まずONAKAMA勢(主にオーラル・ブルエン・フォーリミ)は等しくにわかです。僕は。
ちょうど大学卒業の近くに出始めて、
社会人になりたての忙しい時期に完全にシーンに定着したので、
全然チェックが追い付きませんでした。
各々好きな曲は「エイミー」「DAY×DAY」「Terminal」。くっそ、にわか。オススメ教えてくれ。
ただまぁ、にわかなりに聴いてみたり、ライブ見たりして、
「そんなに批判されんでも。」
でもちょっと
「そんなに評価されんでも。」
と思う場面が、
音楽アカウントを始めて1年弱で、
少なからずありました。
普通にいいバンドだと思うけど、
曲も、曲以外のところでも、
なんか評価が雑多すぎる。
A型には耐えられん。
ということでここいらで改めて、ONAKAMA勢を中立にパワプロっぽくデータ化しちゃいたいと思います!
パワプロってのは野球ゲームです。まぁ知らんでもすぐ理解できます。
邦ロック好き歴11年目、20代半ば男性の頑張った中立感覚をお楽しみください。
ちなみに僕は相当な野球オタクでもあります。
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パワプロ査定って、どんなンゴ
ちなみに「~ンゴ」って、元々野球から来てますからね。
パワプロではプロ野球選手の能力をA~Gで評価してます。(今、Sもあるんだっけ?)
例えば野手(バッター)なら、パワーや走力や守備力、
投手ならコントロールやスタミナをA~Gで表してます。
ホームランをバカスカ打ってた松井秀喜ならパワーはAとか、そんな感じです。
今回それをバンドっぽく当てはめて、
- 詞
- サウンド
- 歌唱力
- ライブ
- アイデア能力
- メンタル
の6項目を各バンド査定します。
アイデア能力っていうのはまぁ、
セルフプロデュースとかグッズとかの意識とか、そんな曲を聴いてもらうために何工夫してるか?みたいな。
正直、現に売れてるので、そんな批判的な内容にはなりません。毒舌スタンスじゃないし、炎上怖いし。(読者0)
ただ、「売れた理由分かんない」と言われて悔しい人だったり、顔ファンじゃねぇし!と思ってる人に届けばいいかな。
1番 センター THE ORAL CIGARETTES
守備位置はなんとなくのイメージ、気にしないで。
- 詞→C+
- サウンド→C+
- 歌唱力→B+
- ライブ→B
- アイデア→B
- メンタル→B+
言っとくけど、C以上は僕の中で普通に高評価ですからね。
まとめると、もちろん基本良曲なんだけど、あの天性のエロい声以外は、頭の良さと努力ですごくカバーしてるバンドな気がする。ベース京大だしね。
良曲作りまくるけど、決め手のないバンドも多い。なんかオーラルもコンテストは取ったものの、「自分達もそうなるんじゃないか?」という不安と早々に戦ってた気がする。コンテストが乱立しすぎてることも、ちゃんと知ってただろうし。
だから自らを「BKW」と呼んだり、ライブでも定番フレーズを作ったりしてるし、MASHではリーダーシップを頑張って出そうとしてるんじゃないかな。(良きお兄さんキャラの定着)
あと山中さんはよく体調崩すけど、その度に「不屈の這い上がり感」を出せるようプロデュースの工夫、そしてかなりの努力をしてることが感じられる。
で、実際武道館まで登り詰める。
こういうなんかストーリー性があるとこに、ファンは惹かれて、増えてるんだろう。
そしてこのストーリーを聴き手に共有しやすいように、絶対いつもオーラルチームは考えてると思うな。
ということで、何がなんでもやってやる!な不屈のメンタルとそれを演出するためにいつも決死のライブしてるということで、こういう査定にしました(シャキーン)。
2番 ショート 04 limited sasabys
- 詞→C
- サウンド→B
- 歌唱力→C+
- ライブ→B
- アイデア→A
- メンタル→B
にわかの僕はフォーリミを見てて一見派手な若手だけど、すごく堅実なプレーをする選手にしか見えないんだよね。
いかにメロコアをもっと幅広い層(特に若い層)に浸透させるか、ということを狙ってると思う。
だからまぁ音楽性をすっごく気にする人からするとほとんどの曲が一緒に聴こえてると思う。
そこがフォーリミに対する批判の中心だと思うんだけど(そもそもダイブやハイトーンボイスに嫌悪もあるのだろうけど)、
