出会い厨より、情報厨

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未確認フェスティバル2019ファイナリスト勝手に紹介

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必ずスターがいるんです(川平慈英風)
※紹介はラジオでの発表順

ヒライ

今、最も拳の似合うポップロックの担い手

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「革命前夜/ヒライス」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/d4529cd38004c97cce6c2e3be3a9c9b8c7c34ad585144b92626d05ead4342961
#eggsmu #nowplaying @hiraeth__info


とにかく体を突き動かすサウンドが武器。あれは老若男女問わない。人の力を呼び覚ますそれ。肌荒れに悩む人は細胞若返るから聴いてほしい。

山梨という地から一直線にその輝きを新木場まで届けに来た。
その光は25日、新木場を突き抜け、日本列島を覆っていくか。


あるくとーーふ

長野発、奇天烈メルヘンおもちゃ箱

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「悪役のはなし/あるくとーーふ」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/28bbff0c7335298a384b69d1229111fb327ae8e8bed848805bcff15018b572c9
#eggsmu #nowplaying @ARKTH5


前述のヒライスと同じ、地方のキーボード含めた5人組バンドだが、そのキャラクターは全然違う。

みんなを引っ張っていくというより、全員に赤い靴を渡して、心骨まで染めてダンスパーティをさせるような小悪魔的童話世界。

そこに垣間見える少年少女の叫びに気付いたら、もうハマっている。


Bamboo

令和に広がる、新たな音楽の空


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Bamboo 「ウタウタイ」 - YouTube


最初は「太陽のような存在のバンド」と書いてたんだけど、
ジロッケンを見て、公開されたライブ動画を聴いて、太陽だけじゃなく、雨雲や強い風の日、美しい月まで表現できるバンドなんだなと思い、空というフレーズにしました。

高い前評判にもペースを乱さず、ここまで来た。果たしてどんな空間を作るか。

玉名ラーメン

どんなムードも変えるトラックメイカ

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「柔らかい/玉名ラーメン」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/51da9c499e5f86ffdb0f874524f37a9af5ccb24724221cc1c938ae5c50e04cda
#eggsmu #nowplaying


何を聴いてたら、こういう感性になるんだろう。今はインタビューではロシアのラッパーにハマってると書いていた。
彼女はすごい俯瞰的に世界を見ていて、でも目が合うと一気に心が覗かれてしまい、気付くと心に玉名ラーメンが住んでいる。

当日も静かに確かに多くの心に穴が空く。


伊津創汰

真摯なギター1本、真っ向勝負

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伊津創汰「キミのとなり-弾き語りver.」MV - YouTube



この一点の曇りのなさは小学校の音楽の教科書に載せたい。
いろんなことを挑戦しながら、SSWらしいギター1本でいろんな街から街で唄う姿は、誰もが水を与えたくなる一輪の花。

TokyoMusicRiseのEggs大会グランプリ獲得するなど、徐々に才能が広まりつつある。

MINOR THIRD

可憐で過激な最強のダークホース


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「セッションが苦手な僕でも/MINOR THIRD」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/561dfa90ad3d1d0de3799538f14fb76470132b187349c09816b9fa7210aff23b
#eggsmu #nowplaying @MINORTHIRD_band



あぁ10代のバンドシーンと未確認フェスティバルをグチャグチャにしてくれた。爆ぜた語彙力の引き出しを返して。

神聖かまってちゃん『ロックンロールは鳴りやまないっ』を初めて聴いたときの、あの「音楽を鳴らす人の覚悟の度合いって、天井なしなんだ」という感想を思い出した。
会場でも思い出す人や、探していたものが見つかった人が、溢れかえるのでは。


カモシタサラ

いくらでも口にしちゃう、スイートロック


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「平行線(バンドセット)/カモシタサラ」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/f702751f8c89c80e30bd63b587ad92f6fd37a1fa7092a0fc4ba52e5722cbb7a1
#eggsmu #nowplaying @sarahkamoshita


口当たり優しいクッキーのように、塩分控えめにパクパクいけるミュージック。
あなたの歩幅に合わせてくれる。

ただその奥行きのあるバンドサウンドは激戦のファイナルステージに穏やかな風を吹かせ、そのままエンディングテーマになるだけのものがある。


SULLIVAN's FUN CLUB

大爆発間近の札幌の核弾道

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SULLIVAN's FUN CLUB - PINK YELLOW BLUEZ(MV) - YouTube


バンドシーン的に絶好調すぎる札幌を代表して出てくるはSULLIVAN's FUN CLUB
持ち前の情動的なライブとこだわりぬいたハンドメイド感から伝わる優しさに、最近はよりメッセンジャーとしての覚悟も感じ、この『PINK YELLOW BLUEZ』で一発回答。

想像を越えてくるスピードをファイナルのステージでも見せれば、一気にグランプリまで行く可能性は高い。


まーとーめー

閃光ライオットから名前が変わった後も、
Shout it Out、リーガルリリー、postman、YAJICO GIRL、Absolute area、FAITHなどなど活躍する若手を多く輩出したけど、毎年いろんな色があると思う。

昨年ならマッシュとアネモネ、ステレオガール、錯乱前戦、諭吉佳作/menと、
ベクトルとは違えど10代とは思えない異質さや技能さに溢れた大会に思えた。

そこにきて今年は例年よりキャッチーさに強みを持つ布陣に感じる。
ストレートにさらけ出しつつも、オーディエンス全員と作り上げる力が強い。
でもMINOR THIRDや玉名ラーメンといったところはそんな空気を一変させるだけの力も持ってるし、そこがポイントにもなるはず。


ただこれはホントに原石達のぶつかり合い。
誰が優勝するかも大切だけど、あなたの運命を変えるようなアーティストとの出会いもあるかと。
こんな文章でも気になったら、8組聴いてみてくださいね。


僕は当日?行けないよ。
前日の昼まで東京いるのに!(号泣)


それでは、この辺で。

僕が取り上げ損ねた「3年後主役のバンド」2019ver.

