出会い厨より、情報厨

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【勝手に】必ず原石が眠っているコンテスト・十代白書の決勝出演者を紹介します

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コンテストが全てじゃないけど、コンテストで活躍したからって売れるわけじゃないけど、やっぱりコンテストで活躍するバンドにはいいバンドが多い!

全国で言うと、ROJACKや未確認フェスティバルもありますが、
関西発祥のもので言えば、eo music tryとこの十代白書ではないでしょうか。
この4つはもう地域がどうというより、全国的な知名度や影響力、出身者などはなかなか強いと思います。

そしてこの十代白書というコンテストは、画像の下の企画/制作のところを見てほしいんですけど、
ここのライブハウス通らなきゃ、全国には羽ばたけないというような、関西を代表するライブハウス8店が携わってるんですね。(もちろん他にもそういうライブハウスありますけど)
そこでのライブハウス予選を通過したライブハウス代表7組+各店舗予選第2位から復活した3組、計10組の10代バンド・SSWが、
去年はミナホでtetoやKing Gnuも立ったBIGCATで決勝に挑むという、
すごい汗の臭いがするバンド青春劇みたいなストーリーがあって、毎年ドラマを生む、今やロックシーンになくてはならないコンテストです。

またそういうライブハウスが主催で、本当にライブ好き・バンド好きが選ぶコンテストなので、
副賞のインディーズデビューやKANSAI LOVERSという大舞台に立てるのもエグいですが、
「そういう人たち」から認められる感があるというのが、何より嬉しいことなのかもしれません。
過去優勝はもちろん、決勝進出者でも今でも活躍するバンドやシンガーが多くいます。
ぜひホームページをご覧いただきたいです。

http://juudaihakusho.com/


で、まとめて何が言いたいかと言いますと、
このアカウントは間違いなく押さえとかないといけない10組なわけです。

正直まだ若いバンド・SSWなんで、そんな情報があるわけではないんですけど、
いつもの感覚で紹介をしていこうと思います!
実行委員会に怒られたら消します!
それでは、どうぞ!!!


もう既に去年から熱視線!な2組


◯揺れるドレス
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大人でもハッとする歌詞、頭のスマートさとサウンドのテクニカルさを思う存分感じさせているのに、
全く嫌みなく"平凡の中から見つけられる"幸せや寂しさ・儚さを歌い、
全年代から共感を得そうなジャンルレスなバンドになっていきそうな雰囲気がある。

未確認フェスティバル決勝進出経験もあり、対バンも同年代の強力なバンドとよく行って、今メキメキと実力が伸びているバンド。
新Trailerの幸せな2分間のこと!

揺れるドレス 1st mini album「遊び心」無限に牛乳が溢れ続けるトレイラー - YouTube



◯anica

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最大手音楽配信サイトEggsにおいて、
2018年年間ランキング8位、『在り来りな日々』が楽曲ランキング5位、未確認ライブ審査進出などの実績から、
今や関西の10代バンドと言えば、な存在になっている。
Eggsやいろんなバンドのライブ情報で常に名前あった。


その『在り来りな日々』での溢れんばかりの音の熱量が、そのままライブハウスにこだましてると思うとワクワクするし、もう今はホントに目の前のライブだけに集中してるというオーラを感じさせ、そりゃファンは増えるなと思った。
2位復活から頂点あるぞ。

anica(anica_official)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



去年から名前は知ってた3組!


◯CAT ATE HOTDOGS

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体を躍動せずにはいられないサウンドに、Vo.ひこの「渋若い」歌声がさらに引き込ませる。
ネット上の音源を片っ端から聴いたけど、
歌詞もサウンドどこか木造建築のような日本古来の温かみがありつつ、
そこに「ネオ」という言葉を付けたくなる先進的なシステムキッチンもあるカッコよさ。

eo music tryの2次審査に残ったあたりから、
関西ライブシーンや早耳インディーズ好きで注目されつつあるバンド。
来年の今頃は相当に大きくなっているのは想像に難くない。
『kikanju』やばいな。

CAT ATE HOTDOGS(CatAteHotdogs)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



◯よく振ってお飲みください

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弾き語りでも十分映えてた低音女性ボーカルの力強い歌声と、
負けじと強さも器用さも感じさせる演奏隊は、
明るいバンド性も相まって、一度捕まったらもう抗えない。銀魂」の主題歌合いそう。

「ヤマコレ」というコンピCDで存在を知ったけど、
ボーカルのシンプルな歌唱力は一つ抜けている気がする。
ここにBIGCATで満開の「バンザイ」の手が挙がる展開になれば、無敵じゃない?
(もちろんその曲をするかどうかは分かりませんが、『バンザイ』という曲めっちゃいいです)

よく振ってお飲みください - YouTube



◯my sister circle

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上記のよく振ってお飲みくださいと同じ「ヤマコレ」というコンピCDで知ったバンドでライブも着実増えてる。
また違った魅力のある女性ボーカル擁する、女3男1のバンド。

正直フルで聴けたのは『鏡』だけなんだけど、
どのライブ動画にもギラギラとした熱が良きエモさとなって前面に出ており、
この前ボーカルのサワコさんがWOMCADOLEのライブ見に行ったとツイートしてて、すげぇ納得した。他にも結構熱いツイート見てるし。
なんか似た物は間違いなくある。
新たな4人のスーパーヒーローが現れるかもしれない。

my sister circle (@msc_band_)さんをチェックしよう https://twitter.com/msc_band_?s=09




バンドに負けてない!SSW2組


◯みらん

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アー写の雰囲気だけ見て、大人しい理知的な世界観なのかと思ったら、
優しい歌も、ストレートに刺さる歌詞も似合う。
「…」の余韻も「!」の感嘆符の強さも表現できて、

見てる側の感情をしっかり揺さぶってくる。

嘘とカメレオンやももすももすなどの著名アーティストも出演する、
「ひつじウォーズ」というサーキットにも出演が決まってたり、
愛はズボーンのMVにも出演するなど、
今後ロックシーンにも定着していきそうな彼女。

みらん『未完成』MUSIC VIDEO - YouTube




◯一菜唄・hinata

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13才!
年齢は関係ないとも思うけど、これは驚くって!芦田愛菜より年下やで!
でも実は昨年もライブハウス予選で2位に着けている。
綺麗な歌声で、弾き語りとか見てると、何でもかんでも音楽を吸収してて末恐ろしくて、応援したくなる。

昨年の未確認フェスティバルでも、諭吉佳作/menという15才が会場を沸かせたが、もうどんどん想像もしないところからアーティストが生まれる世の中になってるんだと思う。
いい意味で怖いもの知らずのパフォーマンスを見せてほしい。

Hinatamusic - YouTube



初耳万歳!虎視眈々と狙う3組

もうここら辺になってくるとかなり妄想で書いてます。ライブ見てぇ


◯アポロノーム

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始動してわずか4ヶ月。
しかし始動企画にFEEDWIT呼ぶし、みらんのところでも書いた「ひつじウォーズ」にも出演するし、
数えられるくらいのライブ数ながら、
関西ライブシーンではよく名前を聞くようなバンドなどと共演しており、
ただのルーキーではないのかもしれない。

6人編成で女性ツインボーカルから生み出す世界観は、
少し緑黄色社会的な優美で雄大な感触を持った。
しかし謎に包まれたベールがどれだけ爆発するか、ワクワクする。

アポロノーム 1st Single “EnDマーク” Trailer - YouTube



◯エホンノセカイ

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『透明になる』と『いつかのラブソング』『パステルカラー』の聴ける部分をしっかり聴かせていただいたが、
久々にインディーズでこんなにキーボードの機械が嬉しそうに鳴るバンドを見つけた気がする。
青はるまきを思わすようなポップと哀愁のセンスを感じる。

過去からのライブ情報を見ていると、
前回の十代白書優勝で、ROJACKも優勝し全国的な勢いに乗るthe paddlesも、
その実力を認めていることが窺える。
そんなカッコイイ先輩に続いてほしい。

エホンノセカイ(EhonNoSekai1)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



◯orbit

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頑張って情報を探したんですけど…
なんか「キノコ!キノコ!」と歌っている曲はありました。
でも、そういう路線かどうかも全く分からない男女ツインボーカルのスリーピース。
ベースが僕が好きなバンド、五秒ルールのサポートもしてた。

ただ運良くて京都MUSEの代表になれるわけがない。
ある意味一番楽しみである。

Orbit (@Orbit_dayo)さんをチェックしよう https://twitter.com/Orbit_dayo?s=09


まーとーめー


まずその1月のライブハウス予選の時点で、
インディーズシーンでは名の知れたバンドやSSWもいて、
そこの激戦をガチで勝ち抜いた10組なので、まずそこを褒めなきゃなわけです。

