ボーナスは満額寄越しやがれ。
遊津場です。
まず2度目の、単独としては初の、
企画ライブを発表しました!
場所はなんと東京!関西在住なのに!
いろいろ考えてのそれですが、
そのいろいろは今後じわじわ発表したいと思います!
日曜日なんでいろんなライブがあって、
強力なイベンターまで企画しちゃってるんですが(笑)、
負けてないし、僕のほうが面白いので、
『ゆつばバーン!』に来てください。
『ゆつばバーン!』がスベってる?
でももう名前覚えたやろ。
さぁそれでは今年最後の月間(今回は11月~12月前半)ベストソング、先取りアーティストを紹介していきます!
月間ベストソング大賞!
普通に聴いててヤバーな音楽を、メジャー、インディーズ、ジャンル関係なく!
期間が長かったので、ちょっと多め。
最後に紹介するのが大賞です。
◯ニモニック『ありあまるフライデー』
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「あ~」って意味もなく、つぶやいてしまうルーティンに捉われた、
5年目までの社会人世代の心と景色を優しくも強く覗かれる1曲。
マイペースながらも、少しずつその才能が見えてきている彼らのセンスに今後も期待したい。
ワープした~い。
◯Hakubi『午前4時、SNS』
→
押し付けられた価値観を破壊する、
呼吸より呼吸な1曲。
SNSを題材にすると、どうしても曲が軽くなるというか、
心情が舐められてしまうところがあるけど、
そもそも舐めてくるやつなんなん?
その舌を引きちぎるまでもなく、この自分のための音に、かき消される。
◯Cody・Lee(李)『I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)』
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一畳間に吹く風が、ものすごく広くて遠い世界まで届き、包み込み、
最後はホッキョクグマに到達する愛の着地が、とても気持ちいい。
『dizzle』で才能感じたのは今年。
そこからの強くなり方は尋常じゃない。
◯[ALEXANDROS]『あまりにも素敵な夜だから』
→
今だからこそ書ける『Starrrrrrr』
そんな感じが個人的にした。
大人の余裕もだいぶ板についてきたけど、
やっぱりまだギラギラしていたい気持ちもある、
今のドロスらしい曲だと思う。
そこに18祭の若い感情を得たならば、さらに凄みが増すのでは。
◯Sourire『いつかのあの日』
→
昨年ROJACK入賞から、地元群馬と東京を中心に精力的にライブを重ねていた紹介バンド。
残念ながら活動休止を発表したけど、この曲の持つ存在感の強さは永遠に記憶に残っていくほどにドラマチックなナンバー。
◯NITRODAY『ヘッドセッド・キッズ』『ブラックホール』
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今までの違いに驚いた人も多いけど、
僕は最高に振れたなと思った。
だって、これを経ての過去曲は相当に強く響くだろう。それもこの振れ幅を見せたからこそで、彼らの持ち前の音感はすごいんだなと。
オルタナの新しい扉を開いたし、この音の密度はまだまだ深まる。
◯CAT ATE HOTDOGS『yoru』
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この曲はもうちょい騒がれてもよくない?
うるさいのにうるさくない。
乱れてるのに慎ましい。
少年性のある言葉はそのままに、人類共通の喧騒を歌にできた1曲。
来年は関西だけでなく、いろんなところで、いろんな体験に触れる回数が多いほど、歌にネオな視点が加わり、大きくなっていくのでは。
◯MY CHEMICAL ROMANCE『Welcome To The Black Parade』
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多分聴けば「あー」ってなる10年前の洋楽。
たまたま早朝にフルで聴いて、こんなすごい曲だったとはね!