こんなアカウントしてるんだから、
もちろん常に最新の邦ロックにアンテナを広げている。

でもそのレーダーに全てが全て入るわけじゃない。趣味だし。

でもやっぱタイミングがあったのに、紹介し損ねたバンドがいたら……



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……という気分にそりゃなります。
本当にいい曲しかないし。


てなわけで今年も僕の負け惜しみ企画、
普段紹介してないけど、紹介したい若手アーティストを6組紹介します!
悲しいかな、前回まぁまぁ好評でした(笑)


【2018年verはこちら】
僕が取り上げ損ねた「3年後主役のバンド」8選

僕が取り上げ損ねた「3年後主役のバンド」8選 - 出会い厨より、情報厨



それでは、どうぞ!



osage

osage「移ろう季節に花束を」MV - YouTube


MVはわりと早くから知ってたんです。
その時も気にはなったんですが、歌もの全盛期の中で見定められなかった。
しかし、このバンドをCD音源で聴いたとき、世界が変わってしまった。

ここまで息遣いが武器になるバンドはどこにもいない。どこにもいなさすぎてミスチルを引き合いに出す人が多い。
そりゃマカロニえんぴつやsumikaを見出だしたmuffin discsは見逃さないし、
そこからライブバンドとしての評価の上がりようも高いのは、やはり繊細さしっかり曲に付けているからだろう。
スピードやノリに生き急ぐ現代に現れた生粋のソングメイカーだ。

ちなみにその音源CDとの出会いは、
お世話になっている「売れる前から、知ってたし」さんの『袋とじコンピ』というCDのレビューをした時です。
いきなり出てきたosageのアップデートに脳内混乱しましたし、CDを聴くべきバンドもまだまだいるなと思いました。


☆対バン見てみたい!
仙台の歌もの代表でRadicalismや、曲の繊細さで言えば関西のAOI MOMENTなんかもいいですね!


AliA

AliA「かくれんぼ」MV - YouTube



ただ者ではないとは思ってた。
実際にメンバーにはスタジオミュージシャンなど経験豊富な方もいる。

そういうのが知られると「企画もの?」「歌い手やアニソンの邦ロックへの領土侵入?」と白い目で見られるし、もう見られてると思う。

でもそんな6人が持ち合わせてるものを本気で全てをバンドに捧げてる。
結局この失うものがあっても突き進むスタイルこそが最もロックバンドであることを示し続けてて、勝ち抜いてる。

このAliAが出てきたことで無名バンドがMVからバズるには、この完成度を示さないといけないといけなくなった。
それは多分、「バスる」が死語になった瞬間かもしれない。
これからはよりライブはもちろん、Eggsやsoundcloudの新たなプラットホーム、コンテストや企画で事前に評価を高め、YouTubeに出すときは完成度高いのしか求められないだろうな。
それかMade in Me.のようにハイペースで曲を作り続けるか。

ということで☆対バン見てみたい!は新しいことを続けるMade in Me.や秋山黄色。


CAT ATE HOTDOGS

CAT ATE HOTDOGS - Drops - YouTube


これからeo music tryで気になった10代バンドはしっかりチェックします!と反省させた逸材。
関西最大規模でオールエイジインディーズ対象のコンテストの中で存在感見せる10代はやっぱりすごいなと。

昨年の晩秋あたりからじわじわ来て、十代白書の予選を勝ち抜いたくらいから、どんどん拍車がかかり、ライブは増え、僕は手を付けられず(笑)
そして3月の十代白書優勝!
この夏も大型サーキットにも出演した。

その取り憑かれたようなギターの変幻自在な爆音から始まる、渋さと若さを包括したネオスタンダードなリズム隊とボーカルは体のあらゆる急所を刺激してくる。
曲の多様性、4人のキャラクターも含め、どんな邦ロック好きもどこか愛してしまうポイントが必ずあるから。

☆対バン見てみたい!
関西の先輩・ナードマグネットは近いうちも想像できるし、同年代だと札幌のSULLIVAN's FUN CLUBかな。

時速36km


時速36km / 七月七日通り MV - YouTube


どこか自分は「本物のライブバンド感」に少し冷めてるところがある。
それを演出したりしてると、もう嫌い。

必然的にライブバンドにたどり着いたのは数少なくて、そこを見極めるのをYouTubeとかでするのって、多分やっちゃいけなくて簡単に言葉にできない。

とかいう臆病な言い訳も受け止めて、ライブハウスで待ってくれているバンドだと、ちょっと遅く気付いたのが時速36km。
なんか感情が爆発してる中に、少し陰な気持ちも分かりやすくあって、でもその弱さが強さになるという江古田の奇跡を見てるようでカッコいいのだ。


☆対バン見てみたい!
ChroniCloopといったバンドでもいいんだけど、アウェイでこそ力が出そうという勝手な印象があるので、スピラ・スピカなんかでも面白いかも……


有澤百華

有澤百華「魔法が使えたら」 - YouTube


2月のオーディションライブを見たとき、「すんげぇのがいた!」
誰やと調べたら、もう1万人フォロワーがいました。そりゃいるわ。

歌とギターのみでバックバンドが見える。いないはずのオーケストラが聴こえる。
SSWを生で聴くとバンド以上にシンプルに届くから感動しやすいけど、そこまでの情景を出すのは初めてだった。それは初のMV『群青ソース』からも感じられるよ。
この『魔法が使えたら』は音源では、他の美しい音が倍効果してるけど、この儚さが目の前にいると背筋伸びるよ。

まだ10代。どんなチャンスを選んでステージアップするかな。

☆対バン見てみたい!
同じSSWの遠藤理子もいいけど、
なんかバンドファンともっと相性良さそうなので、教育番組やOrganic Callみたいなバチバチなライブバンドとも見たい。


クジラ夜の街


「夜間飛行少年/クジラ夜の街」をEggsで聴こう。
https://eggs.mu/song/05d8056216dfe1a1dee55ab9ce9ada881085849881df0be6313142c513e47929
#eggsmu #nowplaying @Qujila_band


リュックと添い寝ごはん、UMEILO、ルサンチマンとかは取り上げといて説得力ないですが、一応高校生バンドを取り上げるのは慎重にしてます。
やっぱりまだまだ未完成だし、これからの進路を狭めるわけにはいかないから。

そういうことで他にも主にEggsでカッコいい高校生バンドいても取り上げないこと何度かあるんですけど、ちょっと飛躍と曲のレベルが段違いでしたね。

出れんの!?サマソニもROJACKも制して、もう「ジュニア部門」という括りには考えられないです。
そして曲もジュニアの勢いだけで歌われてないです。

とにかく現代の10代の気持ちや目線を丸裸に出してる。
そこにはテンプレートな10代の無鉄砲な希望や青臭さだけではなく、
ミレミアム世代だからこその冷めた感じ、そこから生まれる優しさ、それが繋がっていく様が曲にしっかり包まれていて、若い感情が具沢山どころではない。最早スーパーマーケットとなっている。
そこがスタンダードな4ピースでも、新しく聴こえてくる理由だ。

☆対バン見てみたい!
上記のルサンチマンなどはもちろん、関西ではmy sister circleやBye-Bye-Handの方程式などの感情豊かな令和バンドと見てみたい!


まーとーめー


まだまだいるんですけど、昨年に続き、僕のメンタルが持たないリターンズなのでここまで。

とは言えメインストリームに立つのはこれからの6組。
その物語の序章を感じてくれたら嬉しいです!