そして決勝は一発勝負のライブ審査。
その日の体調やら、出番順やら、あらゆる要素をプラスにして、
その日一番いいライブをした人が勝つ。
10代の若者にはすごい酷な気もするけど、そもそもライブって毎日が一発勝負という感じだろうし、
何がどうなるか終わるまで分からない、このドキドキ。
ここがライブのいいところで、聴き手も生きた心地を得られるんだと思います。


でも本当僕は演者に楽しんでほしいし、こんな紹介文を書いてなんですが、
音楽以外も含めた人生のステップアップとして良い経験になってほしいなと思います。
これきっかけに音楽に対して燃え尽きてしまったり、注目を浴びたゆえの辛い未来も待ってるかもしれませんが、
僕はただ単純に10代とか関係なく、3月27日は平成終了以降も付き合えるような良い【音楽】との出会いがあることを願っているので、未来とか期待とか関係なくやりきってほしいです。
その後、どういう選択をしても見守るというのが、十代白書を投票するファンの義務だと思ってます(さすがに決勝にはいないだろうけど、若い女の子だからって応援・投票する人がいなくなりますように)。
そしてガチで、悩んで投票します。


あぁ楽しみだ。




それでは、この辺で。
※正確な新着情報は十代白書の公式Twitterをフォローしてください!

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seeeeecun(しーくん)という人も邦ロックシーンに殴り込みかけるかもよ

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須田景凪(バルーン)、Eve、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに…
2010年前後に流行ったボカロや歌い手のネット音楽シーンは廃ったというけれど、
少し形を変えて、なんなら少し勢いを増して、現代の音楽シーンに存在していると思います。


その形の変わり方はまぁ様々な要素があるし、
とりわけ今の邦ロック好き10代の子にそれを語ろうものなら、
その当時流行ったじんPとか『初音ミクの消失』やらの歴史をしっかり紐解き、
米津玄師やヒトリエBUMP OF CHICKENの『ray』やらサイダーガールについてまで語る必要が出てくるかもしれないので、
そんな歴史を勉強していく時間もないし、別に【今】鳴ってる音楽を楽しめばいいと思います。

ただこのシーンは邦ロック好きとしても見逃せないし、
単純にいつもの漁り癖をちょっと邦ロックのインディーズシーンじゃないところで出した結果、
「ひょっとしたら」っていう人と見つけたので書いてみました。


seeeeecun(しーくん)という方です。



王道と、それを超える中毒性が

seeeeecun - 疑神暗鬼 (Official Music Video) - YouTube

もうTwitterのフォロワー数は1万を超えているし、既にボカロクリエイターとして5年近く活躍されています。
ただなんとなくこの界隈と、邦ロック界隈ではフォロワー数や再生回数の価値観が違いそうだから、
単純に有名レベルを比較できないし、正直まだ邦ロック好きはそこまで知らないでしょう。(まぁ逆も然りですけど)
ちなみは普段はサラリーマンだそうです。


ボカロPの時は「しーくん」で、
自分が歌う時とかバンドは「seeeeecun」なんでしょうか。

本人によるライブ活動増えてきてます。
まずこういう時に気になるかもしれないのは本人の歌声ですが、ハイトーンのイケボです。
でも少年味のある感じではなく、年相応の大人な落ち着きのあるハイトーンで、複雑なサウンドにも十二分に絡み合ってます。

でも組み立て自体はボカロ曲も含め、どの曲も結構聴き心地よくて、
しっかり色を残すイントロから、Aメロ、時に大胆に転調するBメロから、サビらしい強いサビ、
そこから飽きることなく、Cメロから突き抜けて照度が上がるようなラスサビとなっており、
割とジェットコースター感覚なんだけど、期待にちゃんと答える安心感があります。
これはその2010年代からのネット音楽の歴史をしっかり踏襲した組み立てがあるからかなと思い、そこが安心感であり、今の子にもしっかり届くものではないかと感じます。

ただやはり歌詞。
サウンドの中毒性を抜群に進化させている。
結構口語体や自分や第三者のセリフっぽいのが出てくるんだけど、
その曲中のキャラクターの本心と歌のストーリーを霞ませることなく、
見事な言葉のリズムを刻んでいます。

それは難しい言葉すぎてもダメだし、1番と2番で同じ言葉を連呼しすぎてもダメ。
豊富な語彙力とそれをトリッキーに組み立てる能力は高く、聴けば聴くほど縦ノリがしたくなる。

ネット音楽って結構MVありきで、絵のストーリー性も重要だし、邦ロック以上に歌詞が前面に押し出されるから、ノリだけでごまかせず、
あまりスルメ的な音楽を保つのってかなり難しいことだと思う。
ただこの『疑神暗鬼』なんて特にそうだけど、みんなが自然と手拍子や軽いステップを踏むことがもう組み込まれているような気がするレベルで、
やっぱり邦ロック好きからは「ライブを視野に入れているのかな」と過剰に反応してしまいます。

その意識があるかどうかは分かりませんが、
インタビューとかも読んだんですけど、今の流行りらしいメロディアス路線ではなく、元々ひねくれたサウンドものが性に合うそうです。
この中毒性の才能は邦ロック好きにも広がれば、間違いなく、そして意外と新しく、ウケはいいでしょうね。
それでいて心に刺さる歌詞を繰り出してますから。

で、ライブするんですよね。実際に。
いわゆる若手バンドの登竜門的なところでしっかりと。


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まーとーめー


唐突にまとめになっちゃうんですが、僕は別に今のフェスブームにネット出身アーティストがいようが、アイドルがいようが、アニソンがいようが、大丈夫なタイプです。
というか既にVtuberのぼっちぼろまる推してるし(紹介当時はVtuberじゃなかったし、今もロックソロアーティストとして見てるけど)

ただ一番好きなのはやっぱりバンドなので、そういうシーンからも色々吸収して、いい影響を受ければいいなと思いますし、
互いのシーンもそうしあって、いろんな活性化が起こればいいなと思いますし、
その流れで行くでしょう。

また、バンドにはバンドの強さがあると思います。
正直インテリロジック溢れる歌詞とか、細かなサウンド勝負で土俵に上がると、
ネットシーンには強者が多いことは、
最初の4組やそもそも完全に定着した先人達を見れば明白です。
他にも最近のアイドルは容姿だけじゃなく、盛り上げることに関してはかなりプロだし、
アニソンも歌唱力のレベルは相当高い。

こういうところがどんどんライブを意識して、泥臭い輝きも放つようになっています。

多様化するライブシーンにおいて、今の若手バンドはバンドのライバルだけでなく、
Eveに、ずとまよに、BiSHに、エビ中に、LiSAに、各種声優ユニットに、
こういうところからステージを奪わないとフェスおろか、サーキットイベントにも立てなくなっていて、かなり辛かろうなと思うことあるんですね。
しかも、そういう界隈もインディーズバンドのごとく、沢山の実力派が陽の目を浴びようと強烈な順番待ちしてると思います。


じゃあバンドやロックの強さはなんなのか、というのはまたそれだけで3つくらいブログができてしまうと思いますが、
メンバー全員が同じベクトルを向いたときに起こすパワーは、本当かどうかはともかく、どの音楽アーティストよりも強いと、僕は信じてます。(一旦ソロロックシンガーは置いといて)
その分、0から様々なところまでセルフプロデュースしないといけないし、妥協しちゃえば妥協したことがそのまま現れる音楽形態で、金にするのもまだまだ難しい。

だけどもたもたしてると、他の音楽アーティストにシェア取られるし、案外すんなりロックファンも受け入れちゃいます。
もちろん、各々の音楽形態に課題や難しさはありますが、バンドも負けじとキツイものだと改めて思いますね。



ちょっとブログの着地点が狂いましたが、このseeeeecunというアーティストも、邦ロック好きのあなたの足りないピースを埋める可能性があるでしょう。
ぜひ聴いてみてください。



それでは、この辺で。

ダンスワナビーダンス

ダンスワナビーダンス

  • しーくん
  • ロック
  • ¥200

遊津場pre.月間ベストソング大賞!~2019年1月度

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このアカウント3年目、
ブログは2年目を迎えました。
遊津場です。

今年もやりたいこといっぱい。
早速バンドへのインタビューと、インタビューを受けてきました。
立ち耳スコティッシュフォールドさん、ロキ中さん、ロクロラだんちゃんさん、ありがとうございます!

このブログのデザイン面とかもリニューアルしてみたいと思うんですけど、正直なかなか手をつけられないんで、上のロゴとか描いてみたい人じゃんじゃん募集してます。
もう練習がてらでいいので。


それでは今年も、毎月いいと思った音楽を発表していきます!


