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【勝手に】必ず原石が眠っているコンテスト・十代白書2019の決勝出演者を紹介します

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コンテストが全てじゃないけど、コンテストで活躍したからって売れるわけじゃないけど、やっぱりコンテストで活躍するバンドにはいいバンドが多い!

全国で言うと、ROJACKや未確認フェスティバルもありますが、
関西発祥のもので言えば、eo music tryとこの十代白書ではないでしょうか。
この4つはもう地域がどうというより、全国的な知名度や影響力、出身者などはなかなか強いと思います。

そしてこの十代白書というコンテストは、画像の下の企画/制作のところを見てほしいんですけど、
ここのライブハウス通らなきゃ、全国には羽ばたけないというような、関西を代表するライブハウス8店が携わってるんですね。(もちろん他にもそういうライブハウスありますけど)
そこでのライブハウス予選を通過したライブハウス代表7組+各店舗予選第2位から復活した3組、計10組の10代バンド・SSWが、
去年はミナホでtetoやKing Gnuも立ったBIGCATで決勝に挑むという、
すごい汗の臭いがするバンド青春劇みたいなストーリーがあって、毎年ドラマを生む、今やロックシーンになくてはならないコンテストです。

またそういうライブハウスが主催で、本当にライブ好き・バンド好きが選ぶコンテストなので、
副賞のインディーズデビューやKANSAI LOVERSという大舞台に立てるのもエグいですが、
「そういう人たち」から認められる感があるというのが、何より嬉しいことなのかもしれません。
過去優勝はもちろん、決勝進出者でも今でも活躍するバンドやシンガーが多くいます。
ぜひホームページをご覧いただきたいです。

http://juudaihakusho.com/


で、まとめて何が言いたいかと言いますと、
このアカウントは間違いなく押さえとかないといけない10組なわけです。

正直まだ若いバンド・SSWなんで、そんな情報があるわけではないんですけど、
いつもの感覚で紹介をしていこうと思います!
実行委員会に怒られたら消します!
それでは、どうぞ!!!


もう既に去年から熱視線!な2組


◯揺れるドレス
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大人でもハッとする歌詞、頭のスマートさとサウンドのテクニカルさを思う存分感じさせているのに、
全く嫌みなく"平凡の中から見つけられる"幸せや寂しさ・儚さを歌い、
全年代から共感を得そうなジャンルレスなバンドになっていきそうな雰囲気がある。

未確認フェスティバル決勝進出経験もあり、対バンも同年代の強力なバンドとよく行って、今メキメキと実力が伸びているバンド。
新Trailerの幸せな2分間のこと!

揺れるドレス 1st mini album「遊び心」無限に牛乳が溢れ続けるトレイラー - YouTube



◯anica

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最大手音楽配信サイトEggsにおいて、
2018年年間ランキング8位、『在り来りな日々』が楽曲ランキング5位、未確認ライブ審査進出などの実績から、
今や関西の10代バンドと言えば、な存在になっている。
Eggsやいろんなバンドのライブ情報で常に名前あった。


その『在り来りな日々』での溢れんばかりの音の熱量が、そのままライブハウスにこだましてると思うとワクワクするし、もう今はホントに目の前のライブだけに集中してるというオーラを感じさせ、そりゃファンは増えるなと思った。
2位復活から頂点あるぞ。

anica(anica_official)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



去年から名前は知ってた3組!


◯CAT ATE HOTDOGS

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体を躍動せずにはいられないサウンドに、Vo.ひこの「渋若い」歌声がさらに引き込ませる。
ネット上の音源を片っ端から聴いたけど、
歌詞もサウンドどこか木造建築のような日本古来の温かみがありつつ、
そこに「ネオ」という言葉を付けたくなる先進的なシステムキッチンもあるカッコよさ。

eo music tryの2次審査に残ったあたりから、
関西ライブシーンや早耳インディーズ好きで注目されつつあるバンド。
来年の今頃は相当に大きくなっているのは想像に難くない。
『kikanju』やばいな。

CAT ATE HOTDOGS(CatAteHotdogs)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



◯よく振ってお飲みください

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弾き語りでも十分映えてた低音女性ボーカルの力強い歌声と、
負けじと強さも器用さも感じさせる演奏隊は、
明るいバンド性も相まって、一度捕まったらもう抗えない。銀魂」の主題歌合いそう。

「ヤマコレ」というコンピCDで存在を知ったけど、
ボーカルのシンプルな歌唱力は一つ抜けている気がする。
ここにBIGCATで満開の「バンザイ」の手が挙がる展開になれば、無敵じゃない?
(もちろんその曲をするかどうかは分かりませんが、『バンザイ』という曲めっちゃいいです)

よく振ってお飲みください - YouTube



◯my sister circle

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上記のよく振ってお飲みくださいと同じ「ヤマコレ」というコンピCDで知ったバンドでライブも着実増えてる。
また違った魅力のある女性ボーカル擁する、女3男1のバンド。