それでは、この辺で。

MASH ROOM2019の出演者をインディーズ紹介アカウントが紹介してみた

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夏休み、暇なので思いつきです(笑)
これ行けませんし。

でもちょうど書こうか書くまいか悩んでたラインのバンド達です。(Saucy Dogは過去に書きました)
行きたいです。もちろん。
普通に全組好きだし。


ロッキンのGRASS STAGE他、大型ステージに定着しているTHE ORAL CIGARETTESフレデリック
鮮烈に登場し、今は地道に1歩ずつ無くてはならない存在になってきたLAMP IN TERRENとパノラマパナマタウン
若くて活き良く駆け上がるSaucy Dog。
そして違うタイプの新世代バンド、YAJICO GIRLとユレニワ。

今思えば全組ライブ見たことある!
全部フェスかサーキットだけど。

そしてこの全組、インディーズの時にここのオーディションを勝ち抜いて、今があるんです。
年間通じて予選を行い、セミファイナル審査、ファイナル審査とかなり労力をかけてバンドを見極めてます。
(今年はMASHHUNTと名前を変えて、いろいろ変わるそうです)

そしてそんだけしといて、ここ7年で2回「該当者なし」を出してる、まぁちょっと異例なコンテストです。
でもまぁそれだけ本気でムーブメント作るバンドしか選ばねぇという運営側の気概も見えますよね。
今はコンテストが乱立して、グランプリだからって売れるという路線はなくなってきましたが、このコンテストはまだその可能性というのを、ちゃんとバンド側に示してる。
だから妥協はしないし、グランプリ獲ってからも覚悟しろよっていう雰囲気があります。

僕はインディーズ開拓アカウントなので、過去の予選通過者とかも見てますが、
この所属7組以上に、予選はジャンルとかもバラバラで多岐にわたります。あと他のコンテスト以上に先取りな印象もある。
本当に幅広い視点で考えてるのかなと思います。

だからこそ今もなお、バチバチなインディーズのどん欲さ、まぁ「BKW魂」とも言えるでしょう!
そんな気持ちを感じる7組を言わずもがなな気もしながら、僕目線で紹介します!


THE ORAL CIGARETTES

<ノラガミARAGOTO>OPテーマ THE ORAL CIGARETTES「狂乱 Hey Kids!!」MusicVideo - YouTube


実は1年半前に「インテリロジックな楽曲と綿密な計画性と圧倒的不屈な精神力」と書いたことがあるんだけど、
この1年半でここまで¨強い¨バンドになるとは正直思ってませんでした。

一時期「オーラルは売れた要素が分からん」みたいのが広まりつつあって、一部炎上してたことがありました(僕が言ったことじゃないですよ!同意もしてません!)。
でもその理由を考えると、たしかに当時、決定打と言える曲はなかった、と、今なら言えます。
にわかからすると『起死回生STORY』のイメージに勝てる曲がなかったんですよね。

ただオーラルのすごいのは、もちろんその後『BLACK MEMORY』のような新キラーチューンを作ったこともさることながら、
『狂乱Hey,Kids!』や『カンタンナコト』といった楽曲も評価がグングン上がってる気がするんですよね。
新規のお客さんが増えながら、この1年半で「あれ?オーラルって凄いんじゃないか?」という早すぎる再評価のサイクルを同時に起こしてる。イケメンとかBKWとかで隠れがちだったけど、壮大なスケールを持った聴けば聴くほど良くなるスルメバンドだったというのが最大の売れた要因だと思います。
まぁこの現象こそがブレイクってことなんでしょうね。

で、とにかくインディーズの時から活動的で、その姿勢はアルカラにも買われ、可愛がれ、そして大きくなった今、自分達の泉大津フェニックスの企画にアルカラを呼んで恩返しをする。
そういう「いい意味での」インディーズの身内感みたいなところは、その当時から変わってないらしく、だからこそ今も対バンライブではバチバチで、それがMASHの雰囲気にも合ってる、作ってるんだろうなと思います。



フレデリック

フレデリック「オンリーワンダー」MusicVideo / frederic“ONLYWONDER” - YouTube


『オドループ』とあとKEYTALKの『MONSTER DANCE』が世に出たとき、
どれだけ「はい、ロック死んだー」と言われたか。
特に当時はKEYTALKより実績もなかったので、いきなり多くの良いもの悪いものを抱えたと思います。

「それでも折れずに踊らせていくんかなー。もう夜の本気ダンスなんて名前のバンドまで出てきたけどなー」とか思ってましたけど、
それもしつつ、その時々の感情を正直に出し続けたのがよかったのかなと思ってます。
『ハローグッバイ』や『オンリーワンダー』、今思えば過去2回見たライブ(2017年OTODAMA、2018年CDJ)もどこか「くそったれ!見たか、この野郎!」っていう怒りみたいなのも常にあった。ていうか声震えてた。

現代的なメディア対応もこなしながら、ライブではネットとしてのフレデリックは完全に捨てて、全員フレデリックのこと知らない体でやってるみたいな。
だからCDJでの「現場で見てください」「ワンマンに来てください」というストレートな感情は、神戸太陽と虎で見た、19才の名も知れない、夢しかないバンドと一緒だなと思ったんですよ、本当に。


LAMP IN TERREN

LAMP IN TERREN「New Clothes」Music Video - YouTube


愚直。
本当にこの言葉が一番よく似合うバンド。

その曲が、これを必要としている人にちゃんと届くように。
飛び道具は付けずに。歌の力で。
LAMP IN TERRENという衛星から、その人のDNAに直接交信しているような。
そんな感覚に浸れるロックバンドです。

僕もRO69で『ランデブー』聴いたときに、
「スーパールーキー現れる!」と思ったタチなんだけど、
そこからあんまり変化はないな?と正直思ってしまって、1stの『PORTAL HEART』しか聴いてなかったんです。

でもこのアカウント始めて、邦ロックの雑多感を知ったゆえ、流行りに流されないカッコよさが分かり始めた。本当に名前のまま、誰かの心の灯火を絶やさないことを続けている嘘偽りの無さ。
2017年のRADIO CRAZYのステージを見たとき、喉は不調でしたけど、魂の、ステージを目一杯使ったステージングは、果てない銀河の中で自分の存在意義を探す、松本大が灯火そのもののようで、目頭が熱くなりましたね。
そうやって一人一人にとって大切な存在になっていく、消費されるとかそういう次元じゃない歌を作って、エレファントカシマシみたいな存在になるのかもなと感じています。


パノラマパナマタウン

パノラマパナマタウン「Top of the Head」Music Video/PanoramaPanamaTown"Top of the Head" - YouTube


こういうインテリジェンスで早口に捲し立てるのは、単純に個人的に好き。
フリースタイルとかもやってるし、最近は見た目からエキゾチックだしで、良い意味で邦ロックではなくなってきたオリジナリティー

でもメジャーデビューした辺りから、岩渕さんのボーカルってすごく上手くなってるというか、ラップとサビでは引き出しの違うようなリリックを表現させる唯一無二のボーカリスト岩渕が完成しつつあって、もっと評価されてもいいと思う。
あんな歌い上げられる印象はちょっと前までなかったです。