月間ベストソング大賞!


この年末~1月いっぱいで聴いた音楽の中から、良かった音楽を発表!
最後に紹介する曲が大賞です。

[Base Ball Bear - The Cut -feat. RHYMESTER- - YouTube



◯nee『歩く花』


どこを切り取ってもキラーフレーズ。
それとMVのように4人が4人、ごちゃ混ぜになりながら法則なしに組み立てていくサウンドもどこを切り取っても美しい。
"東京の聴く芸術"のこれからを今後も勝手に追いかけたい。



◯shandy Wz『キキョウ街』


こちらもインタビューで取り上げた、若手の1曲。
聴いてるだけで気持ちが昂ってくるし、大きなステージに立ち、ライブのラストにこの曲を歌い上げている姿が見えた。
時が経つほど、味が増しそうな1曲。



◯OKOJO『遮二無二に恋しない』


独特なワードチョイスにポップロックの命を与えるの代表バンド。
昨年の始動から、各々の経験値を活かして、どう高みに登っていくのか、リスナーをワクワクさせてくれているのに拍車をかける1曲。



Base Ball Bear feat.RHYMESTER『The Cut』


ちょっと昔の曲登場。
この曲は元々大好きだったんだけど、CDJBase Ball Bear見たとき、やっぱクソかっこいいなと思った。その時はこの曲をベボベだけでやってました。
ベボベはもう「良いバンド」と15年以上言われ続けたバンドが貰えるライセンスを手に入れ、何か別の軌道に入ってる。



Mrs. GREEN APPLE『僕のこと』


大森さん、人間の出せる色、全色放出してるけど大丈夫!?、真っ白に燃え尽きてない!?(ホントに体調不調っぽい)
と、心配になるほど深層のエネルギーが爆発してる。
もう少し手に負えないレベルになってきた。いよいよ素晴らしいタイアップに恵まれれば、米津玄師的な存在も近い。



◯TENDOUJI『Killing Heads』


演奏の上手さとかもそうなんだけど、聴いてもらいたいという愛の強さが、英歌詞かどうかという部分をどうでもよくしてるし、そういう部分がTHE BAWDIESに通ずるところあると感じた。



◯ハルカミライ『星世界航行曲』


もうライブハウスという枠に収まりきらないほど広大な曲であると同時に、ゆえに近くで鳴っているというか。
無駄口叩かず、ちゃんと曲で、遠くの君にも、近くの君にも、際限ない愛を届けられるように、どのナインス所属よりも成長を示してる1曲。



◯ステレオガール『あいわな』


ブログも書きました。
このMVを見ると、感じていた豹変性も、普通の若者の姿も、地続きに同じ姿なんだなと思えた。




さぁ、そんな中、先月の遊津場的月間ベストソングは………


Broken my toybox『おかえり劣等生』!!!


Broken my toybox 「おかえり劣等生」【Official Music Video】 - YouTube




この年末から先月にかけては、僕的にneeとshandy Wz、そしてこのBroken my toyboxはパワープッシュだった。
まず、印象的なギターサウンドとワードチョイスに、これ嫌いな人いる?という感想しかない。

去年の今頃、Half time Oldがギターロックで注目され始めてきたが、「あぁ、今年はBroken my toyboxだな」って今も思っている。
インタビューさせてもらった縁もあるし、着実にライブは重ねてると感じるので、飛躍の一年になってほしい。



月間先取りアーティスト大賞!


先月、「これくるぞ!」と厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の7組です。

  • Cody・Lee(李)
  • プッシュプルポット
  • 遠藤理子
  • オレンジスパイニクラブ
  • ネコゼ
  • Mellow Youth
  • Marie Louise

この7組全員再来年どころか今年の秋ですら期待ですが、そんな中から選ぶベスト先取り大賞は……







遠藤理子!
今年も勝手におめでとうございます!

平成最後 - YouTube



<紹介ツイート再掲>

  • より深めてみる

ありきたりな言葉かもしれないけど、想像を越えてくる歌声と圧倒的な世界観に軽く鳥肌が立った。
ギター1本で勝負するSSWって、やっぱりギター1本なので、サウンドの幅はどうしても狭くなりがちだけど、彼女は奥行きがどこまでも続いていて、どの曲もとんでもなく個性が輝いており、全く飽きることなく曲を消化させられた。
SSW、それも女性ってYouTubeとかのネット音源じゃなかなかバンド以上に魅力が詰まりきらないことが多く、あまり取り上げられてこれなかったけど、彼女はそんなことなかったし、生で見たら呼吸を忘れそう。
文句なしの初のソロアーティスト、SSWでの遊津場月間大賞です!
だから何って思うだろうけど。



他にも紹介後、コンテストで最優秀賞を獲得したCody・Lee(李)、紹介後、忘れらんねぇよ柴田さん、石左さんにも紹介され、再生回数がグビグビ伸びたオレンジスパイニクラブ、Hakubiと共に京都から新世代を支えそうなMarie Louiseなど、どれも期待のバンドです!



まーとーめー


今日からでらロックも始まり、春休み頃の恒例サーキットフェスの出演者もが固まってきて、いよいよ今年も始まったなと思います。

今年もネクライトーキーや、Mr.ふぉるてのような新星がどんどん現れてくると思うので、しっかり紹介できるよう頑張ります!



それでは、この辺で

星世界航行曲

星世界航行曲

  • ハルカミライ
  • ロック
  • ¥250

ステレオガールは用法・用量を守って正しくお聴きください

とにかく刺激的な情報量が多い。


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①「あぁ、未確認で準グランプリの高校生?バンドで、嘘?SXSW(アメリカのでっかいカルチャーのフェスティバル。過去にPerfume水曜日のカンパネラなどが出てる)にも決まってるの?ヤバイね」

②「それで女4人、男1人っていう編成なんだ。どれどれ……
でもみんな髪型一緒で、いやそのまま演奏始まったけど、どれもパワフルで誰がどこで何をやってんのか分かんないぞ!」

③「あ、ボーカルは女性ね。
いや、声もだけど、普通にめっちゃ可愛いやん。ちょっとジト目な感じとか、天然ものの可愛さあるやん。
歌詞は……言い回し独特だなぁ」

④「待て待て待て待て。どんどんどんどん化けの皮が剥がれていっとる。
女とか可愛いとかどうでもいい。
怖い怖い怖い怖い」

⑤「はぁ~~~…
………………他にどんな曲あるんかな」



☆☆☆☆☆☆☆


我ながら何書いとんねんと思うんですが、こういう感想を持つバンドです。


きっと⑥で思うことは「あの子達は今どうなってるんだ!?」と、気になってしょうがない症候群になるやつですね。
現に僕が今その状態。

もう山程書かれてますが、いわゆる「若き天才」で「オーラが他の若手バンドと違う」みたいなやつで、はい、正直言います、先取り損ねました。
もうそれは割愛しますけども。


ライブを見たことないので、否定されると参るんですが、MVやライブ動画、インタビューを見ても、心臓が跳び跳ねてるって感じがしました。

それが④で書いた"怖さ"の理由だと思いますが、それはグロテスクなほど生々しくて、なんならちょっと臭いです。そりゃそうだ臓器なんだもん。でも嗅ぎたい……見てみたい……あれ?これ、へんたい?
そんな躍動感と匂いを5人が5人それぞれの匂いで発しているという感想を持ちました。
だからこそ僕は、楽曲の良さとかはもちろん、それに加えて生の心臓がベチャベチャ跳び跳ねるという、「ステレオガール」という名のオカルト現象を、僕は見て、体感したくて仕方ないから、こんな妄想でもブログ書いちゃってるわけです。

僕はホラーとか苦手なんですけど、ステレオガールを聴いて、やっとホラー好きの気持ちが分かった気がする。(ステレオガールの音楽は好きです)
このバンドは多分、安っぽいホラーとは違って、もっと深層心理で身の毛がよだつような、本物のホラーを提供してくれる。素がキュートな分、なお。
あぁこういうのをホラー好きは求めてるんだね。ただのドMかと思ってた。

これもある意味、ライブを見たくなる「ライブバンド」の条件じゃないかと思います。熱さや音圧や上手さでは出せないやつ。

MVでも、そういうバンドで見せるキュートで凶悪な化け物姿も素だし、インタビューで見せる安寿さんのしどろもどろさや、宇佐美さん(chamicotさん?)の自由さとかも素だから、なんかいろんな感情を表情をあえて、ばらつかせてる感じがして、より生の姿を見てみたく思える。MV撮られた加藤マニさんの言うとおり「絵になる5人」なんでしょうね。




