昇するんじゃないでしょうか。

ただ10代アーティストが元気な分言いたいんですが、
今の勢いも大事ですが、ちゃんと勉学や友達との遊びも大事にしてほしいし、道悩んでも迷ってはないと思ってほしいですね。別に全てが音楽に通じなくてもいいですし。
緑黄色社会だって、高校2年生の閃光ライオット準優勝の後は、結構地道にじっくり音楽と向き合ってました。
全然すぐじゃなくていい。もし続けられるならで大丈夫なので、
自分たちなりの上を目指す方法、仲間を大切する方法で楽しんでほしいです。

個人的にも今年は初めて企画をしたり、Eggsで文章書かせていただいたりしました。
しかしもっともっと、どっちかと言えばライブハウスに行くという選択肢のないような人にも届くように、
遊津場の活動を続けさせていただければと思います!
僕もそっち側なんで!


本当に今年は知識を得た1年でした。
それでは、また来年。

2019年邦ロックニュース総まとめ!

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時々思い出すんですけど、
一応情報系アカウントだとも思ってるので、
毎月1日に、前月の邦ロックニュース集というツイートしてるんですよ。
稀に楽しみにしてくれてる人もいるはず。

わりとこれが1年間溜まると、
この界隈の1年の振り返りになるんです。
ということで昨年に引き続き、1年間の邦ロックニュース集をまとめたので、見ていきましょう~

元旦


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元旦は各バンド、お祝いの意味を込めて、メチャメチャ解禁多いです!
去年はそれをまとめたのが1100RTとかなりましたし、今年もなかなか。

アルバム、MV、周年企画の解禁が多いですが、来年の元旦はここにサブスク解禁とか入ってくるんですかね?
ちなみに今年のサブスク解禁のニュースは、この後いっぱい出てきます。
菊池さんは今年しゅきぴ卒業したんでしょうか。かなり減っていた印象ですが。

元旦以降の1月

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前年荒天中止となった京都大作戦4daysが発表されました。
それが粋すぎて驚いたのもあり、今年は本当に無事開催されてよかったと、行ってなくてもとても思える不思議なフェスです。

バズリズム1位のKing Gnuは、バズるとかそんなレベルじゃなかったですね。
影響力は関ジャム並みでしょう。来年は誰でしょうか。マカロニえんぴつな気がします。そして「もう売れてるやん!」とTwitterが荒れる。

2月

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ナンバガ復活!!!
「何発かヤりたい」「稼ぎてぇ」は、今年の名言の1つかもですね。
それこそ「無茶苦茶に癒着したいねん」もキャッチーな感じですが。

キングダム、面白いらしいですね。
そして朝ドラ担当したのに、紅白出なかったスピッツ。個人的には1回くらい……とも思うのですが、大ファンの母がどう思ったか、帰省したとき聞いてみます(笑)

3月

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サカナクションがやっとオリジナルアルバム出しました。
なんか路上ライブとかゲリラ物販とか、山口さん、少し奇行が目立つ1年だったような……(笑)。あともりもりさん本人公認(?)おめでとうございます。

片岡さんがめざましプレゼンターとか、
川谷絵音さんが突然曲募集とかありましたね。
特に川谷絵音は今年も止まらなかった……
ジェニーハイはブレイク気味、インディゴも精力的だったし、なんか最近ドラマにも出てたよな……

4月

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『天気の子』でも『君の名は。』タッグで、今回も音楽面が大成功。
今回は三浦透子さんをフィーチャリングしたことも話題になりました。

そして1月のkeiさんもですが、訃報の連続には驚きました。
ただベガスもヒトリエも、より動き出しているという風に見えて、それは本当にカッコいいことだなと思います。
そして松原さんは最期というか、この年末の今でも尚、愛されイジられてるというのが、これはこれでメチャクチャカッコいいですね!

5月

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打首獄門同好会が首相面会も果たすとは……
というかにもかかわらず、今年もマイペースさは健在の印象ですが(笑)
KEYTALKもですが、ホルモンのナヲさんもメディアによく出てたなーと思った年でした。

そしてTwitterがどれだけ不具合でも、通常運転のピエール中野さんも1年間ずっと健在で常に話題でした。
河野太郎さんとどっちが強いでしょうか。
ピヤホン。

6月

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岡崎体育の長年の目標、たまアリワンマンも即完の大成功。ライブなどのパフォーマンスだけでなく、SNS通じて、ここまで背中を見せてくれるアーティストはいたでしょうか。
『なにをやってもあかんわ』言いながらでも、勇気持って行動したくなる。
新たな目標達成に向けて、今後も応援したくなりますね!