僕が一番印象的なシーンは彼らがメトロックに初出演した時。
当時は小さなステージで、その中でも無名だったから、リハーサル中もバンバン人がメインステージに流れていく。
それを「なんかすごい形相だな…」という目で見ていたのが怖かった。
そしてライブ始めるやいなや、『世界最後になる歌は』で一気に客席へ!
ずっと支えてたんだけど、既に体は熱を帯びた鉄のように熱かった。やっぱキレてたんか。
そんな感じで「俺達がNo.1!」というのを最も体感してる。

もっと大きな舞台で「いい趣味してるね」って言われたいねー


Saucy Dog


Saucy Dog「ゴーストバスター」Music Video - YouTube


主に言いたいことは、1月に書いたこのブログで書いてます。

Saucy Dogのことなんか書けないよ - 出会い厨より、情報厨


アクの強さをウリにするバンドが多い中で、白米なような存在でもありつつ、しっかりインディーズらしさも残す、
王道とインディーズの良いとこ取りが、今一番できてるバンド。

ドラマストアやアイビーカラー、ユアネスなどとともに新たな美メロロックを流れを作っているのは、しっかり革命家ですな。


YAJICO GIRL

YAJICO GIRL - いえろう[Official Music Video] - YouTube


「出れんの!?サマソニ
「eo music try」
「十代白書」
「未確認フェスティバル」
そして「MASH FIGHT」と、

2016,2017年でこれでもかと大型コンテストで結果を残し続けた彼ら。
KANSAI LOVERSでオープニングアクトの時のライブも見たんだけど、やっぱり『いえろう』の持つ言葉の浮遊感をバッチリ当てはめたバンドサウンドはセンスの高さしかないし、2年経った今も覚えている。

そんな彼らは2年間じっくりと音源製作に向き合った。
どちらかと言えば、熱い感情を出すタイプではなく、どこにでもいるようなゆるい雰囲気の若者達。
でも、それならばと「indoor」に本気を沈み込ませた、そのこだわりの強さはベクトルは違えど、このMASHの先輩方に引けを取らない。

石橋をしっかり叩き、熟成したライブは確実に心を掴むだろう。


ユレニワ

ユレニワ - 缶詰 (Music Video) - YouTube


気を付けてください。
正直、今のところ今年見たライブで最も圧倒されたかもしれない。

大逆転で昨年のMASH FIGHTを勝ち上がって、令和期待の20才バンド群からピックアップされた形になったけど、もうそこからしっちゃかめっちゃか刺激を受けまくって、剥ぐ殻少しでも見つけたら、急いで引っ掻き取ってることが伝わってくる。
結構、もっと若い頃からコンテストに出てきて、敗北も経験してるから、決死隊としての厚さもあるからか。

思えば関東のバンドはユレニワが初。
関東の若手インディーズバンドシーンの起爆剤として、そのシーンに変化をもたらすだろうし、先輩方もうかうかはできない。


まーとーめー


というわけで7組紹介しましたが、もうバチバチの負けず嫌い達という印象ですね。
スマートな見た目に惹かれがちですが、それぞれがそれぞれの熱でシーンを丸め込もうとしている。
14日の新木場COASTは油断してると火傷するね。水分補給気を付けてください。



そしてそして今年のコンテスト、
この7組と将来的に並ぶかもしれない7月ノミネートはこちら。

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個人的に過去紹介した応援しているバンドは、ニモニック初恋モーテル
独自の感性とロックサウンドが運命的にマッチングした歌を放つ若手2組です。

あとは6月の企画に出たくださったMASH BROWNも!
芳醇なPOPマスターは、ライブではしっかり熱のあるMASHらしい(ややこしい)バチバチ感のあるバンドです!

あとSSWの有澤百華も気になってます。




このコンテストやライブを通して、出身バンドのヒストリーを感じ、
そしてまた新たな歴史の目撃者になりましょう!


それでは、この辺で。

遊津場pre.月間ベストソング大賞!~2019年7月度

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CDが聴く方法がない。
遊津場です。


というのも僕はWALKMANで聴くタイプでして、CDをパソコンに取り込み、公式アプリ(X-アプリ)を通して、WALKMANに入れる派の人間なのですが、
Windowsのパソコンが壊れ、
MacPCに外付けのそういうCD取り込み機器を買ったんですけど、
某ヨドバシ◯メラの店員が「これ何でもいけますよ!」と言ってたのに、
バージョン対応しておらず、

Windowsのパソコン買わなければならない…
でもお金ない…

ということでポータブルCDプレーヤーでしかCDを聴けない状態で、
まだサカナクションRADWIMPSBUMP OF CHICKENの新譜聴けてないんですよね……

もちろんポータブルのやつで聴けるんだけど、電池すぐ切れるし(今時電池て)、
手軽にずっと持ち運びたいし、
CDをわんさか買えるほどお金ない……

という状況で今月のベストソング(笑)って、なるかもしれんのですが、
まぁ名前挙げたバンドのアルバムが最高なんて分かってるじゃん!?
なので少しアウトローな今月のベストソングを見てください!


サブスクデビューかな……

月間ベストソング大賞!


大賞は最後に発表です。


SULLIVAN's FUN CLUB - PINK YELLOW BLUEZ(MV) - YouTube


びわ湖くん『滋賀県民の歌。』


滋賀県民じゃない僕でも、聴けば楽しくなる時点で大勝利。
きっと滋賀だけじゃなく、全ての地方勢の声を代弁してるからかな。

カッコ良すぎるサウンドの落差だけじゃなく、ゲストボーカルBlume popoの美こさんの新たなキュートさも引き出す、二重三重の魅力。

先月7日にサーキットライブのスタッフしたとき、びわ湖くんバンドが出演してて、その時はSSWの徳永由希さんがゲストボーカルでこの曲を歌ってたんだけど、
大阪出身の徳永さんに「滋賀は何にもない」って歌わせたら、それはただのディスじゃんと1人ツボってました。


◯どんぐりず『powerful passion』


謎すぎるノージャンル音楽。
DA PUMPにも作れないし、
バンドマンにも作れないし、
芸人にも作れないし、
外国人にも作れない。
でも、ボーダーレスにウケそうな音楽。
ただ、親にこれ好きって言いづらそう。


◯君島大空『散瞳』


久しぶりに本当に不気味なアーティストなミュージシャンを見た気がする。
この不気味さが、ちゃんと音楽作品、MV作品として成り立つセンスは、
「やっと見つかったか」って思えるくらいの存在であるから。
これからはどんどん注目されていくだろう。

元はギタリストで、King Gnuの新井さんともバンドを組んでいる。
そのバンドもよかった。


◯Unblock『サイレン』


今さら聴いたけど、いいね!
名前は知ってたんだけど、勝手な想像の10倍、ど真ん中にカッコよかった。
聴き手の趣味関係なく、生まれ変われると思える1曲。これが1つのロックバンドの基準なんだろう。


ポルカドットスティングレイ『阿吽』


スタンスはまぁいろいろ言われてるけど、
この曲に関しては雫さんが高校に行ってないからこそ、これだけピュアなラブソングに仕上がったと思うし、ここまで具現化したのは武道館バンドの能力の高さと言える。

今のポルカの独自のスタンスはもっともっと人を巻き込んでいくだろう。
でもそんなピアスしてる先生おらんやろ。


◯SULLIVAN's FUN CLUB『PINK YELLOW BLUEZ』


全国的にあらゆる鬱憤が貯まった今年の7月だと思うけれど、
そこで疲弊した人の心に文字通り色を付けていく最高に暖かく、強いロックチューンが誕生した。

ジロッケンや出れんの?サマソニから生む今年のスターは、こいつらだ!




