あっちゅう間に1年が過ぎた、
という恒例行事。
遊津場です。
いやでも、それなりになんかいろいろあったと思うし、それゆえに考えるだけで行動しなかったなみたいなのもあるから、空っぽではないんだけど、空けてしまった時間が目立つ、そんな1年だったかもしれません。
「仕事だけに追われるだけの人生よりはマシや!」と聞こえそうだけど、本来仕事で人生が埋まってしまうのはダメなことだし、いちいち「普通」を恵まれてるなと考えてたら、前進はないんだろうなと思います。
普通を保つのにみんな精一杯で、そこから少しでもはみ出すには前置きがいる社会は、たしかに話題になったウーマンの村本が言った「日本は平和じゃない」なんだと思いますね。
ウーマン村本さんとマイヘア椎木さんが対談してた記事面白かったです。
ということで今年最後の!
月間ベストソング大賞と月間ベスト先取りアーティスト大賞を発表していきましょー!
月間ベストソング大賞!
今月、まぁ年末入るんで11月~12月上旬でいいなーと思った曲を列挙します。
あぁちゃんと有名なのも聴いてるんだなと思ってください。
大賞は最後に発表します。
ユアネス「凩」Official Music Video - YouTube
○ステレオガール『ぼくらはわかくてうつくしい』
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ものすごいロックな生命体なんだということが伝わる1曲。
『GIMME A RADIO』で引き込まれなかった人も、この曲には引き込まれる。
「イーヤサーサー!」とか、本当にロックを楽しんでないと入れられない。もうアーティストという目でしか見れないな。
SXSWでも自然体で頑張れー。
○SUNNY CAR WASH『ファンシー』
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最近の主流として、改めて矢継ぎ早に言葉をオールドスタイルというか普遍的なロックサウンドに紡ぐというのがあると思う。
それを誰がやり始めたかは、もう少し時間経ってから判明するだろうけど、SUNNY CAR WASHはそのシーンを作っていってる要因のバンドになっていることが伝わる曲。
○[ALEXANDROS]『アルペジオ』
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こんなにカッコよくて、木村拓哉まで出演してるのに、最早このレベルでもちょっと余力を感じるくらいに響いてきているドロス。
世界進出まだなのー?という声もありそうだが、相当鍛え上げられている最中なんだろうなと思った。
○ユアネス『凧』
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元々注目されるきっかけになった物語性に、ライブバンドとしての人間性がしっかり肉付けされていると思った。
その人間性というのは表現はしがたいけど、それがユアネスの色だし、もしこれがよくあるギターロックと言うなら、感受性の病院に行ったほうがいい。というかせめてYOUTUBEの曲は全部聴いてから匿名コメント書いてほしい。
○WOMCADOLE『ライター』
○the cibo『7th chord』
○ヒトリエ『ポラリス』
○シベリアンフィッシュツリー『走馬灯』
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まず上2組聴くと、今スタンダードなカッコよさを鳴らすバンドって少ないんだなと思う。
自分を信じてるカッコよさを、周りに合わせず強い音で鳴らすのが難しい世の中なんだなって。
逆に下2組は、強い音はなくても、自分達のやり方で圧倒してやろうという、また違った信念がカッコいい。
少しキザなくらいで疎まれる世の風潮を壊すことを託せるロックバンド4組。
○BiSH『stereo future』
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『プロミスザスター』は名曲だと思ってるし、断念したけどブログ書くにあたって、他の曲も聴いたけど、めっちゃカッコいいと思った。
でもこの曲は、やっぱり各々の個性がより際立っている気がするし、フェスの大きなステージ立つには、これくらいやりきらなアカンのかというのが、バンドを見る以上に感じれる。
○RADWIMPS『PAPARAZZI~※この物語はフィクションです~』
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長くなったので一言。
次のアルバムは絶対一番ロック。
さぁ、そんな中で今期間でのベストソング大賞は……
ネクライトーキー『ONE!』!