セゴリータ三世さんというYouTuberの方によるMusicFM撲滅運動も、その本気度は過去ないもので影響受ける人も多かったです。

7月

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ハルカミライの幕張メッセワンマンは大丈夫なのか!?と思ったのですが、ソールドアウトの大成功でした。
この4人には、この4人にしか出せない不可侵領域があるというか、それこそ今話題のダイブ問題すら、ライブで圧倒することで抑制できる高次元のバンドですよね。

ロッキンのアニメ企画は来年夏のお披露目に向けて、絶賛準備中とのこと。

8月

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様々なライブが発表されてますね。
再び揃ったのが奇跡すぎるNANA-IRO ERECTRIC TOUR(ASIAN KUNG-FU GENERATIONストレイテナーELLEGARDEN)に負けないくらい、
同騒会(KANA-BOONキュウソネコカミSHISHAMOgo!go!vanillas)も、2010年代の邦ロックというものを心身に感じるツアーでしょう。

このフジファブリックのMステ、見たかったな~。そもそもリニューアル後のMステも見れてないのだけど、ちゃんとアーティストファースト?

9月

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とーやま校長、あしざわ教頭がWで退任のSCHOOL OF LOCK!は、どう変わるのでしょうね。
今年の未確認フェスティバルは逸材揃いでしたけど、影響あるんですかね~
本当にSULLIVAN's FUN CLUBも、ヒライスも、Bambooも、カモシタサラ(現:インナージャーニー)も、3年後にはレディクレいておかしくない勢いが既にある。
そしてこのメンツの中、圧倒的なライブをしたMINOR THIRDは、僕の2月の企画に出演くださる。ヤバい。

WOMCADOLE、ネクライトーキー、そして翌月にはハンブレッターズもメジャーデビュー発表していて、シーンの動きを感じます。

10月

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ヤバTとsumikaの勢いは今年も止まらず。
そして、ついにスピッツもサブスク解禁。

ハジマザ10周年イベントは仙台・東京・大阪でサーキットライブをした後に、野外2daysをやるという。猪狩さん体調壊さないでね……
あと今年ハジマザの日程を最高に埋めたオーラルのPARASITE DEJAVUは今年限りなのか、どうなのか。

11月

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相鉄のCMは、くるり『ばらの花』とサカナクション『ネイティブダンサー』をマッシュアップさせ、FLOWER FLOWERのyuiとodolのミゾベリョウが歌うという、まぁ世代ど真ん中や好みど真ん中なら、鳥肌立ちまくって唐揚げになってしまう(?)出来です。
染谷将太二階堂ふみという「ヒミズ」コンビなのもいいですよね。

細美さんだけでなく、髭男の藤原さんやback number栗原さんも結婚。おめでとうございます!

まーとーめー


というわけで1月~11月までまとめましたが、今年は見ての通り、「髭男」「King Gnu」「サブスク」の年だったと言えるでしょう!
紅白まで射止めたこの2組が来年どんな活躍をするのか。
人気な分、プレッシャーやメディアに苦しむ時期もあるので、体調第一にしてほしいですね…クソメディア◯ね……

ネガティブなニュースは少し省いたんですけど、今年も脱退や休止、薬物トラブルなどもありました。
こういった部分、いよいよ平成生まれ平成育ちど真ん中の世代にも出てきてるので、この新陳代謝で良いブラッシュアップがシーンにもたらされればいいなと思います。

ちょっと転換期なのは感じていて、結構ハイレベルなロックミュージックが流行っているので、周期的にもそろそろまたシンプルなロックミュージックに戻るんじゃないかと思ってるんです。
その旗手となるバンドは育っていますし、またそこを喰っていくような、いいバンドやアーティストをこれからも紹介していきたいですね!




それでは、この辺で

Pretender

Pretender

遊津場pre.月間ベストソング大賞!~2019年11・12月度

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ボーナスは満額寄越しやがれ。
遊津場です。

まず2度目の、単独としては初の、
企画ライブを発表しました!
場所はなんと東京!関西在住なのに!