そして今月のベストソングは……




女王蜂の アルバム『十』!

女王蜂 『Introduction』Official MV - YouTube




「アルバムやんけ」
「発売5月やんけ」

とか言われそうですが、
最初書いた通り欲しいCDがあまり聴けない状況だったので、
どうせならあまり聴いたことないCD聴いてみようと、女王蜂のアルバムを初めて聴いてみました。(あとofuloverも買ったんだけどね)

まずビジュアルから濃すぎるというイメージがあるでしょうけど、ものすごく人の体温に溢れてました。近い。普通な僕らにとても近い。
アヴちゃんを中心とした4人の人生を全く隠してなく、女王蜂のヒストリーを感じられる名盤でした。
あの時吐かれた暴言も、逆に吐いてしまった暴言も、その1つ1つのシーンを作品に4人の力を合わせて昇華してる。そんなメンバーのバンドへの信頼感も美しい。
正直『HALF』は最初聴いたときそこまでだったんだけど、
この意味込められたアルバムの中に組み込まれると、ちょっと感動する。これがアルバムのいいところだよね。





月間ベスト先取りアーティスト大賞!

先月、「wonderful!」と厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の8組です。

  • amanojac
  • plum
  • S.peranza
  • Hitode Filaments
  • C Case
  • Pygmy I'm cricket
  • 藍色イマージュ
  • MINOR THIRD


このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……







MINOR THIRD!

MINOR THIRDの「セッションが苦手な僕でも」をEggsで聴こう。 https://eggs.mu/song/561dfa90ad3d1d0de3799538f14fb76470132b187349c09816b9fa7210aff23b <紹介ツイート再掲>
[https://twitter.com/sakidori_yutuba/status/1154376389069398017:embed#未確認ライブ審査進出者でちょっと圧倒的に好きすぎた
このバンドとしては唯一の公開曲と未確認ライブ進出以外、情報はない
でも前身バンドのライブ動画があり、最高に測定不能な46分だ
凡夫なバンドの存在意義を否定できるレベルの力強さにキ… https://t.co/pYnHRhIPJR]

☆さらに深めてみる

もちろんまだ実績とか見たら、不確定要素が多いのはたしかなんだけど、
結局この曲を聴いてから、今日まで彼女達の絶唱が頭の中から離れなかった。
このインパクトの強さに嘘はつけないなと思って、今月のベスト先取りアーティストに選びました。
でももしもうちょっと早くEggsの影響力が高まってたら、前身バンドの時点でかなり注目を浴びてたと思います。
そしてこの記事書いてる最中、未確認ファイナル進出!
早く気付いたほうが面白い。


他でも関東のほうで既にその名を広めつつある、C Case
きっかけがあればすぐに若者を中心に広まりそうなamanojac藍色イマージュ
大人のカッコよさのあるPygmy I'm cricketと魅力的なのだらけ。
特にHitode Filamentsの持つ広大さは、新たなドリームポップの旗手だけに留まらない可能性も秘めている。


まーとーめー


出勤シフトが自分で決められるようになったとは言え、夏フェスとか今のところ行く予定ないでーすщ(゜▽゜щ)
でも今月はちょっとあるところに出没する予定なので、それは楽しみ。


やりたいことが実はやらされていたことって気付くと恐怖。
原点のRADWIMPSのライブも見たし、遊津場も今一度原点へ…

でも相談はお気軽にください(笑)
あとイラストとかも!



それでは、この辺で

関西のサイコで最高な兄さん・姉さんバンド4選

「今、10代や高校生バンドが熱い」


これは各種コンテストや専門メディアの扱いを見ても顕著。
特に熱いのは関東と北海道。
いわゆる98世代や、Mr.ふぉるてが出てきた辺りから、北海道はUMEILOや-KARMA-と輩出が止まらないし、
今年のROJACK優勝にはリュックと添い寝ごはん、クジラ夜の街、ルサンチマン(一人は大学生)と、関東の高校生バンドが軒並みロッキンの舞台に立つなど勢いがすごい。
他にもUnevenness'sなど原石がゴロゴロといる。

その結果、世代交代のスピードみたいなのが今すごく早く感じている。
たしかにまぁ、今、シーンのブーム転換期みたいな気はするし、
そろそろミレニアム世代のリスナーが同年代の新しいスターバンド・ミュージシャンを求めたくなる時期に差し掛かっているのだろう。
過去にはBUMP OF CHICKENKANA-BOONがそういう期待を背負わされた気もするし、
上記のMr.ふぉるてやUMEILOなんかの期待もそういうものに似ている気がする。
嫌な大人に振り回されず、バンドし続けてほしいな。

その流れには関西にも。
今、CAT ATE HOTDOGS、anica、Re:nameなどなど期待の10代から20歳のバンドがいる。

しかし気質なのか、
そんなブームにも「へこたれへん!」とばかりに、
関西では、より濃厚な旨みとユーモアを纏って活躍する元気な兄さんバンドが増えている気がする。
10代には逆に出せない思い切りの良さと10代に負けないピュアな気持ち、
そしてキャラクターの勢いだけでなく、ちゃんと曲としてもカッコいいみたいなバンドが、シーンを盛り上げていっている印象がある。

「関西ってなんか下品そう…」って思ってるそこのあなた。
たしかに言葉遣いにビビってしまうところはあるし、
ノリで解決しちゃいけないことも、ノリで終わらせることもあるけど、
関西だからこそのクセの強いサイコで最高なアダルトを選んでみたんで聴いてみて下さい。

あの娘はウォンバット

あの娘はウォンバット『頭がよくなる歌』 - YouTube


頭がよくなるかどうかは置いておいて、
情報量がすごくて脳での処理が大変な
『頭がよくなる歌』。

ダイエットや定期考査をテーマに歌った、『ゆらせ体脂肪』『定期的カーニバル』。

歌詞やメロディはグッドな失恋ソングなんだけど、
MVでプリンを顔面にぶち込む、
やっぱりまともじゃない『プリン』。

男女ツインボーカルが早口でまくし立てくる感じに、
さらに相乗効果を生むような変幻自在なギターロックは、
それだけで目をキラキラさせてくれるくらい楽しいんだけど、
このすごいいいタイミングで「いやなんでやねん!」って言われるのを、
全く恐れていない歌詞をぶち込んでくる。