今年4回目の「アルバムじゃねーか!」
正直前半のほうは『オシャレ大作戦』の楽しい感じ一辺倒だなぁと感じていたが、『がっかりされたくないな』からの寂しさを帯びまくっているエモさは、もうさすが経験値のあるメンバーがいるバンドだなと思うし、でもこれはコンテンポラリーの生活で歌うには難しい、もっさの声だからこそ歌える曲ばかりで、おもちゃ箱のような楽しさと卒業アルバムを見て回想してるときのようなジワっとくる感覚が共存してる、思わず拳を突き上げるアルバムでした。
あともっさと朝日さんで、全然歌詞違うじゃんというところも楽しかった。
来年はどんな作戦を立ててくるのか、このノンフィクションを食い入るように見ていきたい!
月間先取りアーティスト大賞!
先月、「これくるぞ!」と厳選先取りさせていただいたアーティストは以下の11組です。
- CENTRAL DOGMA
- The mono-Curation
- CVLTE
- CASANOVA FISH
- the old kinderbook
- LUCY IN THE ROOM
- Man'hattan Holiday
- ヨルトエ
- 花冷え。
- shandy Wz
- EGGEST
この11組全員ヤバいですが、そんな中から選ぶベスト先取り大賞は……
EGGEST!
突然すぎるおめでとうございます!
『 Parutüto 』MV ー EGGEST - YouTube
<紹介ツイート再掲>
ごめん。昨日で紹介は最後の予定だったけど、すごくいいガールズバンドを見つけてしまった
— 先取り邦ロックの遊津場 (@sakidori_yutuba) 2018年12月7日
ゆるく優しいスタートから、右肩上がりに切れ味鋭いロックに変わっていくのは、バンドとして理想系であり、無二の個性が輝く条件
どんな曲を出しても終着点が想像できないような世界に引き込む完全に実力派 https://t.co/UmgpucadsL
<さらに深めてみる>
他の紹介組ももちろんこれからジャパネクには出るようなメンツだと思うんだけど、最後の最後にかっさらうほどの魅力が十分にあった。
言葉遊びをしながら、右肩上がりで力強さが増していくこの感じは、発想力を常に大事にしている姿勢と天性のライブバンドである力強さを同居させてそうで、隙のないガールズバンドになれる可能性を感じた。
あの体操のシーンは本人なのかね。
さすがは加藤マニという感じもあるけど、個人個人も面白い人物のような気もするし、来年はぜひ全国でその名を見たい。
いわゆる98世代のCASANOVA FISHも、既に荒波に揉まれてもタフに乗り切れる地力を感じるし、CENTRAL DOGMAやLUCY IN THE ROOMはまだ情報が少ないが、これからも続けてほしいと思えるセンスを持っている。
ヨルトエやCVLTEあたりはもう注目され始めている。
あと紹介後に解散してしまったんだけど、The mono-Curationは音楽人の集まりって感じがしたし、これからの各々の活躍と年内発表予定のMVに期待したい。
まとめという名の表彰式
ネクライトーキーには、なんか犬が喜びそうなおもちゃを、
EGGESTには、ソフトクリームの持つところのスナック部分を差し上げます。MV見たら分かる。
さて、毎月発表してきたこの月間ベストソング大賞ですが、「どうせならそれぞれの年間大賞も決めてくれ」と言われたことがあるので、それも勝手にやります。
言っても、それなりに大人なので、そういうことに対して、なんかいろんな方面から声がありそうですが、継続性と同じくらい、選抜性って大事だと思うので、勝手に決めます。
そもそもまだなんの影響力もないアカウントなので、誰も一喜一憂しないでしょ(笑)
まぁでもこれで誰かの何かに繋がり続け、いつかこれにも箔が付けば最高ですね。
デザイン面ももっとちゃんとしたいし。
それでは、この辺で。