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いろいろ考えてのそれですが、
そのいろいろは今後じわじわ発表したいと思います!
日曜日なんでいろんなライブがあって、
強力なイベンターまで企画しちゃってるんですが(笑)、
負けてないし、僕のほうが面白いので、
『ゆつばバーン!』に来てください。
『ゆつばバーン!』がスベってる?
でももう名前覚えたやろ。

さぁそれでは今年最後の月間(今回は11月~12月前半)ベストソング、先取りアーティストを紹介していきます!

月間ベストソング大賞!

普通に聴いててヤバーな音楽を、メジャー、インディーズ、ジャンル関係なく!
期間が長かったので、ちょっと多め。
最後に紹介するのが大賞です。


Hakubi - 午前4時、SNS【MV】


◯ニモニック『ありあまるフライデー』


「あ~」って意味もなく、つぶやいてしまうルーティンに捉われた、
5年目までの社会人世代の心と景色を優しくも強く覗かれる1曲。
マイペースながらも、少しずつその才能が見えてきている彼らのセンスに今後も期待したい。
ワープした~い。


◯Hakubi『午前4時、SNS


押し付けられた価値観を破壊する、
呼吸より呼吸な1曲。
SNSを題材にすると、どうしても曲が軽くなるというか、
心情が舐められてしまうところがあるけど、
そもそも舐めてくるやつなんなん?
その舌を引きちぎるまでもなく、この自分のための音に、かき消される。


◯Cody・Lee(李)『I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)』


一畳間に吹く風が、ものすごく広くて遠い世界まで届き、包み込み、
最後はホッキョクグマに到達する愛の着地が、とても気持ちいい。
『dizzle』で才能感じたのは今年。
そこからの強くなり方は尋常じゃない。


◯[ALEXANDROS]『あまりにも素敵な夜だから』


今だからこそ書ける『Starrrrrrr』
そんな感じが個人的にした。
大人の余裕もだいぶ板についてきたけど、
やっぱりまだギラギラしていたい気持ちもある、
今のドロスらしい曲だと思う。
そこに18祭の若い感情を得たならば、さらに凄みが増すのでは。


◯Sourire『いつかのあの日』


昨年ROJACK入賞から、地元群馬と東京を中心に精力的にライブを重ねていた紹介バンド。
残念ながら活動休止を発表したけど、この曲の持つ存在感の強さは永遠に記憶に残っていくほどにドラマチックなナンバー。


◯NITRODAY『ヘッドセッド・キッズ』『ブラックホール


今までの違いに驚いた人も多いけど、
僕は最高に振れたなと思った。
だって、これを経ての過去曲は相当に強く響くだろう。それもこの振れ幅を見せたからこそで、彼らの持ち前の音感はすごいんだなと。
オルタナの新しい扉を開いたし、この音の密度はまだまだ深まる。


◯CAT ATE HOTDOGS『yoru』


この曲はもうちょい騒がれてもよくない?
うるさいのにうるさくない。
乱れてるのに慎ましい。
少年性のある言葉はそのままに、人類共通の喧騒を歌にできた1曲。
来年は関西だけでなく、いろんなところで、いろんな体験に触れる回数が多いほど、歌にネオな視点が加わり、大きくなっていくのでは。


MY CHEMICAL ROMANCE『Welcome To The Black Parade』


多分聴けば「あー」ってなる10年前の洋楽。
たまたま早朝にフルで聴いて、こんなすごい曲だったとはね!
世界のバンドマンの「この歌を作りたい!」を具現化したような曲で、非の打ち所がない。エモい世界一。


◯amazarashi『未来になれなかったあの夜に』


リズムに乗せたときのタイトルの語呂の良さと、意味の覚醒の、もうこれだけで横浜流星ごと好きになる。
この世の希望と弱音のすべて、ぼやけさせない秋田節の真髄。


◯羊文学『1999』


儚ねぇ……
クリスマスを支配した令和最初の若手ロックバンド。
こんなに儚いのに、どこか無邪気さもある不思議さが、
この曲がこの世に愛を取り戻した秘密。
すごいリーガルリリーとの対バンが見たい(リーガルリリーの新曲も彼女達なりのブレなさがどこにもないロックサウンドになっていて最高です。『GOLD TRAIN』)!


