来年はモンバスに行きたい。
遊津場です。
オンラインでフェスやライブを楽しむというのも定着してきた感じありますね。
この経験のいいとこは残して、来年以降も主催者側がいい感じに稼げるようになったらいいなと思ってます。
オンラインライブをざっくりまとめたツイートあるんで参考にしてください。もっとバズれー(笑)
さぁそれでは8月に見つけた名曲達と新開拓アーティストをどうぞ!
月間ベストソング入賞!
大賞は最後に紹介します。
○悒うつぼ『幽栖』
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ここまで独りぼっちの退屈を音にしたアーティストがいただろうか。
時間が惰性で過ぎていく虚しさを、日常の音なども用いて表現する。
前作の『てねてね』から知ったんだけど、鬱というよりも「………」を音にするネットアーティストだ。
○yonawo『天神』
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『東京』みたいなタイトルのテンションで他の地名が勝つのが珍しい。
随所に軽めなフレーズを入れていて、哀愁さがより際立つテクニックが秀逸。
しかしメジャーデビューするまで全く知らなかったよ、yonawoは。
○UNISON SQUARE GARDEN『世界はファンシー』
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こんな世界をもUNISON SQUARE GARDENは嘲笑えるのか!その意外さは一瞬で「そういえば適任だな!」と思わせる存在感の応酬。
着席ライブも敢行するなど、音で勝負するカッコよさにさらに惚れ直すし、アルバムも気合い入ってそう。
クリープハイプのMVが18禁で話題になったけど、斎藤さんがマネキンの股間を弾きまくるのは大丈夫なんだろうか。
○LiSA『マコトシヤカ』
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まぁ普通に元気が出るよね。
野球も大好きなので、プロ野球関係のテーマソングも聴いてきたけど、どうしても直球勝負でシンプルな曲が多くなる中、久々に「おっ」と思わせたのは、aikoとL'Arc~en~Ciel以来かも。
中日ドラゴンズの選手の間でも鬼滅の刃は流行ったらしいので、選手のテンション上がってそう。
○(夜と)SAMPO『革命前夜』
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ハンブレサポートの吉野さん、加速するラブズのなかのさん、元フィッシュライフの寺岡さんなど関西の実力あるメンバー5人で結成された新バンドの初MV曲。
他の曲も聴いてみて、吉野さん「ゆっくりやっていきたい」みたいなこと言ってたけど、これは各地に呼ばれますよ。
薄れぬ少年少女性を出しながら「居酒屋」というワードで曲を締め括るのは名組み立てだと思う。
○KOTORI『素晴らしい世界』
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ごめん、この曲は最近知った。
モンバス!オンラインで初出演のKOTORIが提供してくれたのが、自身のツアーファイナルでのこの曲のライブ映像だったんだけど、すごくカッコいいな。
無理強いではなく飾り気のない歌でしっかりライブ会場を怒濤に沸かせるKOTORIらしさを感じた。
○Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』
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これ聴いて、何人の妄想した自分が出てきたか。その妄想達に「こっちこいよ」と誘われた気がした。
大学のテーマソングでもあるが、これに大学の時に出会ってたら変わってただろうか、ってな妄想するくらいなら大人の俺として飛び始めます。
サウンド自体が派手じゃなく、たくさんの勇気に変わるリリックを受けて「To be continued…」みたいな余韻が残る終わり方もクセになる。
○back number『水平線』
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心から零れ落ちてしまった「何か」や、ふと切れてしまった集中力を切った「何か」とか、まだ名前のない感情を抱えてそれでも普通に生きている「何か」といった、ルールとか根拠では説明できないものの全てに対し、答えを与えた1曲。
こんなもん説明できない。
言葉が蔑ろにされる世界において、唯一のオアシスのような曲が生まれた。
さぁ、そして今月の大賞は……
NEE『不革命前夜』!
こんなアニメーションとの化学反応を見せられたので、インディーズシーンのMV制作において1つの新たなムーブメントが起こってしまっただろうな。
コラボしたアニメーションMVは増えそうだ。なかなかNEEとこむぎこ2000さんの真似はできないだろうけど。
曲はNEEの中でも一段と人間的な感情の温度を感じる。
それは『下品な僕チン』や『万事思通』のライブ熱というよりは、22才前後の彼らが創りあげた青春の無敵感で、これが10代のリスナーの背中は押すし、大人世代のリスナーも消えかけた炎が再び燃えだす。綾野剛も燃えさせたもの。
でも正統派に寄り添ったんじゃなく、NEEにしか出せないケタケタな感じは失わない。音楽のみならずカルチャーを愛する者の気持ちはそりゃ刺すわな。
約2年前の先取り大賞に選ばせていただいたNEEが、ここまで注目を浴びるのは胸熱である。
月間ベスト先取りアーティスト大賞!
今回、厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の6組です。
- Subway Daydream
- CUB
- 今日は白シャツにしようかしら
- CC81
- Broken kangaroo
- Last Lady
このただでさえ相当有望なメンツの中、ベスト先取りアーティストは……
Last Lady!
《紹介ツイート再掲》
YouTubeにある4曲、中には6分越えの曲もあるのに、あっという間に全て、それも言葉を失いながら聴いてしまった
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2020年8月27日
意識の全てを引き込む歌声は、力強くて飾らない言葉によく似合って、とても特別なものに聴こえる
pastleaks、月追う彼方、poor man's rose……福岡の若手バンドが強すぎる https://t.co/oXIHqRiqjT
☆もっと深めてみる
歌声にものすごく引き込まれた。
曲がより力強く、よりドラマチックに聴こえてくるし、実際のスケール感はスリーピースのそれじゃない。
残念ながら開催されなかったけど、スパソニのオーディションのライブ審査に残っていたバンド。既にそれなりの結果を出しているアーティストもいる中で、全くの無名で平均年齢18才で残るのも納得だ。
九州・福岡の若手バンド、神サイやマルシィと言った艷のある歌モノの次の核弾頭には、それに攻撃的なサウンドを携えたロックバンドがゴロゴロ控えている。その1組として脚光浴びてもおかしくない。
大賞は完成度の高いCUBと悩んだ。
恐らく来年のシティでアーバンなフェスには呼ばれそうな気配がある。
Subway Daydreamは早耳のコンテンツにどんどん拾われているし、ネットにどんどん楽曲をアップする今日は白シャツにしようかしらとBroken kangarooはタイプが全然違って面白い。
今月も先取り様でした!
あーとーがーきー
例年通り(やめてほしい)台風が来始めました。今年はフェスvs台風&コロナ&風潮と難敵多すぎ。
ミナホもそりゃ動きづらいわな…
ピークが過ぎたことを期待して、年末の回復を祈りましょう。
レディクレも入場制限したら、もうチケット当たらなくね?(笑)
それでは、この辺で。