邦ロック最前線情報局

元地方勢の目線から、邦ロックの最前線を

多分今年レディクレ行けないから、思い出を語るレポ

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レディクレって多分、僕は一番好きなフェスなんです。
暑くないとか、メンツとかはもちろん、西日本の邦ロック好きが今年最後のはしゃぎ納めみたいなあの解放感。

個人的にも山口県からはるばる仲良しな友人達が例年来るってのもあって、本当に毎回楽しいんですよね。
あと外に設置してるモニターと、毎年の干支の垂れ幕が好き。


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でも今年はちょっと厳しそう。
いろいろあってチケット動き出すのが遅かったのと、その中、今年はCDJ狙ってるというのがあって。
ミナホに2日参加で体死んだのに、西と東の年末フェス参加するのは無理です(笑)
山口県の友人には申し訳ないけど。

というわけで僕がレディクレ行くには、CDJ外れて、友人が重複して連絡あるのを待つしかない。CDJ外れたら悲惨なやつ。つーか友人も結婚とかしてるから、来ないような……


しかしまぁ思い入れもあるフェスなので、ちょっと振り返ってみます。
あんまり初参戦の方の予習にはならないですけど、「そんなことあったなーorあったんだー」と思ってもらえれば!


2013年


初めての応募。
結果は行けませんでした。
というかBUMP OF CHICKENRADWIMPSが出るというイカれた倍率に跳ね返されました。今思ってもこの豪華さはなんだったんだろうか。

でも当時はほぼライブなんて行ったことなく、フェスというものも身近に感じたことなかったんですが(応募も1回しかしてないし)、ここで応募したことで初めて「フェスに行くということ」を意識し始めた気がします。



2014年


夏にロッキン行ったことや、その前述の山口県の友達などと仲良くなったのもあって、「絶対行く!」と決めて臨んだ2014年。

友達・後輩の力も、たしかお母さんの力も借りに借りて、打席で言うなら30回は立ったと思うんですけど、全部外れました……
ふと思ったんだけど、当時は電子チケットとかなかったから、こういうことができたのかな?
どっちにしろ、絶対ブラックリストに載った!と思いました(笑)。

しかし!友達が重複となり、27日に参加できることに!やったー!

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記憶はあるもので、
オーラル→グドモ→ユニゾンandropthe telephones大森靖子クリープハイプ→OKAMOTO'Sの順で見ました。
星野源がいるのが時代感じる。

マジで情報ゼロで見たオーラルは今思えば当時は『起死回生STORY』の一本槍だったなーと思う分、今やもうキラーチューンを何個も持つバンドになったなと思います。
グドモでたなしんがたしかアナ雪にコスプレしながら、ようかい体操を歌ってました。
前年不機嫌だったというクリープハイプも、この年は元気だったらしい。
圧巻は大森靖子とOKAMOTO'S。大森靖子は絶好調かつ絶口調で、休みがてら別コーナーのベンチで見てたはずが、3列目まで引き出されました。
OKAMOTO'SもYOUTUBEで見てた分にはそこまでだったんですけど、やっぱライブなんだなって。最後というのもあって絶頂状態だったんでしょうけど、後ろのスペースのあるところで6人くらいと見て、踊るに踊りました。
これ以降、友人がOKAMOTO'S好きというのもあるんですが、フェスにいたらやっぱり見ようかなってなってます。


2015年


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新卒で入った会社で、心身をぶっ壊され退職し、フリーター2ヶ月目の状態で行ったこの年は28日に参加。まさかの一発で当たった。
お金をこのレディクレまで、メチャクチャ節約してたのを覚えてます。そしてその鬱憤を見事晴らせました。(ちなみに晴らした年明けすぐに行きたい職種に就職が決まったので、転職活動中もフェスに行くことをオススメします←)


TOTALFAT→ブルエン→SHISHAMOORANGE RANGEBIGMAMA→ミセスが入場規制で入れず→ユニゾンスカパラ


TOTALFATの熱いMCが弱ってた心に刺さって目頭が熱くなったり、ブルエンがワンコーラスback numberの『クリスマスソング』歌ったり、おみくじコーナーで引いたおみくじのラッキーソングがユニゾンの『天国と地獄』で、それをやってくれたりとどのバンドにもハイライトがありましたね!
スカパラではKen Yokoyamaとのコラボが見れました。