フォーリミは今の段階でその層は狙ってなくて、昨今のフェスブームで生まれたライトな層を手に入れるために、
横の繋がりを大事にして、まだまだ若手の段階にしては大規模なYON FES始めたり、あざといインスタアップしたり、わざとノリやすい曲を狙って作ってる気がする。
だってホントに無闇にノリやすいメロコアばかり作ってるバンドだったら、ライブのファンの姿勢に何回もぶちギレたりしないでしょ。
それも多分、今後お前ら、もうすぐ年取ってダイブばっかできんくなるんだ。今後しっとりとした名曲もバンバン作るから、それにも対応できるようにしとけよ。という意思表示だと思うな。
こんな感じで人生設計が今の若手で一番しっかりしてそうなのでアイデアはA、実際にメロコアを手に届きやすいところにする技術があるのでサウンドを高評価にしました(シャキーン)。
2年後、すごいバラード作りそう。
3番 ピッチャー BLUE ENCOUNT
- 詞→B
- サウンド→B
- 歌唱力→C
- ライブ→C+
- アイデア→C
- メンタル→C+
カッコいいを愚直に追い求めるよね。
シンガロングも英語もラップ調もとにかく頑張ってる感じ。
そりゃこんだけ頑張って結果出たら号泣するわ。
前の2バンドに比べたら、いろんなタイプの曲でカッコいいレベルに達してると思うから評定上げてるし、
メディア露出も一生懸命こなしてると思う。
ただ前の2バンドに比べたら
次どんな手を打つのかな?という期待感が少し薄くなってる。
去年も夏フェス向けの曲や、
アニメ主題歌を担当したけど、
まぁ「ブルエンだな」って感じ。
やってくうちに手が打てる「カッコいい」の種類も減っていくから、
何気に今日の「行列」はかなり大切だと思う。
ただインディーズ漁りしてると、「元気になる言葉を一生懸命歌えば届く!」みたいな”表面的ブルエン”がまぁ多いこと。
いくらバンドサウンドが好きでも、基本的に人間として、
赤の他人に勇気付けられても、知らんがな。でしょ?
ブルエンはその心理の壁をクリアして、希望の歌を歌い続けてるし、
やっぱり性格も良さそうだし、
そういう薄っぺらい事を歌ってしまってる伸び悩みバンドにコーチングするという仕事したら面白そう!
”泣き虫田邊先生のガチンコバンド塾!”
視聴率取れるわー(シャキーン)。
既にやってそうだけど。
まとめ
今の時代で歌の力のみで売れてるのは、ごくわずかになってると思います。
長い歴史の中、今トップシーンにいるのは、洗練に洗練され米津玄師やamazarashiぐらいになってる。
ちょっと前にはそういったバンド多かったけど、勢い落ちてよく解散や脱退してますわ。
SNSがある以上、
やっぱりSNSは使わないといけないし、
すぐ情報が拡散されるリスクを考えないといけないし、
またフェスがSNS映えするんだ。これが。
増えてる以上、そこでも結果を残さないといけない。
だからSNSでもメディアでもライブでも、
バンドは確実に演じてはいるよね。
そこが世界観が半端なくて、素直に曲だけで勝負するバンドが好きな層には嫌われちゃう、もしくは曲ファンvs顔ファンが生まれる理由。
でもそれはあくまで、時代の変化でバンドに評価される項目が増えてるだけ。
ライブ以外のところも頑張ってるから、相対的に曲の評価が見えにくくなってるだけで、曲のレベルが低いというわけではないです。今はそういうとこも含めて”上手い”バンドが武道館とかでします。
なーんか結局いろんな評論家が言ってることと一緒になってる気もするけど、
- 僕もそれはTwitterのインディーズ開拓でアホほどバンドの曲聴いて分かりました。
だからまぁ初心者がパッと聴いて「名曲!」と思われる曲がONAKAMA系含め、今の若手バンドに少ないのはたしかかもね。
でもそれって時代が進むにつれ難しくなってるのは当然だし、売れてるバンドは時代に合わせたやるべきことはちゃんとやってる。
なので今後「今のバンドは~」という人がいたら、
「じゃあ、あなたはずっと平成に捕らわれてて。私達はちゃんとこのバンド達と次の元号行くから」
と、内心思っとけばいいでしょう。
ま、互いの好みを認め合うのが一番ですがね。
それでは、この辺で。
ONAKAMA系の事、そんな簡単に言うなって思った人はごめんね。