TVで『ふたりごと』聴ける日が来るとは。
遊津場です。
11月のライブで印象に残ってるのは、Organic Call主催の『東京日輪音楽祭』です!
初めて東京のサーキットライブに行ったんですけど、あの日にいれたことは誇りですね。
事前にAWAの企画で対談みたいなこともしたんですけど、そういう出演者、関係者、お客さんとそこに差はなく、全員で作り上げた。
ライブハウスの、ロックバンドの役割というのを痛烈に感じた日でした。
そこからいろいろ水面下で動いていて分かったこともあり、ロックバンドの意義みたいなのを深められた月でしたねー。
では、先月~今月始めまでのベストソングと先取りアーティストを見ていきましょう!
年間ベストなどを作ることもあり、少し合算してます。
November's Good Songs!!
【さすがのバンド部門】
◯10-FEET『第ゼロ感』
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電子的なイントロなのに100%情熱がエンジン。
わりとサビは落ち着いてるけど、いやがおうでも呼応させる歌の力。
新しい10-FEETと、25周年の重みを感じさせる10-FEETが混在していて、それがSLAM DUNKにも合うという。
SLAM DUNKの映画は見てないけど、すごいカッコいい場面で流れるんでしょ?
Mステにも出るし、なんか10-FEETここからもう1ステージ上がるかもね。
◯アルカラ『boys&girls(band arrange)』
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もう今月はこのアルカラを確認できたから、もういいです。
もう10年来のファンなのですが、アルバムの最後に見せる、この壮大でかつ、共感性の高い歌はアルカラにしか出せない"少年少女"のパワー。ファンと言っといてなんですが、最近はあまりチェックできてなかったので、久々に帰省して、最高は最高のままだったという感じです。
もちろんアルバムも良くて、衰え知らずの奇行師。それが最後「生きてく」で締めるんだもん。たまんないね。
【今抑えておきたい!若手アーティスト部門】
◯レトロリロン『深夜6時』
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レコーディングの妙だけじゃなく、本来の声と音の立体感がすごくて、今のバンドの勢いと自信を感じる。
蒼くも無敵な揺れ動く気持ちは、そんな今のバンドの状態ととても合っていて、どんな人の背中を押すナンバーになっている。
オーディションを経てCDJにも出演するけど、来年は充分ストレートでいけるだけの未来が見える。
◯アスノポラリス『言えない』
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終始ボーイズバンドとは思えないくらいキュートなんだけど、「俺」が入るタイミングとか、音の強さのメリハリで、他にない匂いで引き寄せてもらえる。
こういう曲のテイストでも、ライブハウス感は全然消えてないので、来年もさらに進んでいくでしょう。
◯少年キッズボウイ『ぼくらのラブソディー』
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まず歌詞おもしろすぎ。紡ぎ方も言葉のチョイスも、個人的にミュージシャンだな!って、めちゃくちゃ思わせる角度。
そして男女ツインボーカルの様々な表情を、宴を楽しみながら知れるから、抜け出せません。本当に海賊船の中みたいなんだよ。
トランペットを使ったロックは、もちろんHEY-SMITH、そしてブレイクしたBREIMENといるけど、次はこいつらだー!!!
【こいつが本物ソロアーティスト部門】
◯Mega Shinnosuke『サラバ宇宙、彼方未来』
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令和のソロアーティストの理想の姿と、ロックスターの理想の姿、全部揃ってる曲ってこういう曲
未来色の発光していて、リスナーを未来ヘ力付くで連れていこうとしてくれてる。
そんな彼には宇宙が狭いよ。
◯柿崎ユウタ『透明になりたい』
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『東京です』で注目を浴びたソロアーティスト。
あらゆるものを飛び越えて食い込んでくる可能性しかない。
曲の持つ色がタイトルの持つ色と一緒なのよね。
イラストも合っているから、耳映えも、映像映えもする。ライブ映えもするでしょうね多分。
別の曲『最終回』も盛り上がるだろうし。
【ジャンルレス部門】
◯キングギドラ『Rasing Hell feat.SUGIZO』
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誤解を恐れず言えば「親父のラップ」。
でもその"親父"は本当に日本の栄枯盛衰を知り、何より傍観者じゃなく、立ち向かってきた歴戦の勇者の総称だと思う。カッコいい年の取り方をして、理想的な背中のデカい親父になってるって感じかな。
そんな男達を再び戦場に甦らさせたのは、日本がピンチだからな気もする。でももう安心。キングギドラが、しかもSUGIZOを連れて来た。Hell感すげぇなギター。
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
先月、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の7組です。
- ヨスガ
- オトノモト
- Allay Home
- ちゃくら
- holoyoi
- お勘定倶楽部
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
ちゃくら!
<紹介ツイート再掲>
初MVにして再生回数急上昇中のロックバンド
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2022年11月13日
『海月』というタイトルにピッタリな浮遊感と透明感を持っていて、そりゃ惹かれます
ここから良い意味で裏切ったり、ど真ん中を突いたりしそうで、八王子からライブシーンに広まりそう https://t.co/WPV8dz2mqd
☆もっと深めてみる
この1ヶ月くらいで急上昇している東京・八王子のロックバンド、ちゃくら。
初MVの『海月』が既に高評価が1万を超えています。タイトル通りのゆらゆら感が儚げ。でも「あ、いや溺れてた」「夢を見ていた」と歌う部分や、バッとぶつ切りに終わるところで、リスナーにハッとさせる感じが病みつき。
そして他の曲を聴いてみたいなと思わせます。
正直まだライブも少ないし、ここからいろんな目線を向けられる時期かなぁと思います。
ただ本人達も関東外でのライブも意欲的みたいだし、個人的に追い付けないほどのライブをして、雑音はかき消してほしいです。
そして来年の夏にはサバシスターや、同じ八王子のゴリゴリのライブバンドAdlerとかと、バチバチなライブを見たい!
仙台から10代の2組ヨスガ、オトノモトは、独自の感性と、それをリスナーに届ける力があるように思います。
今年は大阪からもoOoのような新世代がいよいよ出てきて、特に彼らは引っ張っていくんじゃないかと。終始熱かった広島からのホープはAllay Homeに、愛知からは洒落ながらもきっちり刺さってくるholoyoiも魅力的です。
今月も先取り様でした!
そして今年の開拓はこれで終了!
まとめて、先取り大賞とか今年も発表します!
あーとーがーきー
ということで年末の特大音楽番組や、年間ランキング、そして冬フェスの時期ですね!
そういう角度から盛り上げるようなことも企画します。
あと近々、告知もあるのでお楽しみに!