正直フルで聴けたのは『鏡』だけなんだけど、
どのライブ動画にもギラギラとした熱が良きエモさとなって前面に出ており、
この前ボーカルのサワコさんがWOMCADOLEのライブ見に行ったとツイートしてて、すげぇ納得した。他にも結構熱いツイート見てるし。
なんか似た物は間違いなくある。
新たな4人のスーパーヒーローが現れるかもしれない。

my sister circle (@msc_band_)さんをチェックしよう https://twitter.com/msc_band_?s=09




バンドに負けてない!SSW2組


◯みらん

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アー写の雰囲気だけ見て、大人しい理知的な世界観なのかと思ったら、
優しい歌も、ストレートに刺さる歌詞も似合う。
「…」の余韻も「!」の感嘆符の強さも表現できて、

見てる側の感情をしっかり揺さぶってくる。

嘘とカメレオンやももすももすなどの著名アーティストも出演する、
「ひつじウォーズ」というサーキットにも出演が決まってたり、
愛はズボーンのMVにも出演するなど、
今後ロックシーンにも定着していきそうな彼女。

みらん『未完成』MUSIC VIDEO - YouTube




◯一菜唄・hinata

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13才!
年齢は関係ないとも思うけど、これは驚くって!芦田愛菜より年下やで!
でも実は昨年もライブハウス予選で2位に着けている。
綺麗な歌声で、弾き語りとか見てると、何でもかんでも音楽を吸収してて末恐ろしくて、応援したくなる。

昨年の未確認フェスティバルでも、諭吉佳作/menという15才が会場を沸かせたが、もうどんどん想像もしないところからアーティストが生まれる世の中になってるんだと思う。
いい意味で怖いもの知らずのパフォーマンスを見せてほしい。

Hinatamusic - YouTube



初耳万歳!虎視眈々と狙う3組

もうここら辺になってくるとかなり妄想で書いてます。ライブ見てぇ


◯アポロノーム

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始動してわずか4ヶ月。
しかし始動企画にFEEDWIT呼ぶし、みらんのところでも書いた「ひつじウォーズ」にも出演するし、
数えられるくらいのライブ数ながら、
関西ライブシーンではよく名前を聞くようなバンドなどと共演しており、
ただのルーキーではないのかもしれない。

6人編成で女性ツインボーカルから生み出す世界観は、
少し緑黄色社会的な優美で雄大な感触を持った。
しかし謎に包まれたベールがどれだけ爆発するか、ワクワクする。

アポロノーム 1st Single “EnDマーク” Trailer - YouTube



◯エホンノセカイ

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『透明になる』と『いつかのラブソング』『パステルカラー』の聴ける部分をしっかり聴かせていただいたが、
久々にインディーズでこんなにキーボードの機械が嬉しそうに鳴るバンドを見つけた気がする。
青はるまきを思わすようなポップと哀愁のセンスを感じる。

過去からのライブ情報を見ていると、
前回の十代白書優勝で、ROJACKも優勝し全国的な勢いに乗るthe paddlesも、
その実力を認めていることが窺える。
そんなカッコイイ先輩に続いてほしい。

エホンノセカイ(EhonNoSekai1)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs



◯orbit

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頑張って情報を探したんですけど…
なんか「キノコ!キノコ!」と歌っている曲はありました。
でも、そういう路線かどうかも全く分からない男女ツインボーカルのスリーピース。
ベースが僕が好きなバンド、五秒ルールのサポートもしてた。

ただ運良くて京都MUSEの代表になれるわけがない。
ある意味一番楽しみである。

※3月9日更新
初MVを公開!
心地よい不気味なグルーヴ感と柔らかい女性ボーカルが個性を放つ。
いろんな曲を聴いてみたいと思いました。

Orbit 「Fall」(Official Music Video) - YouTube




まーとーめー


まずその1月のライブハウス予選の時点で、
インディーズシーンでは名の知れたバンドやSSWもいて、
そこの激戦をガチで勝ち抜いた10組なので、まずそこを褒めなきゃなわけです。

そして決勝は一発勝負のライブ審査。
その日の体調やら、出番順やら、あらゆる要素をプラスにして、
その日一番いいライブをした人が勝つ。
10代の若者にはすごい酷な気もするけど、そもそもライブって毎日が一発勝負という感じだろうし、
何がどうなるか終わるまで分からない、このドキドキ。
ここがライブのいいところで、聴き手も生きた心地を得られるんだと思います。


でも本当僕は演者に楽しんでほしいし、こんな紹介文を書いてなんですが、
音楽以外も含めた人生のステップアップとして良い経験になってほしいなと思います。
これきっかけに音楽に対して燃え尽きてしまったり、注目を浴びたゆえの辛い未来も待ってるかもしれませんが、
僕はただ単純に10代とか関係なく、3月27日は平成終了以降も付き合えるような良い【音楽】との出会いがあることを願っているので、未来とか期待とか関係なくやりきってほしいです。
その後、どういう選択をしても見守るというのが、十代白書を投票するファンの義務だと思ってます(さすがに決勝にはいないだろうけど、若い女の子だからって応援・投票する人がいなくなりますように)。
そしてガチで、悩んで投票します。


あぁ楽しみだ。




それでは、この辺で。
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