長靴をはいた猫『天満月』


昨年のROJACK優勝後は、比較的マイペースに活動してると思っていたが、
初の全国流通盤でこんな名作を作っていて、全然そんなことなかった。
MVになった2曲も進化を感じるけど、このアルバムのラストを飾るこの曲は本当にヤバい。インディーズながら、邦ロックという域を越えている壮大なナンバー。
来年はヤバいぞ、長靴をはいた猫


さぁ、そして今回のベストソング大賞は……


オレンジスパイニクラブ『敏感少女』!



オレンジスパイニクラブ『敏感少女』LIVE映像


決して変拍子ってわけじゃないんだけど、
歪なまでに曲のスピードと恋の暴走が始まる不安定さが、最高にライブハウスって感じで、『キンモクセイ』のイメージを軽く吹っ飛ばした。
恐らくTHEドーテーズ時代から考えるとこっちのほうが素に近いかも。
この1年躍進したけど、まだまだ全然全てを見せつけてないかもしれない。
とりあえずその1枚になるだろう、来月発売のタワレコメンにも選ばれたアルバムが、今から待ち遠しい。

個人的に1月に『キンモクセイ』を先取りに紹介して、今年最後のベストソングもオレンジスパイニクラブで終わるのって、遊津場とかいう枠取っ払って好きなバンドを見つけた感じがある。


月間ベスト先取りアーティスト大賞!

今回、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の9組です。

  • システム、オール、グリーン
  • Reversi!
  • Ochunism
  • One of the sound
  • 全力人間ランド
  • あるゆえ
  • 松田美妃
  • Ememy

このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……







あるゆえ!


あるゆえ - ライブハウス MV

<紹介ツイート再掲>

☆さらに深めてみる

ボーカルが首根っこ掴みながらも、自分の感情を余すことなくさらけ出す2曲に、まずはレイラやユレニワのように、各地のサーキットライブを荒らしていく姿が想像に難くなすぎた。
ギター、ベース、ドラムの演奏も、その強すぎる歌声と意思の歌詞を、
120%ぶつけられるように配慮と攻めが絶妙で、世界観から逃がさない。
芯のある演奏をしている証拠だ。

全くの新星ながら、どこか満を持して現れたロックバンド。
焦らずじっくり曲作成とライブを繰り返せば、近いうちにインディーズシーンに影響を与えていくだろう。


他にも松田美妃の生の音と打ち込みの音のどちらも活かすような歌声とリリックセンスは驚き。
Ochunismはもう関西では早くも注目の的になりつつある。
広島のEmemyの熱量、Pale to Aliciaのドラマチックな熱量、全力人間ランドの闇明るい個性の熱量など、
いろんな熱量からなるエモさに触れられ、今月も先取り様でした!


まーとーめー


という訳で、今年の月間ブログもこれで終了。
残すは年間ベストソング、ベスト先取り大賞となります!
冬休みに入り、時間空いた邦ロック好きは、
ぜひともこの遊津場を活用してくださいね!


それでは、この辺で

【完全主観】2019年M-1ファイナリストを邦ロックアーティストに例えてみた

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お笑いは邦ロックより、どにわかだから、
的外れでも怒らないでね。
ちょっとは調べたりしてみました。



◯インディアンス
→ブレイク候補のパワー型
→WOMCADOLE

◯ミルクボーイ
→その道では知られた実力派とのこと
バックドロップシンデレラ

◯オズワルド
→突然のキラ星登場も実力ピカイチらしい
→Mega Shinnosuke

◯見取り図
→多岐に活動するようになっても結果残す
→ネクライトーキー

かまいたち
→関西から完全に全国に定着
→SHE'S

◯ぺこぱ
→いろんなスタイルをして、ついにハマる
→3markets[ ]

からし蓮根
→関西から成長著しい若手ホープ
→ドラマストア

◯ニューヨーク
→ブレイク候補のオールラウンダー
→the quite room

すゑひろがりず
→唯一無二のスタイルでついに進出
→レルエ


どうでしょう。
たしかに邦ロックで例えたとしても、
フレッシュなメンバーになりましたね。
普通に見たいぞ、このライブ。


それでは、この辺で。

2度美味しい[ALEXANDROS]の話をしたくなった


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このアカウントというか僕の中で、

「言及は少ないけど好きですよ。
シャンペから音源も持ってますよ。
でもワンマンとかには行かないですね…
フェスでなら率先して見てます。
これでファンって言っちゃダメですか?」

