↑「空海」のHP、ちょっと遊んでるやん。
誰しもが持つだろう、原点バンド。
僕はRADWIMPSです。
はい普通。
好きになってから11年の愛を語ろうと思ったんだけど、
無理。多すぎていつまでも完成しない。
なので逆に日本一スピーディーに
過去20枚のシングルを紹介します。
”着席”くらいすぐ終わる1枚ずつのレビューです。
実は聴いたことない曲、あるんじゃないの?
それではシングルの歴史をどうぞ!
いくつ歌える?
疾走のRADWIMPSシングルレビュー!
- 1st .もしも 2003.5.3
・限定プレミアシングル。今ではメルカリで2万円前後で取引されてました。クソが。
- 2nd.祈跡 2004.7.22
・8分。カップリング3曲の内2曲名曲、1曲”チン”曲
- 3rd.へっくしゅん/愛し2005.5.25
・「死にてぇ」ソングと純愛ソング。メンヘラ。
- 4th.25個目の染色体2005.11.23
※メジャーデビュー!
・野田さん、愛のために新たな染色体開発
5th.イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~2006.1.8
・この曲、「英語でいっぱい歌ってみたけど、あんまり意味ないよ byしばたありぼぼfrom「ヤバみ」」らしいです。
(さすがにレーベル期待の大型ルーキーだったろうから、方向性悩んでたんだろうな…)
- 6th.ふたりごと2006.5.17
・野田さん、愛のために惑星間ワープを覚える
- 7th.有心論2006.7.26
・でも野田さん、フラレる
- 8th.セツナレンサ2006.11.8
・野田さん、壊れる
(よくよく考えてみれば、英詞、日本語詞、高音、低音、ラップ調、歌い上げ、歪んだギターなど約4分間にこんなにぐちゃぐちゃに詰め込んだ曲はない。もちろん大好き。)
- 9th.オーダーメイド2008.1.23
・当時のMステのシングルランキングで、映画主題歌のケツメイシを抑えて、超無名の大学生ロックバンドがランキング1位を取るという衝撃。
オリコンや他のTV番組でも1位。
- 10th.マニフェスト2010.6.30
・ 野田さん、死す。
- 11th.携帯電話2010.6.30
※マニフェストと同時リリース
・もうスマホっ子には分からない……歌詞でもなかった。
・カップリング「ハイパーベンチレーション」はRADWIMPS史上最も演奏が難しいとか。
- 12th.DADA2011.1.12
・ライブで武田さんがこんな表情になる
- 13th.狭心症2011.2.9
・「有心論」や「ふたりごと」のラブソングから入った人、「おしゃかしゃま」や「DADA」の早口が気になって入った人を蹴散らす。
・と、ともに本当にRADWIMPSを好きになった人にはこの曲を聴いて「一生付いてく」と決めた人もいる。それくらい聴き手へのインパクトが強い曲。
- 14th.シュプレヒコール2012.8.1
・池上彰
- 15th.ドリーマーズ・ハイ2013.3.27
・インタビューでメンバー自身も「説明不要」と言い切る快作。
- 16th.五月の蝿/ラストバージン2013.10.16
・あまり邦ロック知らない人の前で「POPな曲歌うよー」って前振りしてから、五月の蝿を歌ってみよう。まずウケます。(もちろん、その人のキャラにもよりますが)
- 17th.ピクニック2015.6.10
※野田さん主演映画「トイレのピエタ」主題歌
・作詞は野田洋次郎というより、園田宏。
園田宏のラストシーンのまま作ったって感じ。
・だとしても、日本アカデミー賞の放送で野田さんがいた時の、明らかに違うオーラ感はすごかった。
- 18th.記号として/‘I’Novel2015.11.25
・オリコン13位。えぇ…
・9月にドラムの山口さんが活動休止発表。でもMVに智史のドラムがあって、ファンは感動の渦に。(一時の解散危機を知ってただけにね)
- 19th.君の名は。English edition2017.2.22
・外国人が一番好きなアーティストに選ばれたって、マジっすか、Mステさん。
20th.サイハテアイニ/洗脳2017.5.10
※アクエリアスCMソング
・君の名は。の勢いそのままに青春感全開。とても4年前に人の膓で縄跳びをしてた人には思えない。洗脳はその補填か?
個人的にRADWIMPSを「君の名は。」再ブレイクに導いたと思うシングル曲があります。
こうやって振り返ってみると、売り上げは減ってたし、正直地味な時期もありましたね。特に携帯電話とか、シュプレヒコールの辺り。
2006年の「RADWIMPS 4」までのアルバムで、元彼女への恋愛を歌い終えた後、野田さんは今度は個人ではなく世界全体の愛や平和について曲で表現していったと言われます。
それに加え、途中2011年の震災もあり、よりその思いが強くなってたと考えられます。
その結果、世界に伝えたいこととファンへの思いがパンクして、野田さんの中で「愛」というものが、まとまりきってない状態だったのではないのかなと思います。(それでこのクオリティなのも凄いけど)
ただその様々な「愛」の形に苦悩する自身に区切りを付けたのは、この曲だと思います。
早口に頼ったりもせず、ひねくれたりもしない、
爽やかに振り切れた曲。
今まで醸し出していた「世界に対する漠然とした不満感」や震災の重さみたいなのが一気になくなった。
いやなくなったというよりは、様々な経験を積んだ結果、RADWIMPSが初めて真正面から笑顔で人の背中を押した曲だと思います。そりゃ説明不要なはずだ。
オーダーメイド以降、世界に受け入れられようと画作していたRADWIMPSが世界を受け入れなきゃと気付いたんですね。
それでやっとスッキリできた。
そんな状態だからこそ、
また五月の蝿のような100%バイオレンスな曲も書けたろうし、
俳優という未知の挑戦に足を踏み入れたろうし、
その経験が「君の名は。」の製作に大きく活きたでしょう。
メンバーの学生終了後「世界」「家族」「友人」「メンバーやスタッフ」「自分」「ファン」、様々な形の愛に触れて、
その答えとして、メンバーが自信を持って誰の背中も押せる”ドリーマーズ・ハイ”が作れたからこそ、
「君の名は。」で”前前前世”・”なんでもないや”のようなRADWIMPS 4までの時のように「君」に対して、再び100%の力で愛を歌えたんだと思う。
ファンから見て、正直”ふたりごと”のような盲目的なラブソングは、
もうアラサーのRADWIMPSには歌えないと思ってました。
正直そんなずっと社会派なRADWIMPSは嫌だなと個人的に思ってました。
だから”前前前世”を初めて聴いたとき、「野田さんが、久しぶりに愛のために無茶なことしてる!(野田さん、時代を飛び越える)」と歓喜したものです。
RADWIMPSのイメージを一新したきっかけになったこの曲、
僕はもっと評価されるべきだと思いますね。
もちろん人によっては違うシングルを大事なキーポイントにしてるだろうし、
アルバムの中の名曲がRADWIMPSを次のステージに押し上げた人もいるでしょう。
そこはもうRADWIMPSが今好きなら自由です。
ともあれ、今月21日発売の21thシングル
「Montain Top/Shape of Miracle」を
楽しみに待ちましょう!
この辺で。