邦ロック最前線情報局

元地方勢の目線から、邦ロックの最前線を

学生天国Vol.19の主観強すぎレポ


関大前TH-R HALL発の学生無料イベント「学生天国」
着実に全国区へ広がりつつあるこのイベントの19回目に、遊津場がコラボさせていただきました!
ご来場の皆さん、出演者の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございます!

関大前TH-R HALLからポンツクピーヤ、ワンダフル放送局、フィラメントの3組。
僕からはウマシカてとayakaの2組。
この5組で結論から言うと、すんごい良い日になりましたね。

個人的に自分のイベントは思い入れが強くなりすぎるので、レポは避けてるのですが、大学生時代の卒論の時より平尾(学生天国首謀者)に書くよう詰められたので書きます。
ライブレポの仕事ください(売名)

参加者の方は、これ読んだ後に是非、まだの人は下記のURLからアンケートに答えてくださいね!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfoTMTtP6P1iHasvnnG3rzavRwpcVvIJ-qhT0jXCabNdu3kkg/viewform

ayaka



トップバッターを務めたのはayaka。
この5日間で4ライブというタフな彼女ですが、そのタフさは、あの堂々としたライブからも伝わったんじゃないでしょうか?
初見の人が多い中で、フロアの前の人にも、後ろの人にも、様々な身振り手振りのアクションや目線で持ち前のグッドメロディを伝えていて、そしてちゃんと伝わっていました。
そこは普段のなんばでの弾き語り活動で得た度胸と対応力でしょう。

今回、ayakaは僕がブッキングしたんですが、MVとかだけでは伝わらない、ライブでは結構武闘派に変わる部分があって、この意外性は初見も多くなるこういうイベントに合ってるなとは思っていたんですよ。

ただバンド編成だと、より『まつげ』でのロックな部分や、『lili』の良い意味での湿っぽい部分、そして「私の音楽があなたの生活と共にありますように!」と放たれたラストの『サンミー』の多幸感など、こちらの想像を越えて、さらに様々な面白さが加味されたステージでした!

☆セットリスト
1.コーヒーリング
2.まつげ
3.lili
4.Ruby(新曲)
5.サンミー

フィラメント


2番手は奈良からフィラメント。
板付きの始まりから1曲目『プラト』を歌いだした数秒でしっかり空気を引き付け、そこから一気にスピードを上げ、2曲目の『ドライブマイカー』まで駆け抜けました。どれくらい駆け抜けたかと言うと、1曲目でボーカルの内村君はメガネを振り落として失くしていました。

ただやはり「6分の曲と8分の曲します」というMCの後で歌われた『平行線』と『dream.』がクライマックスでしょう。
本当に「書きたいことを詰めてたら長くなった」んだろうなという必然性と、きっちり作品に落とし込めたスマートさを感じます。
ただそれとある意味相反するような、圧倒的な感情の放出量があって、はち切れんほどの輝きがありました。フィラメントの名前に相応しい。いや、ちょっと電球のガラスでは耐えられないワット数だったかな。

まだ20歳のバンドで、これからの変化も楽しみですが、「ちょっとイベントにエグみを加えたいな」っていうイベンターの方いたら、彼らオススメですよ。

☆セットリスト
1.プラト
2.ドライブマイカ
3.Neverland
4.平行線
5.dream.

ワンダフル放送局


フジファブリック若者のすべて』の歌い出しから『interest』に繋げて始まった3番手のワンダフル放送局。
3曲目の『JIGOKU!』の時には、イベントにちなんで、フィンガー5の『学生天国』の一節も挟むなど、こういうその日にしか見れないセッションを起こしてくれるワクワクを常に提供してくれていることが、この日初めて見た人にも伝わったのではないだろうか。