ランキング1位はドロスである。
しゃらくせ。

ただ[ALEXANDROS]にはもう1つ、
僕の中で1位の項目がある。

それは「学生の時聴いた時と、社会人になってから聴いた時とで、曲の受けとり方が違うバンド」でもランキング1位、というか一番先に頭に浮かぶのである。

そういうバンドって結構いるじゃん、
とも思うのだけど、先に書いた通り僕は[ALEXANDROS]はにわか。
本当に大好きなバンドはRADWIMPSとかBUMP OF CHICKEN、アルカラやTheMirrazなので、もちろんその辺りを聴くと、学生時代の思い出も反芻しやすい。
ただドロスは大学生当時から好んで聴いてはいるけど、何か特別に思うとこがあるわけではない。
でも、そう感じるランキング1位なのです。


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そこには彼らにも社会人経験があるという背景ももちろん影響している。
でもそれだけで言うとアジカンにもあるし、back numberにもあるし、今もバリバリに社畜しながらのバンドはたくさんいる。

でもそこで川上洋平さんの書く歌詞が他と何が違うかなと思ったとき、
僕が感じ取ったのは、彼の歌詞はありきたりなルーティンの生活の中で生まれたというイメージが強いこと。

もちろん自殺大国日本ではあるのだけど、
大抵の人は嫌なこと、面倒なこと、不安なことが待ち受けても、
まるでルーティンのように、朝早く起きて、授業や仕事、部活をこなす、何も変わらない明日へ吸収されるように向かっていく。
やっぱりドロスのメンバーは学生時代から30才前くらいまでになるのかな、この生活をずっとしてきたから、日常や平凡に拘束された分の特別に対する憧れが強く染み出ていると思います。

安定した明日が来ることってもちろん奇跡と言えば奇跡なんですけど、
ただただ平然と流れ行く明日を迎えていくと、改めて気付くと傷だらけになってたりするんですよ。
でもその傷って「みんなそうだから」と言われ、スルーされがち。
そこを最もスルーしてないバンドでかつ諦めず結果を残したバンドだから、
18祭世代の繊細な心にも説得力があって熱が届くし、
大人になって働いて、普通に生きてしまってる自分の年齢になっても変わらず刺さってんのかなと思う。

新曲の『あまりに素敵な夜だから』はじめ、
生々しいまでの傷を隠さず、かと言って完全に肯定するでもなく、負も含めて自身のエネルギーに変えて、クソッタレ共を驚かせてやれ!オラ!みたいな感じで勇気を与え続けてるんだけど、
やっぱりその1番の曲はありきたりだけど、
『Starrrrrrr』なんかなと。


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この部分の歌詞。学生時代は「将来が見えない不安に刈られる僕らに力強いなー」くらいに思ってたけど、
サラリーマンとなって聴くと「あ、これは大人になったからこそ書ける歌詞だ」というふうにしか思えませんでした。
あの洋平さんだから10代から表現可能かもしれないけど、
この喪失に対する感覚というのは、やはり大人独特の感性ですよ。
それがありつつもティーンにも届く歌詞の終着点で伝える、
よくバンドをアピールするときに使う、文学的な歌詞とは違うけど、やっぱり魅力的な歌詞を作る人ですね。

また、この時期ってちょうどドロスもステージが上がっていて、
かつ元々英歌詞中心でしか歌ってなかった彼らが思い切り日本語にシフトしてたりと、
ドロスにとってもかなり転換期だからこそ生まれた過去の自分に捧げた決意の曲でもあるんじゃないでしょうか。
よくよく調べてみたところ、同年代のサカナクションが夜のRUSH BALL(大阪の夏の大型フェス)を沸かしたことに対する悔しさがきっかけだそう。
だからStarなんだって。

まーとーめー


世界一カッコいいバンドを目指す彼らは、
ファッションもこだわってスタイリッシュだし、
第一印象はかなりスマートにシーンを駆け上がっているふうに見える。

しかし、分かりやすくバンドマンのような堕落した生活はしてないんだけれども、
よくあるルーティンの中に捕らわれそうになりながら培われた、
起死回生への努力と、
もがき苦しんだ経験と、
あとは夢を諦めていく仲間の姿、
叶えていく仲間へのジェラシーも、
彼らの内面の「カッコいい」に繋がっているから、
今があるんだろうなと大人になってより思いました。

そういう今までのバンドとはまた違った、
18祭でのメッセージや新曲はいかがなものなのか。
同時に新たなドロスの表情も見えるでしょう。




それでは、この辺で。