まとめ


「中毒性なサウンド」というバンドは出てくるんですが、存在自体に中毒性があるバンドっていうのは、そんな年に何組も出ないし、それが多くの人に響くバンドになると、何年かに1組と言っても問題ないです。


邦ロックだけでなく、洋楽のエッセンスも存分ある和洋折衷なスタイルとライブでの衝動性、あまり素性を感じさせないアーティスティックな雰囲気にSXSW(サウスバイサウスウエスト)にも抜擢されるのもあって、早くも世代とか、ロックとかにも括られない聴き手が本物感を得るバンドになってきています。


そういう先輩バンドのファンにありがちなのは、ちょっと盲信的な人。
「◯◯こそ本物」と信じて疑わなくなる人ですね。


そこの程度を間違えてる人は単純に……
ごめんなさい、面倒くさいです。
そもそもどのバンドもそうですが、ステレオガールを物差しに他のバンド比較するのには、特に向いてないと思います。
むりやり「~っぽい」を考えても、僕は奥田民生とかthe pillowsが出てきました。
そんな若手いないでしょ。
無意味です。
でもわざわざ孤高な存在にする必要もないんです。

あとは単純にいろんなバンドを紹介する側からしても、盲信的になられたら他を聴いてもらえないので困ります(笑)
「いやステレオガール聴いてるんで結構です」とか言われたら、今ちゃんと対バンをこなし、Holiday!Recordとかのイベントにも出る彼等に失礼な気もする。


でももちろん、「どうせ曲を聴くなら、そういう圧倒的なセンスにどっぷり浸かりたい!」っていう気持ちも分かります。
絶対1曲1曲の表情が違うし、ワンマンが見たい。音楽は刺激が強いからこそ、精神安定剤になることがあるから。


そういうそんなこんなを込めて、



"ステレオガールは用法・用量を守って、正しくお聴きください"



何よりまだすごい若いですからね。
早熟の天才、なんかで終わらないよう、ファンが縛り付けるようなバンドになりませんように。



それでは、この辺で。

ステレオガール - あいわな - YouTube

立ち耳スコティッシュフォールドに初めて、"インディーズバンド"として過ごした1年の感想を聞いてみた。


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昨年、この邦ロック先取りアカウントの一押しとして、
何度も名前出したこのバンド、
「立ち耳スコティッシュフォールド

あくまで自然体から、絶妙に希望や切なさを奏でるエモさを、特徴の違う男女ツインボーカルが繊細に表現するその世界観で、一昨年6月結成ながらインディーズシーンでは徐々に知られる存在に昨年なりました。


特にコンテストでの活躍がすごく、

・ROJACK史上2組目の2期連続入賞
・Eggsマンスリープッシュ選出
・MASH FIGHTマンスリーピックアップ
・eo music try二次審査選出
・ITAMI GREEN JAM学生部門優勝

などなど、これ以外にも多くの全国区のオーディションには大抵名前がありました。それも2次、3次審査くらいまで。

(ITAMI GREEN JAMではカミコベ主催の松原さんにも評価のコメントをいただいてました)

このような活躍から、今年も多くの期待を集めているバンドであります。

 

 

しかししかし、まだまだ世間から見たら音楽をやっているただの若者達。しかもバンドも結成してまだ2年です。
普通に考えて、無名のバンドだし、バンドとしてまだ成熟しているなんてありえないし、まだまだ歌詞も演奏力も伸び代だらけだと思います。
なのでこのインタビューでは、あえてガッツリ奥深くまで、曲とか、4人のパーソナリティーに触れることは避けました(の、つもりです)。
今の段階でメジャーアーティストのインタビューのように「あんた達ヤバイ、ヤバイ」と言い過ぎるのは、まだ違うと思います。

むしろ、ちょっと前までは普通のロック好きの若者が、昨年激戦区の関西ライブシーンにデビューし、”演者”として特別で初めての経験だらけの「インディーズバンドの1年」を過ごして、どういうことを感じたのか。

 

ちょっとそういう視野広めで、今回、立ち耳スコティッシュフォールドお会いし、遊津場史上3度目のインタビューを敢行いたしました!
もう今でしか語れない「インディーズバンドの本音」がメチャクチャ出てきて、立ち耳好きはもちろん、立ち耳のことは知らなくても、インディーズ好き、バンド好きにも楽しめる内容です! 

 

ちなみにインタビュー中の写真は僕の大学の同級生で、元写真部部長で現在も仕事で撮影などを行っている友人に頼みました。名前出したかったけど止められました。

 

それではスタートしますが、あれこれ聞く前に、
やっぱりまずは、コレから聞いてみました。

 

 バンド名の由来〜曲作りのルーツ


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左から田中(Dr)、松本(Vo.gt)、青木(Vo.gt)、林(Ba)

 

 


遊津場(以下、津)「やっぱりすごく印象的だと思うので、まずバンド名について聞いてみていいですか?」

松本章吾(Vo/gt 。以下、松)「バンド名はですね、僕が決めたんですよ。独断で。
好きなバンドとかも(バンド名の)響きがいいのが多くて……
何があるっけ?俺の好きなバンド(笑)」

田中将馬(Dr。以下、田)「それは自分に聞こう」

「あ、andymoriとか、くるりとか、神聖かまってちゃんとか。
もう響きと語呂だけで決めて、特に意味はないです。」

津「僕このバンド名すごく好きで、曲の世界観や4人のキャラクターからしても、強い横文字のバンド名ではなく、このゆるふわというか可愛い感じの名前の方がいいと思うし、それしかないなとも思うバンド名だと思うんですよね。
このバンド名で活動してて、去年何かありました?」

「うーん、ライブでの出演者との顔合わせの時、最初ちょっと恥ずかしいなと思ってました」

「せやな」

「長い(笑)」

青木美咲(Vo/gt 。以下、青)「最初の頃、エゴサしても出てこんかった」

「可愛い本物の猫のほうが勝ってるんで(笑)。バンドって後に付けないと出てこないので、Twitterのアカウント名にも”バンド”って付けてます」

津「まぁでも変化球的な名前だとは思うし、曲や直接的でなない詞、ツインボーカルってところでもクセがあって、クセがあってこそのエモさというタイプだと思うんですが、そこに何か意識とかあったりしますか?」

「うーん、まぁ僕があまり流行りの曲を聴かないというのは大きいかもしれないです。
メロディーとかも今のやつよりSUPERCARとかNUMBER GIRLとか90年代〜2000年代前半くらいのが好きで」

津「みんな22歳ということ考えたら、少し世代ではないですね。僕(26歳)も聴いた時、ベボベっぽい少し懐かしい要素も感じましたし。
まぁでもそれを狙っているというよりは自分が好きなものを詰め込んだら、ああいう感じになったという感じですかね」

「そうですね」

津「メンバーとしても、あまりそういう音楽観が違うなーということはない感じですか?」

立ち耳全員「(頷く)」

林大貴(Ba/以下、林)「僕もくるり聴きます」

津「で、バンドを2017年秋に結成されたと」

「いや初ライブがそれで、結成は6月ですね」

「組んでからもう2年経つで」

「え、怖い」

「もう2年経とうとしてんの?」

「もう2歳児やで」

「怖っ。やっとやっとやのに」

津「まぁ聴き手からしたら、それくらい潜伏期間あるもんよなぁとは思いますけど、やってる側からしたら」

「怖いですね…」

「結成前までは、それまで大学の軽音サークルで触る程度だったんですけど、まさか今この形でやってるとは思わなかったですね」


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この1年のリアルな身の周りについて

 

津「そんな20歳から始めたバンドだからこそ聞いたみたいんですけど、最近すごく10代のバンドの活躍が目覚ましくなってて、コンテストとかでも10代バンドが盛り上がってるなぁと感じるんですけど、なんかそういうバンド見てて思うところとかありますか?」

「肌質が違います」

他3人「それでいいの?(笑)」

「まぁでもたしかに。オーディションとかでよく会うよな」

「もっと若く始めてたら、とはやっぱり」

「バンド自体の全体的な勢いはあるよね」

津「年齢とかはやっぱり意識しますか?」

「常に意識してますね。一般的に大学4回生とかの年齢なので、バンドするか、就職するかですし。まぁ自分達も昨年のオーディション関連がなければ普通に就活してたのかな、みたいな」

「今、よくしてもらっているバンドは年上の方が多いので、そこまでは、とか」

津「昨年はAOI MOMENTとか、meh meh white sheeps等ともやられたりしてましたもんね。
昨年、対バンとかでこのバンドから刺激受けたなってバンドいますか?」