この面白さがないと、
このバンドじゃないだろうし、
しっかりとしたキャッチーさも兼ね備えたこのサウンドは、
SNSからでも火が着いてもいいと思う。


メタボリックシンジゲート

MV「MVの再生回数が戦闘力に見える。」メタボリックシンジゲート - YouTube


突如なのか、結構長い潜伏期間を経てか、
関西シーンに現れたバンド。

初の公式MVの『童貞ファイト!』を聴いたときは、
「ちょっとストレートすぎかな…」って思ったし、
最後上半身裸の集団が出てきたときは少し引いちゃったんだけど、
今年発表された『MVの再生回数が戦闘力に見える。』が本当にいい曲。

持ち味の「分かる!分かる!それそれ!」に加えて、
本来バンドにとってはシビアなテーマでただの愚痴になりがちなのに、
それをすごく心温まる曲にしていたのが新しいカッコ良さだった。

他も独自の視点から繰り出されるテーマを、
これでもかと会場を揺らすサウンドに落とし込むし、
ボーカルのウチミズさんのダンスと、ベースのボビーさんの存在感は必見。

愛はズボーン

愛はズボーン "Psycho Western" (Official Music Video) - YouTube



この曲すごくカッコよくないですか?
一時期King GnuやTempalayを聴いてるのカッコいい、音楽のファッション化が進みつつあったような気がして、
なんとなくそれが嫌だったんですけど、
愛はズボーン聴いていると、
そういう人達はあまり気にしなくてよくなる気持ちになれるというか、
本人達の魅力と工夫によってなんぼでもカッコよくなるのがミュージックの本質だなと思った。
(そもそもKing GnuやTempalayだって泥臭いDIY根性があってこそだけど、そこはあまり気付かれない)

MVも含めて、よりメッセージを楽しく伝えるかというところに妥協がないバンドというイメージ。
笑いのウケではなく、そういうワクワク感や予想のつかなさで楽しませる。
個人の発信に息苦しさを感じている現代人に今、必要なのは「ボンボン、ズボボン、愛はズボーン!」のあのリズムだと思う。


超能力戦士ドリアン

超能力戦士ドリアン「恐竜博士は恐竜見たことないでしょ」(デモver) - YouTube



最後に紹介するのは、人気沸騰中の彼ら。
全国区の存在になりつつあるけど、
しっかりヤバイよね。

本当にここまでメッセージ性がないとは思わなかった。
いきものがかりと同じ編成』はただの自己紹介だし、『恐竜博士は恐竜見たことないでしょ』は「思い込みで知ったかぶるな」的なメッセージかと思いきや、本当にトリビア歌ってるだけだし……
ひょっとしたらあるのかもしれないけど、考えたらきっと負けだよね(笑)
キュウソネコカミはもちろん、ヤバいTシャツ屋さんからは、
やっぱり世間の皮肉とか、隠しきれない天才性は伝わってくる。
でも超能力戦士ドリアンはそこへのリスペクトもありつつ……全部曲名通り。ある意味すごく優しい。

ただ超能力戦士ドリアンは天才性のベクトルがそっちではないと思った。
もうとにかくライブは最高だった。
空っぽなんだけど、誰一人傷付けない。
害悪みたいなモッシュやダイブとは無縁の安心感は去年のベストアクトにさせてもらってもいいレベル。
誰一人置いていかないの1つ上、
全観客超能力戦士ドリアン化の世界を作り上げていた。

ここからレディクレやロッキンのステージへ登るため、どのような策略を見せていくのか、非常に興味あるー。


まーとーめー


というわけでサイコで最高な兄さん、姉さんバンドを紹介しました。
でもまだ言っても、10代と比較したらということで、まだまだ伸び代が収まらない4組です。

もちろん関西には良質な歌ものや圧倒的サウンドを持つ20代中盤から後半のバンドもゴロゴロいるんですけど、
関西特有のこの「いてまえ魂」は、このスマートさが求められる時代に、風穴というか、心の拠り所になるんじゃないかと思うんです。

で、簡単にコミックバンドと切り捨てる人もいるかもしれないけど、
なんというか技術やセンスの裏打ちあってこそだと思うし、
バンドとしての魅力で言うと、関東のクールな技巧派とかにも負けないし、
さすがヤバTや岡崎体育を生み出した関西は層が違うなと思ってくれたら嬉しいです。



それでは、この辺で

いきものがかりと同じ編成

いきものがかりと同じ編成

  • 超能力戦士ドリアン
  • ポップ
  • ¥250

遊津場の2019年上半期ベストソング10!

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タイトルの通りです!

何が出てくるかは結構予想つかない自信があります。

理論とか技術とか分かってるわけではないですけど、
或るインディーズ好きの観点もふんだんだと思うので、
「やっぱりこの曲ね」「え、何この曲」の2種の感想を持ちあわせてくれたら嬉しいですね。

それではどうぞ!

10位 ヨルシカ『だから僕は音楽を辞めた』

ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた (Music Video) - YouTube


絶望的で衝撃的なタイトル、
1秒でキラーフレーズ、キラーサウンド、惹かれるMVのイラスト、
そして曲が進むにつれ、最近ヨルシカ注目浴びてきっと幸せとか勝手に思ってたことに対する裏切り。

「歌詞とか適当でもいいし」
「売れることこそがどうでもよかったんだ」
普通にリスナーからしたらショッキングな言葉だと思うんだけど、
それ以上に特にネットアーティストの印象の強い彼らの生々しすぎる言葉に、
胸を打たれ、自分を省みるほどの力を持つ1曲になっている。

現代の音楽を取り巻く状況をいろいろ考えさせる曲にも聴こえるし、
それは邦楽の進化なのか、退化なのか、さらに考えさせる1曲。

9位 赤い公園『Highway Cabriolet』

赤い公園「Highway Cabriolet」Music Video - YouTube


逆にこの曲は普遍的なロックサウンドと英歌詞のカッコ良さと、
詩的でゆらゆらしている日本語のリズムの柔らかみと大和撫子的な艶やかなボーカルが、
和洋折衷してるみたいな、さすがプロフェッショナルなJ-ROCKと感じた1曲。

当初はベストテン入りするとは思ってなかったんだけど、
聴けば聴くほど「津野米咲」という才能が、
成長途上中のバンドとはちょっと高い一線を引いていると感じて、
あれまあれまと9位に。
まぁSMAP相手に名曲作る人だしね。

