Twitter見てたら、この「原因は自分にある。」という名前が最近よく飛び込んでくる。
名前のクセすごっ。
略称は「げんじぶ。」とのこと。
ささっと調べた。
男性7人組ボーカルダンスグループで、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学、昨年大きく飛躍したDISH//と同じ事務所のスターダストだった。
そこの次世代を担うグループ。たしかに「次世代のアーティスト~」みたいなツイートで見た気がする。
普段はバンド系統しか聴かないので趣向外かなぁと思ってたけど、まぁ名前を忘れられなかったので検索して聴いてみた。(出会いというのはいつもこういう気まぐれなんですよね)
…
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なるほどー
完璧にトレンドを捉えている
いわゆるサウンドがボカロ風であり、YOASOBI、ずとまよ、ヨルシカといった通称「夜行性」と呼ばれるインターネット発のものに近い。ていうか元旦発表の曲の提供はAyaseさん(YOASOBI)。ずとまよの100回嘔吐さんからも。
原因は自分にある。- 嘘から始まる自称系 Music Video
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ラノベのタイトルかな?
ピアノロックを主にしつつも、何かのジャンルに囚われずデスクトップから世界観の土台を一気に作り出す、それゆえボーカルの素の表現力が試される新世代のミクスチャー。
それを独特かつ早い言い回しの歌詞を電子的だが感情をまさぐるサウンドに乗せて歌いあげている。
そこに7人ボーカルのコンビネーションとダンスが組み合わさって、よりリズミカルさとダイナミックさが全体に付加されている。
インターネット発サウンドに欠かせない中毒性で耳を楽しませ、
スターダスト仕込みのダンスと表情から指先までの妖艶さで目でも楽しませる。
しっかり歌い上げるタイプの歌もあり、クリエイティブの振り幅もまだまだ広がる。
あ、もちろんイケメン。
ただ14才(!?)~19才なので、まだ幼さも残るし、体格も大きくなってダンスも歌もこれからどんどん上手くなるのだろう。
実際MVを昔のから今にかけて見ても、なんか自信を深めてる印象はある。
でもリリックビデオやイラストのみMVがあったりと「曲で評価されたい」という気持ちも伝わる。
しかも改名も経験してるからこれまでも一筋縄でもなかっただろう。昨年も例に漏れずコロナでスケジュールも狂っているらしい。
ということで、
今の流行のPCのデスクトップから生まれる音楽であり、
中毒性とエモさを兼ね備えた早い言い回しの歌であり、
それでいてダンスもできて、
イケメンで、
苦労も経験してるがまだ成長過程を応援できるタイミングでもあって、
大手事務所なんだけど妥協を許さない姿勢で他界隈でも評価される先輩達に揉まれていて、
トレンドの音楽とダンスとNiZiUとまではいかなくてもメンバーのストーリーを画面上でファンも体感できる。
まぁブレイクしない要素がないよね。
今後も楽しみですか?→はい
In the Nude-原因は自分にある。【ライブ映像/仮想げんじぶ空間case.2】
このグループに限ったような懸念らしい懸念は感じないのだけど、
もちろんこの夜行性のようなサウンドが来年以降も流行ってるか分からない。元々はクセのあるモノだし、多量摂取はそんなにできるものでもない。
ただ今年に関しては他事務所のSnowManの新曲もこういうサウンドに寄っていたし、元々近しい歌い手界隈、あとバンド界隈も含めて一気に影響・進化された曲が溢れ返るだろう。もう既に多いしね。
大DTM時代じゃないけど、そういった少ないパイを取り合う厳しさには直面するかもしれないし、またモデルチェンジに対応する難しさもあると思う。
あとは最近は早熟なまま一気にメディアが取り上げるパターンも多いです。
こういうところは逆に他界隈のそういう立場のVaundyや本物志向が強いながら早々にTiktokでバズっちゃった系のSSWさん達と協力し合って、新しいスタンダードを作ってほしいですね。
またライブが平時に戻ったときに「コロナ禍で話題になったアーティストはライブはいまいちだね」となったら、一応共に生き抜いた人間として悲しい。彼らも彼らの事務所もライブは武器だろうし。
まぁいろいろ言いながら、書きながらも、YouTubeにある曲をどんどん聴いちゃってます(笑)
それは恐らく彼らにしかない未開の魅力があるからで、今は勝手にライターから「YOASOBIの~」「ボカロの~」って書かれるでしょうが、「げんじぶサウンド・スタイル」と呼ばれるようになるアイデンティティは割と近いのではないかと思います。
これからメンバーの個を出してお茶の間に知られていく路線でもいいと思いますし、
よりサウンドを追究してワールドワイドに戦っていくのもアリだと思わせます。
この2021年は昨年以上の1つの転換期になるのではないでしょうか!
それでは、この辺で。