「メーメーさんかな?」

他3人「そうだね」

「あとはTransit My Youth」

津「具体的にどういう刺激を受けましたか?」

「最初、男女ツインボーカルのバンドが関西インディーズにいると思ってなくて。
メーメーさんは特に、コミュニケーションがちょっと苦手な僕たちにも向こうから話しかけてくれて、すごいよくしてもらって、イベントにも出させてもらって。LINEも交換できました(笑)」

「あとはいつテン(いつまでもそのテンポで)さん」

津「あ、それはまた毛色は違うバンドですね」

「すごいよな。絶対真似できへん」

「ビックリした」

「ライブの盛り上がり方が、本当のメジャーのバンドのライブの見に行ってるんかってくらい客席が盛り上がってましたね」

津「それもまだ数十人もいないくらいのお客さん相手でも、それくらい盛り上がれる場所を作るバンドがいるというのは、実際バンドをやり始めてから気付いたという感じですかね」

「そうですね。仕草とか、立ち振る舞いとかなんとかしないとな、と思いましたね」

津「その中でも昨年、ちょっと自信がついたなと思うところはありますか?」

立ち耳「うーん(沈黙)」

津「もちろん課題の方が多くて当然だとは思うんですけど」

「課題しかない…演奏力が無さすぎる。
レコーディングスタジオの人にも言われたんですけど、この受賞歴からして、もうちょいライブハウスからもいい扱い受けるはずだけど、それに見合う演奏力がないと」

津「すごいリアルですねぇ…」

「ちょっとづつは成長してると思うんですけど、いろいろ賞をもらってるので、結構急激なレベルアップを求められているので、間に合ってない…頑張ります」

「過去のとかと一緒にされちゃうもんね」

津「それはもう、コンテストでいきなり注目浴びる若手バンドの実際感じているすごくリアルな意識の変化を感じる声ですよね。あとは身内だけじゃないお客さん、人生初めてのファンという方も増えてきたと思いますし」

「そういう方々にはありがたさしかない」

一同「うんうんうん」

「終演後に上手くしゃべれてなくて、伝わってないかもしれないですけど、本当に僕らは来てくれたことに感謝してます!、ということを書いてもらってていいですか(笑)。本当にいつもなかなか言えてないんで(笑)」

「どこで伝えてるんやろ(笑)」

津「いや、大歓迎ですよ(笑)


まぁ課題ばかりというのは仕方ないかもしれませんが、その中でも大切な軸にしてるのはなんですか?」

「音源はまず大事にしたいですね」

「ずっと言ってるもんな」

「とうとう音源負けバンドとまで言われ始めてるんですが…」

「一番やばいよね」

津「やっぱり入ってくるんですね、そういう声。

その音源をどういうアプローチで広める工夫を考えてますか?」

「CDを通販でも買えるようにはしてるんですけど、Eggsで無料で聴けるようにもしてます。ただこれはいいのかどうか分からないところもあるんですけど」

「ただEggsではA面とB面の曲を間隔を空けてアップしました。
やっぱそれは今ライブできてない状態でもあるんで、貴重な情報源であるTwitterのネタが無くならないようにというのを考えてしています。
他のツイートでもなるべくいいねが貰えるように工夫はしてますね。長文で画像付けたり(笑)」

津「それは【とにかく音源を聴いてもらいたい】というのがありますか?」

「インディーズバンドにありがちなんですけど、音源を出すのを渋って会場だけの販売にするより、僕らはSNSとかネットで手軽に聴いて欲しいんで、全く出し渋らないほうを選びました」

「ちゃんと考えてるねんな」f:id:sakidoriyutsubarock:20190120170533j:image

「でも買ってくれた時の喜びは凄いよな。Eggsで聴いて欲しくて!とか言われると」

「うおー(感激)ってなる」

「通販サイトのアンダースコアレコーズでも結構買っていただいて本当にありがたいです。アンダースコアレコーズさんにも感謝です」

「でも、まだTシャツが1枚も売れてないです(笑)」

「まぁまぁ出したばっかやし。Twitterのネタにもなったし。長文で画像付けれたし(笑)」

津「あれすごく良いデザインだと思うけど…」

「彼(林)デザイン担当なんですよ。CDジャケットとかも」

「お金がないんでジャケットとかはネカフェで作りましたけどね」

松「しかも僕と2人で1つのブースっていう。本当に金ない…
なので完成の瞬間を間近で見てました(笑)」

津「(笑)。
あとは演者側になってからYouTubeとかも見るようになりましたか?他のバンドとか」

「だいぶ見るようになりましたね。オススメリストに自分達が載っていたら、それに載ってる他のバンドも聴いたら、その後対バンする」

他3人「あー、それある」

「あとはTwitterにライブ後にライブ動画を上げられる方いますけど、あれめっちゃ見ますね」

津「なるほど。性格も出てる感じですけど勢いよりは、考えてから行動する運営ですよね」

「バンド運営って音楽以外にもいろいろやること多いなと思いました」

「HPどうしよ…」

立ち耳スコティッシュフォールド(tachimimisuco)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs

 

 

今後の目標

 

津「まず、今年こういうことしたい、みたいなことありますか?」

「まだメンバーには言ってないんですけど…」

他3人「怖」

「音源を作りまくりたいと思ってます。
去年ライブし始めたばっかりで、自分らのレベルもよく分かってなくて、ありがたいことに賞レースで受賞させてもらったんですけど、今年はただただ良い曲を量産したいと思いますね。去年のライブ経験を受けて、いろんなタイプの曲を作って、いろんなことしたいです」

津「これを聞いてみなさんはどうですか?」

「期待に添えるよう精進いたします」

「もらった音源を必死に再現して付いていきたい」

「(げっぷ)

ごめんなさい!頑張っていきます」

一同「(爆笑)」

津「炭酸差し入れてまじゴメン(笑)
そういう中で今年はどういうフェスに目標に頑張って出たいとかありますか」

「…言うの勇気入りますね」

津「(前々回インタビューの)ぼっちぼろまるさんは勇気持って武道館と言われましたから!そういう意思を見せちゃいましょう!」

「ミナホ、見放題、COMING KOBE…!」

「ミナホ出たいね」

「めっちゃ楽しそうですよね」

「出演バンドマンに配られる、黒いPASSがほしかった」

他3人「ほしかった…!」

津「そういうのも見て、今年の叶えたい目標としては関西のサーキットに出たい、憧れもより強くなったという感じですね」

「またコンテストとかも応募して」

津「やっぱ全然投票状況とか分からないんですか?」

「分からないですね」

津「本当去年のROJACK2期連続入賞なんて、連続となると過去はIndigo la Endしかいませんから」

「ROJACKって会場で実行委員の方が講評とかしてくれるんですけど、そこでも君らとIndigo la Endだけだからって言われまして、川谷絵音くんはいまだになんであの時優勝させてくれなかったんですかって言ってくるって言ってました(笑)」

「いまだに言われるんやって面白かった(笑)」

津「面白いエピソードですね(笑)」

「でもやっぱ東京行って1年で2回名前呼ばれないのを経験するのは、結構メンタルしんどいです(笑)」

津「そのエピソードも立ち耳さんしか話せないですもんね」

「デジャブだ…って(笑)」

「えらいもんで2回目はパンフレットを見て、他の優勝するやつ2組当てたんですけどね(笑)」

津「まぁ今年もそういうのを経てにはなるでしょうが、最終的に数年後でもこういうことをしたい、理想な大きな目標は何になりますか?」

「(考えて)ワンマン。あとは大人たちと絡みたい。ん?あ、レーベルに入りたい、ですね(笑)」

「レーベルに入ることをそう呼んでたんや」

「でもまぁ絡みはほしいですね」

「あとTwitterの公式マークがほしい(笑)」

津「でもそういうライブはもちろん、音源やネット周りも大事にするという姿勢は、個人的に田舎育ちでライブに行く環境がなかった僕にとって、すごく嬉しいことなので、これからも頑張ってほしいです!」

立ち耳「ありがとうございます!」


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感想

 

いやー僕自身にとってもすごく勉強になりましたね。

 

松本さんが言ってた「よく分からないままやっていた」というのは、売れてる売れてないに関わらず、多くのバンドも抱える悩みだと思いますし、だからこそじっくりじっくり経験を活かし腰を据えてやりたい中でも、金銭面や年齢はもちろん、期待に対する演者にしか分からない焦りがあるんだと実感しました。

 

その中でやっぱり様々な応援というのは、立ち耳さんも本当に一番声を大にして感謝していたし、力になるんだけど、

リスナーはその応援が押し付けになってはいけないことを注意しないと、と自戒の意味を込めて思いました。

 

まぁリスナーは好き勝手言うでいいんですけど、やっぱりバンドマンも人ですから、いろんなネット上やライブハウスでの言葉に対して影響って受けちゃうでしょうし、それがプラスになればいいんですけど、いつもそうとは限らないのが実情です。

 

だからまぁなんか「ん?」ということがあっても、

「いろいろ試行錯誤してるんだな」「そういう人達なんかな?」「まだ若いしな」

と声や文に出さず、一度見守ってみるってことも、1つ意識として持つのがリスナーは大事かなと思います。問題点はきっと現場が1番分かってます。

 

本当にバンド運営っていろいろやることや壁があると思うから、バンドの各々のペースってある。

立ち耳の4人で言うと、彼ら本当にいい方々なんですけど、4人が4人とも静かでゆるーい空気を持つ方々だったので、MCや物販でおぼつかないところあるかもしれませんが、そこは本当に温かく見守ってあげてください……(笑)

 

でもきっといつかワンマンで堂々としたMCをしてくれます!