最近ライブもヤバいくらい良いと聞くので行ってみたい。


8位 米津玄師『海の幽霊』

米津玄師 MV「海の幽霊」Spirits of the Sea - YouTube


マジで1回で海中で生活しないと書けないんじゃないんですかね、この曲。

原作も好きで、作るならこういう曲と既にイメージしてたらしいですけど、
前世リヴァイアサンかなんかでしょう。
そう思わないと約4分で海の母なる感を再現できる説明がつかない。

本当にMVの女の子のまゆ毛の本数まで計算してたんじゃないかというくらい、
『Lemon』の印象を改変する曲。
でも別に『diorama』みたいな過去作に回帰しているわけでもないから、
ただの進化。ヒエッ


7位 オレンジスパイニクラブ『キンモクセイ

オレンジスパイニクラブ『キンモクセイ』Music Video - YouTube


この脱力的で、でもピュアなラブソングをもっと届けたいです。

ちなみにキンモクセイ花言葉は、
謙虚や真実。
脱力的でどこか気恥ずかしさもありながら、
「最高あんた最高」
って、歌っているところと、
こういう花言葉や、

「握ってたいのはスマホじゃない。あんたの右手だ」

と随所に120%の気持ちを伝えているこのメリハリは、
一生ドキドキできるし、倦怠期のカップルは全員聴けばいい。

今年先取りバンドとして紹介したら、
その翌日に忘れらんねぇよの柴田さん、数日後に石左さんに立て続けに紹介されてて、
自意識過剰なんですけど、もうすこし早く先取りしてたら、どんな未来になってたのかやっぱ気になります。


6位 Broken my toybox『おかえり劣等生』

Broken my toybox 「おかえり劣等生」【Official Music Video】 - YouTube


今のうちに抑えとかないと知らねーぞ!
年末からずっとこの曲を気に入っている。

インディーズバンドのギターロックでは他にもヨイズやいつかのネモフィラも良かったんだけど、
もっとそれがヒネくれているというか、
そのヒネくれ具合がいつの間にかとんでもない剣になっていると、
最近のライブ動画を見ても思っている。

まずは下半期にサーキットでさらに頭角を現してほしい…


5位 KANA-BOON『まっさら』

KANA-BOON 『まっさら』Music Video - YouTube


昨日も紹介したけど、
フルドライブしてた頃とは、全く違うエネルギーでフルドライブしてて、
「そんなことしたら危険だよ⁉︎」というレベルまで達してて、
ちょっとKANA-BOON舐めてました、すみません。

もちろんめしださんのニュースを受けての感想は否めないけど、
鮪さんの歌声も、今まで縛っていたものを力付くで解き放った感じがある。
やりたいことを詰め込んだだろうな。
とにかくこのKANA-BOONがこの新曲に込めたメッセージは、いろんな年代の人の勇気に繋がっていくし、
想像の何倍もしぶとく生き残り続けるぞ、KANA-BOONは。


4位 3markets[ ]『社会のゴミカザマタカフミ』

3markets[ ] -「社会のゴミカザマタカフミ」MV - YouTube


ヨルシカのところでも書いたけど、
本当に最近の流行りのバンドの歌詞は生々しくて、悲劇的な本音も多くて、
それくらい曝け出さないと共感してもらえない状態を感じているんだけど、
それでもそういう曲も最後には前を向いていたり、晴れやかなサウンドで終わったりしてる。

この曲もやっぱりそういうドラマかなと思って足を踏め込んだら、
最後までスプラッターホラーでしたというオチ。

こんなのいろんなところに誤解を生むだろうし、
誰かが築き上げてきたものが崩壊するし、
聴いてて気持ちが悪くなったら、無理しなくていいと思う。

でもこれが今のスリマを高めてるし、
僕は去年のネクライトーキーくらい目立ってもいいと思ってる。
ドアラとの対バンは絶対行きたい。


3位 yeti let you notice『瞬き』

yeti let you notice「瞬き」MV - YouTube


ピアノだけの1番で一つの戦争を止める曲。
その儚い美しさを高めながらロックサウンドが付け加えられていくけど、
それもただの相乗効果。

歌詞を見るだけでも、
自分の心の中にあるアルバムがめくられていくので、
この曲に出会えた人と出会えなかった人では、
今後生きていく時間の流れが変わるだろう。

リツイートした時も好反応。
これだからインディーズ開拓は止められない。


2位 King Gnu『白日』

King Gnu - 白日 - YouTube


今年入ってからの彼らの活躍と、
そこで発表した『白日』のゾクゾクするコンボは、日ハム時代のダルビッシュのよう。
剛柔の数多すぎる引き出しで点取れるイメージを与えない別格な感じが早くもついてきた。

曲の素晴らしさとか僕なんかが話しても仕方ないけど、
あの井口さんの歌声の出し方や、コーラスワーク、曲の中にあるいろんなギミックみたいなものは、
いずれ何かの教材に使われるんじゃないか。
というか何かを盗めないと今後ミュージシャンとして厳しくなるんじゃないだろうか。

King Gnu先生の特別授業受けてみたい。
なんて思わせるこの曲はやっぱり令和が終わっても残る曲だろう。
関ジャム出ないかな。


1位 マカロニえんぴつ『ブルーベリー・ナイツ』


マカロニえんぴつ「ブルーベリー・ナイツ」MV - YouTube


サブカルインディーズ好きだけに好きなままでも、
数年は安住できたであろうバンドが、
きちんとした覚悟と巧妙さを見せながらも、恥もプライドも何かも捨てたど真ん中のラブソングを歌い、
結果、それがダサさではなく邦楽界がもう見逃せないカッコよさに繋がったというのが、
この曲とマカロックの強さを示している。結構攻めてるから、綱渡りの気持ちだったと思うのよね。

この等身大な曲でのヒットで、
今の次世代のブレイク候補バンドにも与える影響は大きかったと思うし、
25歳前後のバンドとファンがより一体して上に向かっていき、
新たなシーンが生まれる前兆になったのではないだろうか。
そういうのも込み込みで今回1位にしました!

はっとりさんのMVでの自暴自棄っぽさもある演技もいいよね。


まーとーめー


他にももちろんofficial髭男dism、Mrs. GREEN APPLEとかも候補だったし、
若手で言えばNOISEMAKER、No Buses、AliA、chick in wisteriaあたりも入りそうでした。
結構バラエティー豊かですね。バラエティで言うと、トップハムハット狂のようなヒップホップも強いなと今感じています。

ただ去年もこの後半からRadicalismの名曲に出会ったり、sumikaやずとまよの新曲最高ーになったりしたんですよね。
年間ベスト20で順位の入れ換えも多発しましたし。

これからどうなっていくんだろうね。
先取り若手だけじゃなく、ちゃんとコアシーンも見ていきたいと思います!