どの曲にも思わず口ずさみたくなるフレーズがあって、加えて新曲『ヘッドフォン』は4ピースらしさ(4月に4ピースになったんです)というか、シンプルにギター1本加わった強さが出た1曲で、これからを拓いていく曲の力でした。
もちろんラストの『会いにゆくのだ』では、フロアも拳を挙げて「君に会いにゆくのだ!」と一緒に歌っていました。

wanさんが「ここはてーんごーくだー!!」と言ってましたけど、創造主はあなた方だよ!とここで返させてもらいます。


☆セットリスト
1、真夏のピークは去ったけど(即興)
2、interest
3、すなお
4、ZIGOKU!
5、言わせておくれよ
6、あの日のように(即興)
7、ヘッドフォン
8、会いにゆくのだ

ウマシカて


4番手は東京からウマシカて。
東京の各種サーキットライブに出演が決まり、ついに大阪のミナホにも出演と勢いがあります。

大前提曲が良くてなんですけど、「まだ大阪のライブは3回目だけど、潜在的なウマシカてガールズが全国にいるのではないか」という勘ピューターが働いてブッキングしましたが、いましたね。『拝啓、クソ男様』で拳を挙げたい女子がいっぱい。あれは端から見ても、ちゃんと個人の想いが乗ってた拳でしたよ、ガールズさん…。DMもいいけど、ウマシカてのライブで発散するガールズ&ボーイズは増えるでしょう。

『拝啓、クソ男様』『「酔った。」』『1998』とノリやすいフレーズ曲を惜しみなく。そして力強く鳴らすも、センチメンタルも残すさすがのステージング。でも最後は楽しい『猫』で締めるのは意外、充実の7曲30分でした。

でさわりさんのMCも大好評でした。ちなみに人力舎の笑いと言ったのは僕です。


☆セットリスト
1.拝啓、クソ男様
2.『酔った。』
3.1998
4.断捨離
5.ずっと
6.寒い夏
7.猫

ポンツクピーヤ


トリは京都からポンツクピーヤ。
こちらもTOKYO CALLING、ミナホに出演や、ヤングスキニーと対バン、自主企画SOLD OUTなど勢いがあり、僕自身初めて見るので、どんなライブかなと思ってました。

速いビートの曲が多いイメージがある人が多いと思いますし、今そういうバンドは増えてますが、でもここまで超速に熱気をもたらすバンドは、なかなかいないです。
曲はどれも個性的で印象的なんですけど、そのどれもがポンツクピーヤという名前にも、3人の雰囲気にも、熱量のバランスも合っていて、この匂いには誘い出されてパクっていかれちゃってハマっちゃうわ。
だからこそSEはちょっとビックリしたんですが、その裏切りというかカマシも彼ららしいんですよね。

もちろん「恋愛の曲です」と言って歌った『いつかきっとなんて』『忘れんぼ』は聴かせる力があるし、いろんな曲を経てからのラスト『シット・バイアス・ミュージック』は、これから大切に聴きたいです。
ただ最後は自然と巻き起こったアンコール、『crap your crazy!!』で楽しく大団円となりました!

☆セットリスト
1.喫茶店に蔓延る
2.こんばんは暗闇
3.いつかきっとなんて
4.忘れんぼ
5.19歳
6.死にたい夢
7.シット・バイアス・ミュージック

en.crap your crazy!!


あとがき

本当に良い空間でした。
ちょっとやそっとの気持ちではない、そういう音楽を作ってる5組で、ちゃんとそういうのに気付いたブッキングを作れたのは、さすが平尾君・関大前TH-R HALLだし、微力ながら関われてよかったです。

実は個人的には、やっぱり創作物には対価は支払われるべきと思うし、何なら学生の時から、その感覚は持ってほしいとも思うんです。
ただ実際問題、音楽ライブ始め、エンタメやアートって日常生活から意外と距離が離れているものだとも感じてます。
だからこの日は、その距離が近付くきっかけになればと思ってコラボしましたし、このイベントが続くことで「SNSやITでは紡げないものがあるんだな」と感じてもらえてたら幸いです。

僕も「きっかけ作っただけで終わり」にするのもあれなんで考えてます。インターネットで見てもらいつつ、またどこかでお会いしましょう!