これからも微力ながら応援し続けます!

 

 

それでは、この辺で

 

↓次回のライブ!

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Saucy Dogのことなんか書けないよ

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作文意欲(?)はあるけれど、題材が思い付かないので募集してみたところ、Saucy Dogがありました。

ほほぅ、たしかにSaucy Dogのブログらしいブログって見たことない。
もちろん「イケメン石原さんに彼女は!?」とか、Wikipediaをパクったようなのはあるんですけど、音楽そのものに素人が見解を書くみたいなブログは、この知名度を誇りながら全然ない。まぁそんなことすんなって話ですけど。


でもSaucy Dogはなんかそういうことをすること自体が、なんというか空気読めてない感ハンパないんですよね。
これは偏見でしかないんですが、音楽系のブロガーさんって「どこか挙げ足取られてそうなとこはないか?」と探して書く方が多いです。
そういうネガティブを切り口に「実はそれこそが唯一無二!」とか「だからこそ最強!」みたいなオチが多いし、毒舌系なら「時代ですかねぇ」みたいなオチにしてます。

でもSaucy Dogは全然そんな足が上がってない。犬なのに。

無理に粗を探そうものなら、
「えぇ…それはちょっと性格悪すぎでしょ……」って後ろ指指されます。
学校のクラスで言うなら、底抜けに明るいわけではないけど、誰からも愛されるキャラなので、まぁまず変にイジられることはない立ち位置にいるんですよね。バンドシーンにおいては。(実際は秋澤さん、結構イジられてるけど)


そこにはSaucy Dogの音楽は真っ当な優等生なのかと言われれば、そうでもないと思ってるところもあります。
本当にただ優等生なら、「真面目くん・エリートキャラ」というイジりポイントが生まれて、もう誰かが記事にしてますから。


『いつか』を代表に、その他諸々聴けば聴くほどハマる感じの、正統派の歌ものバンドですが、じゃあ王道かと言うと違うと思います。

王道がどんなもんかと言われると難しいんですけど、すごく心にはくるんだけど、誰にでも当てはまるものではないロックだと思います。
石原さんを中心に、「3人の」失敗なり、成功なりがしっかり歌詞以外の部分にも反映されてて、いい意味でライブを死ぬほどやってたインディーズな感じが今も抜ききれてないように思えます。
まぁ有名な話ですが、ライブ数はもちろん、この3人になるまでは結構順風満帆とは言えない日々を過ごしたことや、今も他のバンドマンと「LINEでよくね?」という会話を、普通にTwitterでしてるところにも、その感じが見える気がします。

なんか彼らっていまだに牛丼屋に行っても、サラダセットにするお金を渋っちゃいそうじゃないですか?
そんな庶民的なところというか、人情味溢れる感じがあります。



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そもそも『いつか』は


ていうかもう、ここ2年で若手バンドで、どちゃくそバラードの歌でブレイクしたバンドって彼等しかいない。

もうこれで十分彼等の強さって示せてると思うんですよ。
もう公開されて約2年ですか。

もちろん聴かせる曲では何曲かありますけど、シティポップでもなく、完全にミディアムチューンから抜ききった、ここまで音数の少ない、明るくないバズり曲は全然出てこない。
ドラマストアやmol-74とかもいるけど、やっぱり現状は2段階くらい上にいるのかなとは思います。


最近の流行りである、赤裸々な感情を文学的な比喩表現ではなく、具体的な情景を可視化させる詞でインパクトを与えるだけでなく、
スリーピースだからこその音の一つ一つの主張させやすさと「第4の楽器」と本人達も言うコーラスを最大限に活かしてるので、その赤裸々で少し重いくらいの恋の歌も、とても美しいものになっています。

今は本当に赤裸々な歌詞全盛で、
リスナー自体も「もっとどこにもないようなラブソングを!」「もっとグサグサくるものを!」となっていて、
今までそれはスピッツRADWIMPSクリープハイプあたりの得意技だったのが、近年でそのテクニックが一気にインディーズに降りてきて、インパクトのある歌詞を書くのが上手なバンドが増えていると思います。

でもそれって少し「ドロドロみ」が強いというか、基本ピュアな10代のリスナーで、特にJ-POPも好きな初心者からしたら、アクが強めで避けられるところもあると思うんですよね。
その純度こそがインディーズのらしさではあるんですけど。

そのインディーズらしいアクを保ちつつ、前述の技術によって、最も受け入れやすい状態で曲を作れるのが、Saucy Dogの強みで広まった理由なんだと思います。

実際ライブを見たときも、他と比べ底抜けに速いスピード曲やノリがいい曲があるわけではない「歌詞を聴くタイプ」ではあるけど、爽快感が残っていくライブをしていました。

本当に「さっさとカルピスはCMタイアップ与えてや」という感じで、その部分に関してはflumpoolレミオロメンのような万人受けする王道感があります。


インディーズと王道の間にいるバンド。
実はここ2年、全くそういうタイプのバンドが現れてないから、着実に浅瀬のバンド好きも、中間のバンド好きも、深いところにいるバンド好きにも人気を得ているのだと思います。



まーとーめー


でもこう文章書いてると、大味よりはやっぱり何杯でもいけるバンドって感じだし、本当にもう「そのまんま、聴いたまんま」っていう感想が、Saucy Dogに一番合うように思えるんですよね。
白米にわざわざ考察要りますか?って感じです。

メジャーバンドはやっぱり音楽的進化が凄くて、様々な考察しがいがあって、
インディーズバンドはやっぱり現場でしか自分達を表現できてない部分があるから、伝えたいという気持ちから考察ができる。(あまり現場主義過ぎると悲しくなるけど)

でも今のSaucy Dogはそういう取っ掛かりみたいのも綺麗に整頓されているので、もうわざわざ考察も必要ない。
だから実はどんなに激しいライブバンドよりも、その音源がちゃんと「本当」なんだと思います。
ある意味ブロガー泣かせですね(笑)
でもそれは『いつか』や事務所の力だけではできないことだし、まだミニアルバム2枚だけという状況で、今あれだけのステージにいってるのが証拠だと思います。
まぁ僕自身の好みは、アクが強めなreGretGirlや、タイプ変わるけど凛として時雨神聖かまってちゃんなので、「少し薄味かな……」と思わなくはないですけど、Saucy Dogがつまらないと思っちゃうほど、ひねくれ者ではないです。素材の味を楽しんでます。


そしてそれは裏を返せば、まだまだSaucy Dogからいろんな個性がこれから生えてくるかもしれないということです。
僕は次、sumikaやMrs.GREEN APPLE、髭男に次ぐ世間受けするロックの存在になれるのは、緑黄色社会と踏んでたのですが、調べれば調べるほどSaucy Dogの可能性もあるなと思ってきました。

でも心のどこかで、3人だけが出す音にこだわってほしいとも思うのは、多分インディーズ好きの心も掴んでるから。



今年はどれだけの人にSaucy Dogが広まるのか、見ていきましょう。




それでは、この辺で。

いつか

いつか

  • Saucy Dog
  • ロック
  • ¥250

遊津場の2018年ベストソング20!


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タイトルの通り!

上半期トップ10と先日の先取りインディーズアーティスト大賞に続き、
2018年、個人的年間トップ20の曲を発表します!


まぁ多くの人がこれをしてますが、
名前の通り、僕はインディーズが多めになっています!
なんでそうなのか、どういう基準で決めてるのかは、解説中に明らかになると思いますし、話すと長くなるので割愛しますが、
一応結構量は聴いた中で決めてますし、
「世の中にはまだ評価されていない音楽が沢山あるんだなぁ」と思って、そして聴いてみてください!
もちろん有名なのもランクインしてるので、「やっぱりスゴいんだなぁ」と思ってください!




それでは、どうぞ!