それでは、この辺で

Pretty Old Man

Pretty Old Man

遊津場pre.月間ベストソング大賞!~2019年6月度

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企画の日まで梅雨入りさせなかった男。
遊津場です。


まず何度でも言うんですけど、
僕にとっての初企画、
6月23日「しょかみて!」に来てくださった方々、及び関係者の皆様、
出演者の立ち耳スコティッシュフォールド、Bye-Bye-Handの方程式、ToyJoy、QB and planets、grumble grumble、OKOJO、ぼっちぼろまる、MASH BROWN、fibgloo、いつまでもそのテンポで、
本当に本当にありがとうございます。

事細かに綴るのもいいかなと思ったんですけど、自分の中である宿題を未来に向けて完成させなければならなくなった日にもなりましたので、ちょっと簡単にブログには残せないです。
ライブレポは実際来てくださった方の感想を見てくれたら嬉しいです。

ただお客さんにとっては、魅了されっぱなしの日曜日の時間だったはずです!
だから、きっと、次回も……(オット、誰カキタヨウダ)

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そして実は来月からEggsのキュレーターにもなりました!
これに関してはもうホントどうなるか誰も分かってません(笑)
他のキュレーターの方も音楽愛強そうで、どういう文章書かれるのか楽しみですし、僕もワクワクして聴いてみたくなるような文章を書きたいですね!


さぁさぁそんな中でも、
変わらず月間ベストソングと、ベスト先取りバンドを紹介していきましょう!



月間ベストソング大賞!


先月聴いた曲の中でもG20の各国首脳に聴かせたい名曲を紹介します。
でもまだバタバタしててサカナクションとナードマグネットのアルバム聴けてないんですよねー
ラストに大賞を発表です。

いつかのネモフィラ 『その風を知って』MV - YouTube



My Hair is Bad『君が海』


マイヘアってやっぱり、すっごく綺麗というか……人によってそうらしいけど、やっぱり僕もメンヘラバンドではないと思うな。
曲やスタンスが全く違うのは百も承知なんだけど、実はAqua Timezとかスキマスイッチにも似た、あの安心感のある優しさが隠しきれないほどあるからではないだろうか。
しっかりそれを爆音でも出せるというのが、音楽の進化であり、マイヘアの本当の唯一無二かも。



◯Ezoshika Gourmet Club『昨日の月にさまよえば』


2019年2月先取りバンド大賞のEzoshika Gourmet Clubは、新曲もやはりカッコよかったし、徐々に評価されるべきところには評価され始めていて、少しホッとしてます。
無垢な女の子のダンスという、MVの素材としてはかなり曲の腕が試されそうなやつだったけど、お眼鏡以上のポップロックセンスを見せている。



◯Ailiph Doepa『Melt Bitch』


このバンドはもう、メジャーレーベル争奪戦してるんだろうな。
マキシマム ザ ホルモンともヒステリックパニックとも違う戦い方でロックフェスに君臨する日は近い。
今回もそう思わせる飽きさせない曲に加え、MVの女の子可愛い。



◯いつかのネモフィラ『その風を知って』


Aメロの一言目でも背中にピりつくものがあるのに、サビ前の「ふわり」は今まで積み重ねてきたものを燃やして篝火としたようなくらい全てを込めている歌声だった。
紹介バンドでもあるけど、前バンドでの経験は豊富で、『マジックアワー』の時点で一気のブレイクの可能性も秘めてたんだけど、これでもう更に少し確信。もっともっと再生回数は伸びるし、ライブの機会も増えていくだろう。


◯ビッケブランカ『Ca Va?』


不器用なライブバンドやその他ミュージシャンを、こういうやり方でねじ伏せてきたんだなって思った。
広告の時点で気になる曲だったんだけど、フルはさらにエンターテイメントの層の作り込みがスゴいし、
ビッケブランカというアーティストにも更に注目したくなる1曲。
今、知っても全然遅くない雰囲気の引き出しの多さを感じる。


◯ネクライトーキー『波のある生活』


もっさの持つタレント性、異能性みたいなのが絶賛放出中みたいな。でもちゃんとバランス取る他の4人スゴいぞな。
これからもネクライトーキーは引っ張りだこになってくんだろう。
『オシャレ大作戦』から、たった1年なんだけどな……


◯PELICAN FANCLUB『ベートーヴェンのホワイトノイズ』


タイトルカッコよすぎる。
それに負けないクールに世界線に響き渡るようギターロックは、
これから表現者の一人としても注目していたくなるようなロックバンド。



さぁ、こんな有名無名引っくるめた中で、
今月のベストソング大賞は……




KANA-BOON『まっさら』!

KANA-BOON 『まっさら』Music Video - YouTube





めしださんには色々ありましたけど、それはこの曲に全身全霊込めすぎて、燃え尽きたからではないか。と勘ぐってしまうくらい久々にKANA-BOONに突き動かされた曲でした。
アニメ主題歌なので、アニメの世界にもリンクしてるのかもしれないけど、KANA-BOONのギリギリ攻めてる感や危機感も伝わってくる。
今一度、パワーでなんとかしようとして、なんとかなりそうな。その底力とエネルギーはかなりのもの。
めしださんの要因はもちろん複雑でしょうし、じっくり休んでもらいたいです。
そしてこの曲はこの4人のワンマンで見てこそな気がするので、その日まで待ちます。



月間ベスト先取りアーティスト大賞!

先月、「将来性!」と厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の5組です。

  • THE KITCHEN
  • 月追う彼方
  • 明るい赤ちゃん
  • THE KING OF ROOKIE
  • firefly

このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……







明るい赤ちゃん!

明るい赤ちゃん「ナントカコミュニケーション」 2019.3.18 札幌COLONY - YouTube


<紹介ツイート再掲>

☆さらに深めてみる

ただのパンクとも違ったこの真っ直ぐな熱さを出してくるバンドがついに札バンにも出てきたなと思った。
バンド名からしても一見コミカルなんだけど、こういう名前も武器に変えて、しっかり違和感を初見の人でも感じなくさせながら、各地に愛されていくだろう。
あと単純に「ナントカコミュニケーション!」って、めちゃくちゃ呟きたくなるし、そういう語感のセンスは他の曲からも感じた。
未確認フェスティバル予選通過は激戦ですけど、選ばれたらいいなぁ


他にもTHE KING OF ROOKIEにも激情的でありながら、クセになるスルメ的な良さがあったし、月追う彼方も精力的にライブをこなしているので、急成長しそう。
THE KITCHENも誰かの目に止まれば、九州で留まらなそうな雰囲気プンプン。今月も先取り様でした!



まーとーめー


早くも今年の半分が終わったんですね!
去年行けてなかった夏フェスに行きたいところでしたが、まぁ大人はいろいろあって今年も厳しそう…
まぁ代わりにRADWIMPSのツアー行くんですけどね!

何より今年中もまだまだインディーズ中心に面白い話を聞きそうです。
とりあえずは夏を乗り越えて、ミナホとMIKROCKまで元気に過ごします。



それでは、この辺で