ただこの年の優勝はORANGE RANGE
やっぱり世代ど真ん中なんで、往年の曲はフルで全部歌えるんですよね。
あんまり僕もお客さんに歌われるの苦手派ですけど、あの時は多分会場が一体になって歌ってましたね。
近くの10代の子が「なぜ全ての歌詞わかってるの!!!」って驚いてました。
ロック、しかもパーティソングが根付くのって本当に難しい時代になった分、ORANGE RANGEの凄さを示すステージでした。


2016年


普通に仕事で行けませんでした。
ヤバTが初めて出た年みたい。


2017年


カムバック。
1回外れてから当たったっけな。
このアカウント始めて初のレディクレ。
なので「ソノダマンさんのようなレポしたい!」って思ってた点が、唯一今までと違う点かもしれないです(笑)



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行ったのは2日目なので、B'zは見てないです。いつかリベンジしてほしいな。


LAMP IN TERREN→THE BAWDIESNICO Touches the Walls→ゲスの極み乙女。スピッツSuchmosキュウソネコカミ

クレイジ~(『クレイジーマンのテーマ』byキュウソネコカミより)

約4年振りのテレンは、少し喉の調子が悪そうでしたが「自分達にはまだ早いかもしれないステージですが、必ず役目を果たします!」みたいなこと言ってたけど、その役目をしっかり果たす、ステージを大きく使った優雅なステージングでした。
で、BAWDIES終わったらいつの間にか友達がマイヘアにダッシュしており、スピッツまでぼっちでした。
いやでも本当フェスでのダッシュ移動は危険ですし、レディクレはフードコーナーやイベントブースも充実してるので、時間に余裕をもって、トータルとしてレディクレというものを楽しんでくださいね。

そのぼっちタイムでゲスの極み乙女。を初めて見たんですが、すごい音が強いですね。
ギターがなくても十分と思ったら、ギターを持っての『戦ってしまうよ』。更なる相乗効果を生みました。
こんなに圧倒されるとは思わなかったし、そりゃモテるわと思いました。
ちなみにマジでスピッツを見たくて、ライブを巻いたらしいです。


そのスピッツですが、会場の伝説を目撃してる感がスゴかったですね。
オールドファンはもちろん、10代にとっては教科書の人ですから。
その1ヶ月前のロックロックこんにちは!で、僕も念願のスピッツデビューを果たしてたんですけど、ロックロックこんにちは!の時はファン向けでマイナーな曲も多いし、カバーでポルノグラフィティの『アポロ』するのも知ってたんですけど、この日は『空も飛べるはず』『楓』『ヒバリのこころ』と名曲を織り混ぜたセットリストで、もう子供の頃から親の車から流れてた自分史を思い出して感激。会場もほとんどの人が泣いてたんじゃないでしょうか。
満足感スゴかったです。



まとめ


本当にレディクレはチケットは軒並みソールドアウトのイメージになってきてますけど、フェスデビューにもいいと思うし、コスモスクエア駅からの道中のワクワク感はなんなんでしょうね。
帰ってからも興奮ですぐ寝付けないというのを、未だ体験するフェスです。

そしてキュウソネコカミも去年言ってましたけど、やはり関西の誇りというか、関西のバンドがミナホや見放題など、関西のサーキットライブ、全国のサーキットライブ、全国でのツアーを経て、やっとレディクレの若手専用のステージ(Antena)にたどり着き、さらに上へというこのストーリーも、流れになっていて好きです。(普通に関東の若手もいるけど)
今年は誰が出るのかというのも、インディーズ好きにはたまらない。あ、過去1回もAntena行ってないじゃん!


さぁ今年。この春は主催のFM802の新生活テーマソングの『栞』がとても話題となり、そのメンツがほぼ27日に揃いましたので、トリはクリープハイプで全員集合があるかもしれませんね。
28日の平成最後の大トリは去年の大トリ・キュウソネコカミもいますが、同じ関西出身のフレデリックとオーラルも虎視眈々と狙ってるでしょう。



こんなこと書いてたらやっぱり行きたくはなってるんですけど、まだまだ生涯のうちに何回も行きたいので、わざわざ僕が言うことでもないですが、ルールとマナーはしっかり守って行く人は楽しんでください!転売チケット買うなよ!






それでは、この辺で

栞