世界のバンドマンの「この歌を作りたい!」を具現化したような曲で、非の打ち所がない。エモい世界一。
◯amazarashi『未来になれなかったあの夜に』
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リズムに乗せたときのタイトルの語呂の良さと、意味の覚醒の、もうこれだけで横浜流星ごと好きになる。
この世の希望と弱音のすべて、ぼやけさせない秋田節の真髄。
◯羊文学『1999』
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儚ねぇ……
クリスマスを支配した令和最初の若手ロックバンド。
こんなに儚いのに、どこか無邪気さもある不思議さが、
この曲がこの世に愛を取り戻した秘密。
すごいリーガルリリーとの対バンが見たい(リーガルリリーの新曲も彼女達なりのブレなさがどこにもないロックサウンドになっていて最高です。『GOLD TRAIN』)!
◯長靴をはいた猫『天満月』
→
昨年のROJACK優勝後は、比較的マイペースに活動してると思っていたが、
初の全国流通盤でこんな名作を作っていて、全然そんなことなかった。
MVになった2曲も進化を感じるけど、このアルバムのラストを飾るこの曲は本当にヤバい。インディーズながら、邦ロックという域を越えている壮大なナンバー。
来年はヤバいぞ、長靴をはいた猫。
さぁ、そして今回のベストソング大賞は……
オレンジスパイニクラブ『敏感少女』!
決して変拍子ってわけじゃないんだけど、
歪なまでに曲のスピードと恋の暴走が始まる不安定さが、最高にライブハウスって感じで、『キンモクセイ』のイメージを軽く吹っ飛ばした。
恐らくTHEドーテーズ時代から考えるとこっちのほうが素に近いかも。
この1年躍進したけど、まだまだ全然全てを見せつけてないかもしれない。
とりあえずその1枚になるだろう、来月発売のタワレコメンにも選ばれたアルバムが、今から待ち遠しい。
個人的に1月に『キンモクセイ』を先取りに紹介して、今年最後のベストソングもオレンジスパイニクラブで終わるのって、遊津場とかいう枠取っ払って好きなバンドを見つけた感じがある。
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
今回、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の9組です。
- システム、オール、グリーン
- Reversi!
- Ochunism
- One of the sound
- 全力人間ランド
- あるゆえ
- 松田美妃
- Ememy
- Pale to Alicia
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
あるゆえ!
<紹介ツイート再掲>
疲れ果てた深夜に聴いても衝撃だったから、今、あなたのその眠気眼な朝に聴いても、きっと衝撃的だとTwitter動画の時点で分かる
— 先取り邦ロックの遊津場@2/23東京企画! (@sakidori_yutuba) 2019年11月25日
また違ったカッコいい女性ボーカルの畳み掛けはMVとEggsの2曲どっちからも感じられる
どうやら高校時代から注目のメンバー。早くも2020年の関東の新兵器か https://t.co/SD1zl9YuT7
☆さらに深めてみる
ボーカルが首根っこ掴みながらも、自分の感情を余すことなくさらけ出す2曲に、まずはレイラやユレニワのように、各地のサーキットライブを荒らしていく姿が想像に難くなすぎた。
ギター、ベース、ドラムの演奏も、その強すぎる歌声と意思の歌詞を、
120%ぶつけられるように配慮と攻めが絶妙で、世界観から逃がさない。
芯のある演奏をしている証拠だ。
全くの新星ながら、どこか満を持して現れたロックバンド。
焦らずじっくり曲作成とライブを繰り返せば、近いうちにインディーズシーンに影響を与えていくだろう。
他にも松田美妃の生の音と打ち込みの音のどちらも活かすような歌声とリリックセンスは驚き。
Ochunismはもう関西では早くも注目の的になりつつある。
広島のEmemyの熱量、Pale to Aliciaのドラマチックな熱量、全力人間ランドの闇明るい個性の熱量など、
いろんな熱量からなるエモさに触れられ、今月も先取り様でした!
まーとーめー
という訳で、今年の月間ブログもこれで終了。
残すは年間ベストソング、ベスト先取り大賞となります!
冬休みに入り、時間空いた邦ロック好きは、
ぜひともこの遊津場を活用してくださいね!
それでは、この辺で