『』内は曲中の好きなフレーズです。


20位 THE ORAL CIGARETTESReI



上半期5位からは、思ったより落としちゃいましたが、僕はオーラルの中で一番好きな曲です。
オーラルの武器である『エロ』。
これが今年オリコン1位まで呼び込み、フェスの大トリも十分似合うだけにしたオーラルの特徴だと思いますし、それがふんだんな曲も好きです。
でも、それを本当に極限まで抑え込んで、震災の事を思い、かなりシンプルな、純粋無垢な光である以外、何でもないものになったこの曲の方が、オーラルのオーラルたる人間性が正直に出ている気がします。
その結果初めてオーラルに「ありがとうございます」という感想を抱きました。
ファンと言えるほどの位置にはいませんが、これからもロックシーンの先頭を走っていってもらいたいと思います。


『天変地異なんて起こるわけがない。
そんな気もしたあの日はどこへと』



19位 ofulover『渇き』


最近の若手バンドシーンでも注目を浴びる存在になってきたofulover。去年の5月に初紹介してるから活躍は嬉しい。
とは言えまだ事務所とかが付いているわけでもなく、大体のことは大学生のメンバーだけでこなしているはず。

にも関わらず、本当にカッコよさのブランディングに隙がないし、行動が実にインテリジェンス。そこに天性の色気や熱いライブを見せてくれるからこそ、同年代の中でも他のバンドからの信頼がとても高いように思える。
だから将来的に大きくなっても、付いていきたくなる安心感がある。

この曲はそんなofuloverが2018年歌っていく理由みたいなのがギュッと詰まっている上、抜けたサウンドが気持ちよく、これでライブが始まると一気にofuloverの風が吹く。

来年、更なる旋風巻き起こせ。


『不器用に足掻く 雨乞いのダンス
降らない時雨 お前の所為にした』



18位 ナードマグネット『FREAKS & GEEKS』


日本語パワーポップロックのシンプルな感じに聴こえて、でもその実めちゃくちゃ変わり者で、ひねくれ者だよなぁと、何度聴いても、思わずほくそ笑んでしまう。

世間で流行る歌が、この世で一番素晴らしい音楽とは限らないし、だとしても自分のための音楽でないことは往々にある。
元々ロックって、そういう人達の救いのための音楽だった。
でも最近のバンドをも、そこにあまり踏み込んでこない中、
日本で一番多忙なはずのアラサーサラリーマンバンドが、臆せずドロップキックかましてきた。

そのロックに原点な姿が、ミナホBIGCAT、レディクレ出演を射止めた。
来年もまだまだ自己ベストを更新する活躍を期待できそうです。


『君の好きな歌、
実はそんな好きじゃないでしょ』


17位 the satellites『命の唄』


ド直球。
最近それを逆に個性に変えていこうとするバンドは沢山いるが、今年のそれの頂点にいる曲だと思った。
とは言え「生きている」というワードに、ここまでパワーを与える曲もないが。

絶対こういうのは若くてマジで金ない時じゃないと歌えないと思うし、ゆえに命の輝きとか、燃え盛るものが伝わってくる。
ここがメジャーバンドと優劣がつけられないほどの、インディーズの魅力だと思うし、それを出し切るバンドなんて少ないんで、オススメしてるのだけは聴いてほしいんですよ。


『「生きている」ただそれだけの言葉、恐ろしく思えてしまう僕らは
日々を照らせ、大切な人失って笑った、あなたのことを信じてる』


16位 ずっと真夜中でいいのに。『脳裏上のクラッカー』



今年ネット上で最もブレイクしたであろう音楽クリエイター集団。
その迫ってくるACAねさんの歌声と豊富すぎる語彙力で、高クリエイター陣をもかしづかせるレベルで熱を与える、現場仕込みのもの。

『秒針を噛む』の時以上に、その表現力が増している気がしたし、何度も聴かせどころがあって、「えー!こんなに貰っていいんですかー?」という多幸感溢れる気分になる。

やっぱりライブ予定もバンバン決まっており、平成最後のネット出身の最終兵器として、次の元号でも暴れまわりそうだ。


『情けないほどの雨降らしながら帰るよじゃあね』


15位 バンドごっこ『後ろの正面』

後ろの正面

後ろの正面


中堅というにはまだ早いが、群雄割拠たる関西ライブシーンで、バンドごっこという存在を守りつつ、次々出てくる若手を一掃したような曲。
これが時代を経て得た説得力のある歌詞と、中毒性のあるリズムだ。

『後ろの正面、夢』

この歌詞の結末に感動せよ。


14位 fibgloo『くだらない一日』


MVはないので、他の良曲。
ただこの曲からも分かるように、今まさにこの時期のクリアな冬の空気をまとった心地よいサウンドとハイトーンボイス、心情描写をしっかり捉えた歌詞が魅力な大阪のインディーズバンドである。

『くだらない一日』は「売れ前コンピ」というコンピレーションCDで聴いて、次々と流れ込む言葉の波状攻撃のAメロから、一気に解放するサビがあまりに心地よすぎて昇天した1曲。

清涼感のあるサウンドが好きな人に勧めると、ほぼ確実にハマってたので、ちょっと気になった人は覚えててほしい。
あと個人的なことだけど、教えた人が「ピアノで弾いてみた」動画出してて、自分のことのように嬉しかったです。


『夕立が降り出したけど、
この雨はきっと
私を祝福するシャワー』



13位 sumika『ファンファーレ』


sumikaが本当に無鉄砲に若いロックに振り切って、その勢いに一気に土俵外に押し出された気分。

でもかといって全世代に好かれるポップさをなくさず、むしろそれもブーストの1つとして使っているので、何度聴いても曲の力を受け止めきれない。
もうsumikaに死角はない。

ブログにも書いたけど、一度sumika離れた僕でも、今度出るであろうアルバムは、ただただ欲しい。


『怖気付いたら、逃げ出したら、怯んだら、俯いたら、
至高の一瞬の虹を逃すんだ』


12位 嘘とカメレオン『フェイトンに告ぐ』



色眼鏡に見られることも多いかもしれないが、やっぱり間違いない実力はあると思うな、このバンドは。
『されど~』のヒットはプラフではなく、普通に25くらいまで誰も見えない場所でやってきた泥臭いバンドマンであることを真正面から証明している。

これからも前に進んでいく!というピュアなエネルギーを全面に、
でも詞のチャム節と、渡辺さん主体の嘘カメ風のギターリズムの個性はしっかり共存させている。

今年の交通事故もそうだが、きっとどんな困難な課題に直面しても、こういう苦労人バンドは進化する姿しかないだろうし、来年の今頃は、もう変に笑っている人はいない。


『自分らしく生きていくということで
どこまでも行ける足だと信じたい』


11位 insomnia girl『10分前後の戦争』


今年言うの8回目くらい?
サウンドの病みつき度がメジャーバンドのそれ。
結局一年中頭の中で鳴り続いていた。

就活というテーマは、大抵の人類が直面するので、必ずやこの歌の意味が分かる時が来るし、もちろん経験者にとっても、改めて勇気付けられる曲なのである。
なので、ずっと聴き継いでいきたい。

あとMVの演技の出来、いろんな意味で完璧すぎない?
これは監督が凄いのかな。


『これが私の人生だと
素晴らしいとは言い難いけど
だけどそれでも
愛、愛、愛していますと』


10位 ウソツキ『名もなき感情』


語彙力がないという語彙力。

元々絵本の世界を作り上げるくらいの語彙力を持っているバンドがあえて心にものすごい近いというか、「君が好き」なんてありきたりな言葉を思うよりも前に届いてくる感情を歌っていて、直接的で文学的ではないけど、全くありきたりじゃない誰でも分かる言葉を駆使しまくってて、驚きを隠せなかった。

まぁその言葉ってのが主に【擬音】ということになるんですけど、新たな武器を手に入れたというか、今後ウソツキが何をしても大丈夫な鍵を、今年は曲の力で手に入れたよな、と思った。


『バーンってなって グーってきて
ぎゅーっとなって泣けてくる
ずきんってなって ビビっときて
君をずっと見つめてる』


9位 ハンブレッダーズ『DAY DREAM BEAT』


なんでこんなにリスナー目線の曲が書けるのだろうか?
本当に高校生の時の感情を毎日一字一句残らず書き残してでもない限り、不可能だと思うが、やっぱりそれができてるから、今年バンドとしていい感じになれたんだろうな。
さすがネバーエンディング思春期。

完全に関西という枠を飛び越え、来年はさらに大きいステージが似合う男達になってるだろう。
好きを正しく根気よく信じていけば、スクールカーストのトラウマなど、これからいつでも巻き返せるぞ!


『ひとり登下校中
ヘッドフォンの中は宇宙
唇だけで歌う
自分の歌だとハッキリわかったんだ』

この部分以外も、全てのフレーズが共感値高く、Twitterならバズる。


8位 Mrs.GREEN APPLE『青と夏』


ポップロックとして攻略不可能な絶対牙城が完成している。

天才と言われ続けた大森元貴が大人になったことで、余すことなく若者の背中を無尽蔵に押し続ける。
それはつまりプロとしての強い覚悟の表れだとも思う。
才能に頼らず、とにかくメッセンジャーとして、プロのバンドとして、誰もが認める存在になるために、5人が更なる一線を越えることができた曲に思った。

その結果、映画主題歌で『映画じゃない』って歌っちゃうところに、ある意味ミセスの本気さが伝わります。


『まだまだ終われないこの夏は
映画じゃない
君らの番だ
映画じゃない
僕らの青だ』


7位 シベリアンフィッシュツリー『贅沢症』



元々昨年先取り紹介したバンドの今年発表した新曲。
ポップロックはミセス最強って、さっき言ってたのに、7位は誰やこいつら」って思うかもしれません。

なんだろうね。まぁ5000円の豪華なフルコースと800円の舌の慣れ親んだ唐揚げ定食はどっちも最高に美味しい、みたいなことですかね。

このメンバー4人と、本当に数少ないであろうMV制作スタッフだけで作られたからこその、何も介在させてない純度を前に、僕らは抗うこともできず平等な聴き手に変わってしまう。
世界観に溢れた歌詞と無駄のない演奏の響きは、スーっと心に入ってはキラキラと輝き出す。
歌ものの持つ"魔法"を、今年最も体現した1曲かもしれない。
どの曲が素晴らしいかも忘れ、聴きいるに違いありません。


『贅沢症の君も
遠くに行きたいだけなんだ』


6位 teto『拝啓』



『浅くてもいいから、息をし続けてくれないか』

もうこのフレーズがとにかくリアルで好き。はい、生きます。
曲の流れを踏まえて、最後に発するこの一言には、

「これからメジャーのステージに行ってきます!」
「今まで本当にありがとう!」
「これからもよろしく!」
「つまり死ぬなよ!」
「どうも!初めましてtetoです!」

この全ての感情が見事に詰まっている気がする。
それはこの曲に関しては、この時代にそぐわないくらい不器用だからこそできた無農薬な芸当と思うし、そういうものを大切にしたい若者ってまだまだちゃんといるんだなー、とtetoの活躍を見てると思う。


5位 RADWIMPS『PAPARAZZI~※この物語はフィクションです~』


今年のRADWIMPSは喜怒哀楽の表現力がすざましかった。

喜……『万歳千唱』
※若い力に影響され歓喜してる
怒……『PAPARAZZI』
※メディアに対して
哀……『Mountain Top』
※王は孤独じゃ
楽……『カタルシスト』
※技術を楽しんでる感がある

四重人格だと思った。
だからか各ブロガーさんとかでも、多分あまりRADWIMPS聴かないでしょ?って人も「ANTI ANTI GENERATION」を今年の名作に入れる人が多い印象である。
凄みが好みを超越させたのであれば、RADWIMPSはヤバい存在になっている。

僕は原点RADWIMPSで、今も一番好きなのを聞かれたらRADWIMPSな人だけど、喜怒哀楽を制したRADWIMPSの行く先がさらに分からなくなって、今もなおワクワクしている。


『目を見て話ができなくて
何が堂々と生きてるだ』


別にカタルシストでも万歳千唱でもよかったんですが。



4位 ネクライトーキー『オシャレ大作戦』



何より楽しいサウンド
そこに見え隠れするコンテンポラリーの生活のストーリーと、もっさの覚悟。
そこに至るまでの物語が本当にアニメのようで、この曲でそこに気付き、驚き、好きになった人が爆発的に増えた。
曲に人情味溢れる物語があると、自分にも重ねやすいからね。それを重くしないセンスはさすがです。

アルバム『ONE!』の発売とツアーの発表で、今ネクライトーキーというアニメは4話が始まったか。
新たな壁をどのような作戦で越えていくか、来年もワクワクしたい。

なんでアニメがどうこう言ってるかは、ネクライトーキーについて書いたブログを読んでください。ロングに読まれてる。


『お金はない、逃道もない
二十五を過ぎても生きていたい
やるしかない、ここまで来た
「さぁ!」』



3位 BURNOUT SYNDROMES『君をアンインストールできたなら』



上半期は1位にしてた曲。
もちろん今も聴くたび大好きですけど、それを上回る聴くたびに好きになる曲と、8月に聴いて衝撃的だった曲があるんですよ…

もう彼らが文学的に加え、歌う百科辞典であるからして、本当に感情移入かつ心に寄り添える歌詞が書けるバンドで、かつサウンドも進化するたび多様で柔軟な遊び心が加わってミュージシャンとしても好きなことを、どう言葉で表せればいいか。
多分それが難しいから、燃え尽き勢の人は絵で伝えていて、絵が上手い人が多いんだと思う(違う)(なぜかミセスも多いよね)。

この曲はロボットが人間になっていく過程を、すごく軽快なロックチューンでしているが、それは勉強も時事もネットスラングも網羅している彼らじゃないとできない芸当。普通は心情書きすぎて重くなりがち。
それが良いか悪いかではなく、こういう"こころ"の描き方が好きな人は、まだまだいると思うんだけどなぁ。

「もうメジャーバンドじゃん!売れてるじゃん!」の気持ちも分かるけど、まだ足りないというか、イメージだけで語ってる人は多いと思う。
かくいう僕も来年3月で初めてライブ見るので、しっかり見ていきたいと思います!


『せず・されず・もちこまず
非恋三原則 つまり
恥掻くのが死ぬ程怖いって事』


2位 Radicalism『向日葵が枯れる前に』


この曲が1万回再生もされていないということは、今音楽に求められているものは、全く音楽以外のところかもしれないと嘆きたくなる。
現に『U.S.A.』みたいな曲しか最近流行らないし。

もっと評価されるべきだ。
まず外的要因としては、この曲を発表した際、Saucy Dogやlvy、Brian the sunなどの大型フェス常連バンドからもコメントがあり、存在を認めていたこと。
そして口コミから話題を集め、地元石巻・仙台から、今年は東名阪のタワレコ一部店舗で取扱が始まっているということ。

そして曲の完成度。
初っぱなのイントロから予感をさせ、静かにささやくようなAメロから徐々に感情が抑えきれなくなるように盛り上がってきてからのサビ。
2番もそういくかと思いきや、突然のトーンダウンからの天を切り裂くようなギターロックの間奏。
いい感じに感情がグチャグチャになりながら歌うCメロから、静かになったと思いきや、ついにボーカルも感情完全解放し、こちとら涙腺崩壊。
そして最後にこれでもかとRadicalismを畳み掛けて、タイトルを一叫びし、余韻を残しながら終幕。

完璧やろ。
これでいてライブも思いの丈をぶつけまくるライブで、終わった後に自分が息をしていることを忘れたのに気付くくらい引き込まれていた。

曲に流れる体温が段違い。
心配しなくても売れるとは思うんですけど、今すぐ届けたい。


『あなたを想っている』



1位『栞』Radio Bestsellers


やっぱり尾崎世界観は天才。
そこに尽きるのと、そのセンスについていくだけのボーカル技術のある5人。
しかもフォーリミ、sumikaあいみょんスガシカオ、ユニゾンとクセ声の大集合なのだが、ちゃんと歌唱のプロであることが伝わるから、何度聴いても曲の見せる表情にドキドキできた。
多分それは、各々のある意味"らしくない"部分も尾崎さんは引き出してるというのも、あると思います。

元がラジオ局のキャンペーンソングなので、そんな簡単にクリープハイプが運用していいか分からないけど、普通にスキマスイッチの『奏』みたいに、春に歌い継がれるレベルにあるだろうし、いつか青春アニメで声優がカバーする。

それでもやっぱりこの6人の歌声には敵わないというか、尾崎さん含めこの6人の個性を見越して作った曲であり、何より若いラジオ・邦ロックリスナーに向けた曲だと思うので、邦ロックリスナーの旅立ちに永遠に欠かせない歌が今年できたなと思った。

あらゆる足し算・かけ算が成功して、寂しさと優しさがこのレベルまできたら、文句なしの1位ですよ。


『うつむいてるくらいがちょうどいい
地面に咲いてる』



まーとーめー


文章長っ(笑)
でも書いてる間メチャクチャ楽しかったし、このプレイリストは鬼リピ。

一応まとめたのはこちらです。

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来年はどんな曲に出会うかな。




それでは、また来年。
よろしくお願いします。

ぼくも傘がない

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